わらべうたとゆかいな日々
わらべうた 長崎のこと スモーク(くん製)


うた

あっかとバイ  カナキンバイ   あっかとバーイ   カナキンバイ
オランダさんから   もろたと  バーイバイ

あそびかた

赤い布をふりながら、あかちゃんにうたってあげる。



他に、5.6歳位ぐらいからのあそびがあります。 あっかとばい(2) です。

まず赤い布を持つ役とそれを輪になってとりまく外輪の子どもたちがいます。 大きな外輪になった子どもたちは、時計まわりに歩きながらうたい続けます。

赤い布の役は、うたいながら外輪の内側を時計と反対にまわります。高く持った赤布を「ばあい、ばい」で外輪の子にすれちがいざまに渡し、役を交代しながらあそび続けます。

きろく

このうたは、長崎のお正月のうたです。
長崎の丸山遊女が出島のオランダさんからいろんな彩りの布をもらっていたのでしょう。

かなきん(金巾)とは、ポルトガル語のCanequim。堅くよった綿糸で目を細かく薄地に織った綿布だそうです。 着物の裏地などに使っていました。

長崎の方言で、人に得意になって見せる事を「みせびらかす」と言います。赤布をみせびらかしながら、取り合いあそぶ子どもたちの様子が想像されるうたです。

(参考資料: 佐賀 長崎のわらべ歌 柳原書店)