わらべうたとゆかいな日々
わらべうた 長崎のこと スモーク(くん製)

この春からワークの場所も内容も一新しました。

スタートは「いろはの実」。わらべうたで使うつくし「ずくぼんじょ」を清山さんに教えてもらいます。みなさん真剣な手しごとです。

初回はなかなか羊毛チクチクが進まない、やっと一本完成です。

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でも、次回の5月21日に残り&みつばちを作りますよ。

わらべうたかるたも登場。各地、もちろん長崎のわらべうたもあそびます。

充実したワークが始まっています。どうぞ気楽に参加されてください!!

会場は長崎駅前県営バスターミナル3F松藤ぷらざです。



うた

ちんちき やまぐぁ むっくい むっくい はなさち はなさち うてぃてぃ だーりち ひっちかま ひっちかま ぷぃ〜



あそびかた

沖縄のしぐさあそびです。

きろく

東京の昭島で坂野知恵さんがやっている「わらべうた倶楽部」で教えていただきました。

沖縄のことばは独特ですが、沖縄出身の友だちに聞くところによると
ちんちきやまぐぁ→(ちんきる=つねる やま=山 ぐぁ=小さい) むっくい→(もっこり)はなさち→(花が咲く)うてぃてぃ→(落ちる)だーりち→(そのような状態になる、しまう) ひっち→(ちょこっととっては)かま→(食べよう)ぷぃ〜→(?)

かわいいしぐさがあって面白いです。からだをゆすって踊りながらうたいたいですね。

知恵さん曰く、ぷぃ〜で腕をなであげるのが何だかステキだと。 まったくその通りで、意味も訳もないところにわらべうたの面白さは詰まっています。

親と子の自由空間「ほっと」での「わらべうた倶楽部」に参加してよかった!!

さっそく長崎でもあそんでみよう。(No.231)


うた

つんなんごう つんなんごう いざきのはままで つんなんごう



あそび

手をつなぎ列でうねり歩き→列の先頭は、すきなところへ列を進ませ、
うたの2回目で先頭が最後尾につく

きろく

博多、筑前一円で幼児が手をつないで遊ぶときにうたった。

享保の飢饉の時、荒戸の米倉から出されるお救い米を貰いに行くのに、行き倒れを防止するため、手をつなぎ、助け合って行ったことから、うたわれるようになったという。

享保の飢饉とは、江戸四大飢饉の一つ。1732年に冷夏、長雨の天候不順上、イナゴやウンカなどの害虫があり、大飢饉になった。

福岡藩でも全人口30万人の約20の%6、7万人が飢餓で亡くなりました。手をつないで行かなくてはならない切迫した時代があったのですね。

江戸では、この大飢饉によって打ちこわし、コレラがおこり多くの犠牲者を弔うために、徳川吉宗隅田川花火大会を始めたそうです。

第57回わらべうたでは他に羊毛鈴つくりもして、賑やかなワークショップでした。No.230

(参考文献・日本わらべ歌全集 福岡のわらべ歌)



うた

ぜんぜが のんの ぜんぜん の ぶたんこは いらんか ぶたんこを かわんか?



あそびかた

0歳児は抱っこしてゆっくり歩きながらうたう

1、2歳児になったら、おんぶして歩きながらうたう、 又は、子どもを大布やバスタオルに進む方向と反対に座らせ、引いていく

きろく

ぜんぜは背中、のんのは乗るの意味です。

ゆったりと背中にのせて「ぶたんこ」を「**ちゃん」と名前にかえてうたうのも楽しいです。

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島原の寺田保育園では、懇親会の親子わらべうたであそびました。

長崎の稲佐保育園の研修も6回目です。赤ちゃんクラスの先生方は楽しんでわらべうたを保育にとりいれていらっしゃいます。

このうたが運動会、親子ふれあい会でも活かされてうれしいことです。

No.229 (参考資料 わらべうたであそぼう 明治図書)



うた

せんぶは 四枚の はねもっとる あしゃ 六本 とべとべ



あそびかた

0〜1歳児(おすわりできた頃から)
1)高い高いをして、赤ちゃんのお腹を頭にのせる (あたま) 
2)足にのせてゆすり、ひっくりかえりさせる (ひっくりかえり)



3歳児
3)子どものお腹に大人の両足をあて、子どものからだをピンとさせる→高くあげ、足乗り飛行機のように上下させる 空中あそびはここです。

きろく

せんぶとはトンボの方言で、竹とんぼで遠くに飛ばすあそびです。

長崎の加津佐町では「せんぶ」長崎市では「へんぶ」と 言われていたそうです。 「あしゃ」とは足のことです。

島原でわらべうたを始めて3年がたちました。2016年の春陽保育園のテーマは、わかい先生方に舵取りを任せて各自のプログラムを組むことでした。

担当された先生は、不安ながらもはりきってチャレンジ。かんばって指導されている先生の姿は生き生きしてて素敵でした。

1)No.227 2)No.228

(参考資料: 佐賀 長崎のわらべ歌 柳原書店)



うた

おなべの かいもち にえたら もってこい あずきじゃ ねぐさい きなこで もってこい



あそびかた

円並びに座り、となりへお手玉を渡していく

きろく

このわらべうたは石川県に伝わるものです。

桃山時代、石川県の要城・末森城の戦いで佐々成政に攻められ落城寸前のおり、城主・奥村永福の妻が疲弊した兵士を励まし持ちこたえたのが わらべうたになっているそうです。

かいもちをお手玉にみたてて、わらべうたであそんでいます。

3、4歳児はスムーズに渡せないので、おにぎりを握るしぐさで良いと思います。5、6歳になったら、左手で「もってこい」の「こい」でお手玉を渡すタイミングをゆっくり始めてみましょう。

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第53、54回わらべうたワークショップで取り上げましたが、手のしぐさが定まらずワイワイとみなさんの笑いをよんだわらべうたでした。No.226

(参考文献・日本わらべ歌全集 石川のわらべ歌)



うた

ささに たんざく たなばた まつり おてらじゃ こどもの こまだすき まちじゃ おどりさ おんどとろ ささえ ささえ



あそびかた

しぐさあそびです。 うねり歩きをしながらうたう。

きろく

島原の春陽保育園 子育て支援のわらべうたであそびました。参加者15組でにぎやかです。

おかあさんたちは只今、子育て奮闘中。忙しい毎日でも気分転換は大切です。

浴衣もままなりませんが、それだからこそ支援センターで着付け、たすきがけをして祭りの気分を味わいました。

プログラムは、「おちょず」「うまはとしとし」「おでこさん」「チューチュー」「いもむし」「アシアシアヒル」「アッパッパ

まだまだ梅雨が続いて気分は晴れませんが、伝統的な七夕は2016年は8月9日。そのころは縁日などに親子で出かけられるといいですね。

前の「ささにたんざく」はここです。 No.225
(参考資料:わらべうたであそぼう 明治図書)



第52回わらべうたワークショップでうちわ製作をしました。

プログラムは、「ぎっこばっこ」「えんどうまめ」「だまれだまれ」「コゾウネロ」「大黒さん」でした。

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うちわは、30分~40分で出来上がり。みなさん、がんばりましたよ。

10名がそれぞれ手書きでユニークです。ごらんください。

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福が来ますようにとうたいました。次回は7月24日(日)です。



うた

だいこくさんと えびすさん からから にほんへ わたるとき しおかぜ ふかれ またかぜ ふかれ それで おかおが まっくろい



あそびかた

見立てあそび。うちわに描いて、または人形などを使ってうたいます。

きろく

七福神のなかにいらっしゃる大黒さんと恵比須さんです。

もともと日本で古くから伝わる恵比須(恵比寿)。インド発祥の大黒天 毘沙門天 弁財天。中国からやってきた福禄寿 寿老人 布袋。

長崎では、恵比須さんは海辺に像が座ってて海の神様でいらっしゃいます。

ほかに商売繁盛、農村では田の神、かまどの神として祀られるほど日本人になじみ深い神様です。 No.224
(参考資料 熊本宮崎のわらべ歌 柳原書店)



うた

へっぺ へっぺ おらかじやのこだぞ はりさっぽもった それがおっかなか にーげろ



あそびかた

へびに見立てたものを草むらから出してうたう

きろく

新潟県十日町市に伝わるへびのうたです。春になるとへびが山に出没しだします。 それを子どもたちが、威勢よくけちらすためにうたったのでしょう。

みなさん、山でへびに出会う心配がある時にはうたいながら登りましょう。

折り紙へびも作ると楽しいと思います。No.223

2016年5月のわらべうたワーク春陽保育園のわらべうたで紹介しました。

(参考資料:新潟 富山のわらべうた 柳原書店)



菜の花につられたわらべうたワークショップでした。

「ひとりでさびし」の簡単な人形つくりです。

作り方=ピンポン玉に顔を描き→首を部分をくり抜く→首に厚紙をさしこみ→ハンカチの服を着せる

ゆっくりうたって、こもりうたのように二人を添わせます。

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一人一人ちがう目鼻立ち、ほお紅もほんのりとかわいい人形です。

春の出番をまっています!!

来月、第50回わらべうたワークショップは4月24日です。



やっと春らしくなってきました。

菜の花が、畑のあぜ道にそって黄色のふちどりを作っています。

わらべうたに「ひとりでさびし」があります。その数えうたに「なのはなさいた・・」があってこの時期かならずうたいます。

やさしく、ちょっと切なく、しっとりとしたうたです。

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うた

ひとりでさびし  ふたりでまいりましょう
みわたすかぎり  よめなにたんぽ  いもとのすきな
むらさきすみれ  なのはなさいた やさしいちょうちょ
ここのつこめや  とうまでまねく

(参考資料:わらべうた 岩波文庫)



うた

ひなさまこさま やまかわこえて またらいねんおいで



あそびかた

季節のわらべうた
おひなさまを籠や箱において、ゆっくり揺らしうたう

きろく

平安時代のころ、ひなまつりは紙でつくった人形を流し、厄祓いをするの節句ならわしだった。それが時代とともに、立ち雛から座り雛になっていきます。

そして、江戸時代になってだんだん豪華になってきました。

鳥取市の用瀬(もちがせ)町では、流しびな祭りが毎年行われるそうです。

2016年の節句(3月3日)は旧暦では、4月9日。来月の9日までたくさんうたいましょう。

童謡の「うれしいひなまつり」がこの頃よくうたわれますが、わらべうたも素朴でいいですね。

第48回わらべうたワークショップで取り上げました。(No.221)

他に、氷柱のうた「もがんこ」「うめぼしゅたべても」など季節のうたもうたいました。春がもうすぐです。

第47回ワークショップのようすはここです。



うた

いちわの からすが かーかー にわの にわとり こけこっ こー さんわの さかなが およぎだす し は しらがの おじいさん ほら いちぬけろ ほら にぬけろ ほら さんぬけろ ほら し ぬけろ ほら ご ぬけろ・・・



あそび

1)からす、にわとり、さかな、おじいさんのしぐさをそれぞれする
次に隊伍をくみながら門くぐりをする

2)長縄とびであそぶ

きろく

春陽保育園(島原)の年長さんの外あそびです。2)に挑戦しました。

冬に園庭でする長縄とびは、体もポカポカ温まりいいあそびです。

初めは赤の軽い縄でしたが、重さがあるほうが安定して振れることが判りました。急いで太い長縄に仕立てています。

人数が多いので「ほら一ぬけた→十ぬけた」までします。縄の着地をみて、飛ぶ、ぬけるタイミングを合わせるのは年長さんには難しいそう。

でも、いくらでもあそべる楽しさがありました。No.220

上手になったら「くまさん くまさん」のように高度な縄とびにも挑戦してもらいたいです。
(参考資料 わらべうたであそぼう 明治図書)



うた

もぐらうちゃ  こんやまで  もぐらうちゃ  こんやまで ・・・(しばらくしてから) こんくらいうっも てぶらにかえすは  おんごもて  じゃごもて



あそびかた

「もぐら打ち」の行事をまねるしぐさあそびです。
二枚の布を結んだ物や、新聞紙を丸めて、または藁のバットを作って 地面をたたきながらうたいます。

きろく

1)2016年1月17日第47回わらべうたワークショップのきろくです。

あそび方を変えて、藁のバットを叩く下にもぐらさんが潜り込み抜けていきます。チョロチョロともぐらさんも楽しそうです。No.219

2)2005年のきろくです。No.34
南高来郡の有明町に伝わるわらべうたのご紹介です。
同町にお住まいの松本信子さんに「もぐら打ち」の行事についてお聞きしました。

ここでは、一月十四日の日に、子どもたちが集まり町内の家々を回るそうです。農作物に害を与えるモグラを追い払い、豊作や無病息災などを願います。

訪れる家は、新婚のお嫁さんが初めてお正月を迎えた家。その家の軒下の地面をバット状にした藁(わら)を振りかざして打っていくそうです。

藁といっても一メートルくらいの竹を藁でまいて縄できびったものです。 たたいて回ると、その家主から子どもたちにお菓子が振る舞われます。

もしも、お菓子など何も振る舞ってもらえなかったときは、うたの最後に憎まれことばを言うそうです。「おんごもて」とは鬼の子をもて、「じゃごもて」とは蛇の子をもて、とも言われ何とも強烈な物言いです。

また、松浦市星鹿地区では、今年も一月六日に正月行事「もぐら打ち」が行われたそうです。

ここでは「祝いましょ 祝い餅(もち)くれたなら 末も繁盛 世も繁盛」「どーんとどっさり福の神」などという歌詞で、青竹を藁でくるんだ棒で玄関先の地面をたたいたそうです。

わらべうたのことばには、このような福を呼ぶものや、ドキッとするようなことばを大っぴらにうたうあそびが他にもたくさんあります。

いずれにせよ、子どもたちにとってみんなで大声を出して元気にうたうことはストレスがなくなり、その上お菓子までもらえる面白い行事なのです。

(長崎新聞 掲載)(2005年1月10日 東向保育園にて取材)

他に2010年、藁を作っている作っているようすはここ(No.160)


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