わらべうたとゆかいな日々
わらべうた 長崎のこと スモーク(くん製)

動乱の幕末を行く 19   長崎新聞

「龍馬伝」が始まって長崎も脚光を浴びてきて新聞や講演会、出版類もたくさんでてきました。
先日も「ジョン万次郎のすべて」という講演会に行ってきました。

長崎新聞の2009年10月17日に掲載されている記事です。
「龍馬と長崎  動乱の幕末を行く 19 」
R0032072

あら、記事の写真は懐かしい出島の石倉庫です。
新聞の写真には、龍馬が購入したライフル銃を保管していたとみられる「19番石造倉庫」
を一部復元した「旧石倉」と掲載してあります。動乱の歴史があった倉庫なのですね。

「龍馬伝」が放映されてブームになっているからというより、私にとってはもっと
身体的な捉えかたで核になっています。

父が毎晩この倉庫の人になり、2階に畳をしいて炬燵に座り研究していた姿のこと。
弟がオシオキに倉庫に閉じ込められたりして妹が助けに行っていたこと。
子どもながらに倉庫の中にいろんなくんちの山車や歴史的に貴重なものがゴロゴロしていたのを
薄暗いガランとした空間のなかに日常として見ていたこと。
鉄の窓を開ける時の重みとか、まぶしい光のさしてくる外と内のコントラスト。などなど、、

私は、そんな身体的な懐かしさが核になっていたので5年前に長崎新聞で「長崎のわらべうた」の
1年間連載が始まったとき出島オランダ商館を舞台にしたかったのでした。

2004年11月からの掲載の中で長崎のわらべうた、”あっかとばい”と”イギリス イギリス”を
この出島の倉庫の中で録画したわけでした。
わらべうたのグループの名前”あっかとばい”もここからもらったのです。

私は、自分の立ち位置から長崎で幕末にどんな人物が活躍し、その当時どんな建物が
建っていたのか解っていけたらと思います。

父のやってきた「長崎の洋風建築」や、出島オランダ商館内に育ったことを
私なりの基板にしたいと思います。