わらべうたとゆかいな日々
わらべうた 長崎のこと スモーク(くん製)


長崎出島オランダ商館跡地で、今年最後の出島の集いでした。

師走になって寒い日でしたが、内外倶楽部に5名がお集まり下さいました。

ここ出島に橋がかかるのを皆さん楽しみにしていらっしゃいます。

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まずは、前回長崎手帖「山里町の雀」の調べ物でした。

宮田さんから、解らなかったことば「椽」(たるき=屋根を支えるために棟から軒先に渡す長い材木)を教えて頂きました。

今回は、長崎手帖のNo.7・8から。「あら、お菓子」渡辺庫輔さんは、長崎のお菓子の指南文を書いていらっしゃいます。

長崎の菓子は、過去に於いては、確かに日本の菓子の先頭に立つものであった。
高松の唐饅頭、仙台の柚べし、佐賀の丸ボウロ、熊本のカセイタ、松山のタルト、博多の鶏卵素麺、平戸のカスドウス、鹿児島の文旦漬など、今日、その土地を代表する菓子はいづれも長崎から製法を伝えてのであった。

それらの菓子は、長崎の町には極めてありふれた菓子であった。それだけに、長崎の菓子屋は、その一つ一つに力こぶを入れなかったのであろう。

長崎には、わずかに、カステラだけが名物として残された。かつて、長崎が天下に誇った砂糖漬けも忘れられた。・・・(長崎手帖・「あら、お菓子」より抜粋)

ここ、オランダ屋敷のお隣さんだった松本さんと宮田さん。
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鶏卵素麺、丸ボウロ、文旦漬。それにもちろんカステラ、鶴の子、饅頭は大好きです。

安土桃山時代に南蛮菓子として長崎から広まったお菓子たちです。

みなさん、和菓子を食べましょう!!




ずいぶん寒くなって師走のなかばになりました。

長崎の心田菴の苔もよかったけれど、何気ない小道の苔が美しい。

ひんやりした朝。苔のみどり、枯葉がぽとり、さわやかです。

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心田菴は人があつまり過ぎて苔が踏まれたとか、ざんねんです。

ちかくに目を向けるとこんな美しい苔がありますね。




大きくなりました。おふたりさん。

見て、見て!! わたしのブレスレットかっこいいでしょ!!と。

ニコニコ顔になってご披露してくれました。

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今日は、「たまりや たまりや」をうたいながら大きなボタンを穴に通してフェルトのブレスレットをつくりましたよ。

あっという間の2年半でしたね。ふたりとも元気いっぱい、わらべうたが大好きです。

2年前の夏にあかちゃんとお母さんのわらべうた講座が出会いでした。



Yちゃんは、春から幼稚園かな? Sちゃんは、弟ができてお姉ちゃんになりました。

スクスクと育ってオシャマなおふたりさんです。




長崎のわらべうたをご紹介に長崎楽会に伺いました。

東京と長崎で開かれている長崎楽会は、東京80名、長崎40名ぐらいの会員がいらっしゃるそうです。

長崎大好き派で郷土のこと、歴史、文化を学習する方々が会員だそうです。

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当日は、長崎駅前の交通会館に29名がお集まり下さいました。

長崎のわらべうたを中心に餅つきのうた、お正月うたなどをご紹介。

プログラム

羅漢(らかん)さんがそろたら  (五島)
イキナガ ショウモン      (佐世保)
もぐらうちゃ          (島原)
町で饅頭(まんじゅう)こうて  (長崎)
十月よ 十月よ         (南島原)
ともさん ともさん       (長崎)
酒屋ごご            (佐世保)
オモヤノ モチツキ
しょうがつさん         (佐賀)

*赤字をクリックするとわらべうたが動画で見れます。

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せっかく、プロジェクターも用意してもらったのに、Windowsとの相性がダメでDVDもUSBも使えなかったのです。

映像なしの講座になりましたが、皆さん、てらわずにわらべうたを楽しんで下さいました。

しょうがつさんのうたは、ご実家が佐賀の方がいらして、昔、うたのようにお正月の準備をされていたそうです。

それを思い出され、懐かしいと教えて下さいました。うれしかった!!

佐賀にも面白いわらべうたがたくさんあります。よかったです。




先日、ゆうこう(柑橘)をもらいました。

外海町にわらべうた取材に行っていたころ、日宇さんからよく聞いてはいても食べたことがなかった。

長崎市の土井首地区と外海地区を中心に自生していた長崎独自の香酸柑橘みかんで、産地化を進めているそうです。

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ミカンのようにむいて食べるのかとカン違いしていました。皮は固いです。

さっそく、ゆうこうティーにしてみました。

味は、レモンに似ていて酸っぱさ、香りももっとマイルドでした。

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ゆうこうティーもいいけれど、焼き魚やフライに絞って美味しいかも。

他に、外海で日宇さんがゆうこうパンを焼いていらっしゃるらしい。

今度、久しぶりに日宇さんともお会いしたいです。




12月のわらべうたワークショップのようすです。

暮れは、保育園で餅つきもあるそうです。まずは餅つきのわらべうた、オモヤノ モチツキからです。

餅つきのベテラン先生から美味しい餅の食べ方や保存のしかたを教わりました。

クリスマスのうたや、お正月のうた、ジャグリングもあそびました。

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プログラム

たなわたし
かごかご十六文
オモヤノ モチツキ
キツネヲ クッタラ
イギリス イギリス
しょうがつさん
がんがん島
銀のそり
*赤字をクリックするとわらべうたが動画で見れます

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年の終わりで先生方は、クルスマス会や発表会の準備でおおわらわだそうです。

ほんとに、師走なんんですね。良い年がきますように!!

前回11月はここです。

次回は、2013年1月20日(日)です。




大人むけのイベント「ゆかいな日々」12月を開きます。

飲んで、食べて、わらべうたから元気をもらいましょう。

わらべうたとお酒・軽食付きで冬の夜をお楽しみください。

ーご案内ー
日時:2012年12月23日(日)午後6時半〜8時
場所:長崎おばんざい・紫織庵 Tel 095-820-5113
   長崎市銀屋町1-1-2F(ふくろ橋たもと)
会費:2000円 (3品・1ドリンク)
定員:15名  (要予約です)
連絡:Tel 095-846-1642 携 090-9797-3709 山田ゆかり 

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物事にとらわれず子どもは、探究心があるのがわかるTEDです。

15:25分の映像のはじめ1分は、人間がいかに過去の認識にとらわれているデモンストレーション。

次にカエルも認識にとらわれて、虫を捕獲している例がでます。

1:30秒後、アリの動画を食べようとしてスマホの画面に突進するカエル姿が笑えますよ。



あそびやゲームからうける面白さ、楽しさは学校の成績とは別格のもの。

ぜひ、先生方や子育て中の親の方々にあそび、好奇心が大切なことをわかってほしいです。

わらべうたもあそびの宝庫。フムフムとこのTEDに見はまりました。




長崎のいこいの里・あぐりの丘に14年ぶりに行ってみました。

冬だからでしょうが、さびしく活気がなくなっていました。

オープン当時、子どもとバター作りなどに遊びに行った記憶があります。

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人もいなければ店も開いていず閑散とした丘が広がっています。

14年の年月で、むかしの農業公園型レジャー施設は静まり返っていました。

時はうつりかわり、物も人も老いていくのを見るとわびしいです。仕方ない。

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寒空に2頭の馬が囲いのなかでポツリといます。まわりは誰ひとりいません。

おいで、おいでと馬にまねき手をすると、ノッソ、ノッソと歩いて近づいてきてくれました。

「さびしかね〜」というと「そうなんだよ〜」と馬の目が答えて。




使わなくなった発芽玄米機をあげたら、ステキなプレゼントがきました。

サンタール・エ・ボーテハンドクリームとフィンランドのバスソルト!!

ショアジギング、アウトドアばかりで、私の手はガサガサ。(顔も、、)

冬は手が荒れるし、初めて使うこのプレゼントにウキウキです。

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さっそくフランス製のサンタール・エ・ボーテハンドクリームを使ってみました。

サラ〜ッとしていてのびがよくなめらか、サラサラ手肌に。香りも好みです。

白魚みたいな手が羨ましいけれど、シミだらけの手をケアしましょう。

冷え込む冬夜にゆったりとバスソルトで温まりましょう。

どれから使おうかなぁ、、。




長崎に住んでいながら、こんな茶室があったのがおどろきでした。

心田菴は、中学校の時に通っていた片渕の山際にありました。

庭園も広く紅葉の木々が夕日にはえ、茶室は美しかった。

江戸時代からの由緒ある日本庭園と茶室「心田菴」の由来

心田菴は、何兆晋(がちょうしん)が長崎片淵郷(現在の片渕二丁目)に建設したといわれる別荘である。何兆晋は、寛永五年(1628)長崎に来た住宅唐人・何高材(がこうざい)の長男であり、万治元年(1658)に唐小通事となった。父・高材とともに清水寺本堂(国指定重要文化財)の寄進を行ったことでも知られる。
 長崎の茶道において重要視された由緒があり、天和二年(1682)の「心田菴記」や、文化十四年(1817)の「心田菴図」など、当地に関わる資料も残されている。長崎市にとって継承すべき歴史的、文化的な遺産である。
名称の由来は「心田菴記」に心田菴主である「何兆晋の心の田畑はとても広大である。まさに子が種をまき、孫が耕すごとく、心の宝である。」と記されている。
 つまり、人は地位や名誉、財産などより、「心の田畑を耕すことが最も大切である」との意味から名付けられたものと察せられる。



今回は、期間限定の公開でした。庭園の奥はまだ整備中。

古い由緒ある茶室が京都ばかりではなく、長崎にもあったのがうれしいです。

長崎の名所になることを願っています。



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長崎市の情報より
江戸時代からの由緒がある、茶室と日本庭園「心田菴」を一般公開します。
入場無料。市街地の中心部で、紅葉の風情を楽しみませんか?

期間:11月17日(土)から12月9日(日) 9:00~17:00
場所:長崎市片淵2丁目18-18 心田菴

事前申込み不要
階段、飛び石があります。足元にご注意ください
駐車場なし。また、車道に面していません
公共交通機関のご利用をおすすめします
【長崎県営バス「経済学部前」バス停から徒歩約5分】
【問い合わせ】長崎市文化財課(電話 829-1193)




長崎市のはずれ、琴海にミカン狩りにいきました。

朝からお天気もよく、大村湾が眺められる形上にミカン畑はありました。

軽トラックの荷台に乗せてもらって山道を登るのも楽しい!! 右左にゆられて、ユッタラ、ユッタラ。

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ミカン畑には一本の木にすずなりのミカンが実っています。チョキチョキ剪定バサミで切ってはガゴに。

無農薬のミカンを味見をしながらの収獲。甘くて酸っぱさもある濃い味です。

むいて食べて新鮮そのもの、ゼイタクです。たくさん食べてミカンでお腹イッパイになりました。

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ミカンの収獲には裏年があるそうですが、米藁を木の下にひいて手をかけられているそうです。

この畑は裏も表もなく、どっさりのミカンが実るリッパな畑でしたよ。

ミカンも野菜もいっぱい頂けてウレシカッタ!! 楽しいミカン狩りでした。

ありがとうございました。




うた

ボウズ ボウズ カワイ トキャ カワイ ケド  ニクイ トキャ ペション



あそび

子どもの頭をやさしくなで、ペションでかるくたたく。

きろく

子どもは、頭をヨシヨシされるのが、ほめられたような、可愛がられてうれしい心もちになります。

うたでさいごに、なでられたのがペションでたたかれる。その落差がおもしろいと思います。

頭にかぎらず、おしりや、足などでもうたってあげましょう。

(参考資料:わらべうたであそぼう 明治図書)




「TOMITALIA トミタリア展」ではソファー、器、テーブル、ティーポット、花器、タペストリーなど。

どれもこれも冨田デザインが、よく考えられてステキなものばかり。

とりかぶと岳の自然の中で、洗練された身近に使うものがあって心地よい空間をつくっていました。

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「意匠二次元半」について 

僕は外来語の「デザイン」を’意を匠らす’「意匠」とした明治の解釈に魅了されている。身近になりすぎた現代の「デザイン」の陰に隠れて、「意匠」は簡潔で美しい響きとニュアンスがあるように思われる。造形や図案に限らない、もっと本質的な生きているそのものの反映という意識からも、僕の考えている「what is design」には「意匠」がぴったりで具合がいい。

「二次元半」とは二次元と三次元の間すべてをアナログな「半」の一語に集約したのである。
四次元は三次元の向こう側でなく二次元と三次元の間にあると言う人もいる。

浮世絵にあるのは、光と陰の現象を写実的にとらえるリアリズムとは対照をなす、図と地のバランス、即ち疎密のリズムによってみせていく空間である。伝統的に日本人は、空間を一旦平面的な要素に還元してから認識するといわれている。
重ね並べ、折り曲げといった平面的であることの自由さをうまく活用すれば、量(MASS)から出発する西洋の造形には実現できない領域があるのではないだろうか。直感したのは1990年。ロンドン。
三次元空間であくまでも平面とその質にこだわり、そこから立体へと造形を展開していった場合、出来上がりはおのずと彫刻的な三次元のあり方とは違う。その違いの本質を称して「二次元半」ということにしたのである。三次元には未だたどり着かず、二次元との狭間をさまよっている……..いつもみる夢。

「一点」にこだわり、その情報価値を高め、他の「点」とを結んでいる「線」を増やし、それぞれを太くしていくこと。情報発信力のパワーアップこそが、デザイナーの仕事であると確信している。「点」は無数にあり、世界は宝の山である。

ローカルに徹し、グローバルに発信してゆく。グローバルに思考し、ローカルに行動してゆく。

デザイナーと職人集団との共生も、知恵と技のバランスは、図面に終わらず、工房での対話+職人たちのネットワークによってすべてが可能になり、すべてが不可能になると思う。
                                                            冨田一彦


「ローカルに徹し、グローバルに発信してゆく。グローバルに思考し、ローカルに行動してゆく。」いいことば!!ですね。

冨田一彦さんのコンセプトにフムフムと感じ入りましたよ。

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大村市のとりかぶと自然学校・生活科学研究所で開催中でした。

そこは、大村の高速インターから降りて15分ほどで、 鳥甲岳(とりかぶとだけ)の山麓にありました。

蛇行した山道をのぼると数棟の建築が並んでいます。壁全面にポリカーボネートで覆われている八角形の建造物。

その会場で冨田一彦さんの展覧会が開かれていたのです。

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私の部屋にあるお気に入りのソファ「FUKPUK」(フクプク)のデザイナー。

長崎出身で世界的に活躍されている方です。

イタリアから帰国されて初の「TOMITALIA トミタリア展」ワクワクでしたよ。

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自然に囲まれた会場はよかった。作品もすばらしかった。

ザンネンなことに、撮影OKをもらえたのにGoProがカメラモードのままで動画をとりそこなったのです。

最終日だったのに、しまったぁ!!


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