らかんさんが そろたら そろそろ
まわそじゃ ないかいな ヨイヤサノ ヨイヤサ ヨイヤサノ ヨイヤサ …
rakansan-ga sorotara sorosoro mawasozya naikaina yoiyasa-no yoiyasa yoiyasa-no yoiyasa ・・・・・
数人で丸くなって座る。おのおの自分のしぐさを決め、「ヨイヤサ」の掛け声に合わせ、まず自分のしぐさをして、次に右隣の人がするしぐさをまね、次々と回していく。 そうやって何回回るか競う。

五島のわらべ歌のご紹介です。「らかん」とは阿羅漢、仏教で最高の修行者のこと。 佐々町立図書館の末永嘉代子館長に教えてもらった「しぐさ回し」遊びは、地域の集まりのときなどに遊んでいたそうです。 館長は、高校生の遠足のときに、クラスのみんなと五社神社でワイワイ笑いながら遊んだ楽しい光景が思い出されると言われました。 この遊びは、子どもから大人まで楽しめ、人数が多いほど難しくなりますが、リズミカルになり面白くなっていきます。 しかし、最初コツが分からないうちはしぐさが途切れて、一回も回すことができないでしょう。 人は最初におのおののしぐさを頭で覚えてしまおうとしがちです。これが失敗のもと。しぐさを覚えるのではなく、ただ隣の子のしぐさを流していけば、スムーズに回りだします。 そうなるとスピードも速くなり、全員が「ヨイヤサ」の掛け声で一体となります。まさに、神輿(みこし)を担ぐような感じです。 わらべうたは、あかちゃんへの語りかけ歌や顔遊びに始まります。 一人遊びから段々に遊び仲間が増え、手をつなぎ、声を合わせ歩いたり、追いかけっこしたりなど、人と人の触れ合いで遊びが広がっていくのです。 子どもがコミュニケーションをはぐくむのに欠かせない遊びだと思います。 (長崎新聞 掲載)