わらべうたとゆかいな日々
わらべうた 長崎のこと スモーク(くん製)

最近、私は twitter(自分の呟き、140文字)をしています。

その中では、私が自由に選んだフォロー22名(他の人のつぶやきを自分のタイムラインに
表示する)のtweetも読めるんです。
フォロー22名の中に作家の高橋源一郎さんがいます。 その人のイベントのご紹介です。

高橋源一郎さんの「午前0時の小説ラジオ」が連夜「ほぼ日」からライブ中継されました。

ライブ中継は、2011年2月15日〜19日まで。午前0時から140文字で言葉を姿と共に発信でした。
第1夜は36コマ。全夜全文は@takagengenで読めます。
でも、毎晩のUSEREAMは、翌朝にまとめてtweetを読むのと別ものですよ。

カタ、カタ、カタとキーボードを打つと音と姿。
メモを見る視線、思索して留まっている数秒間、、、、不思議な緊張が。
ポスト・イットの挟んである本をめくる、、サワ、サワ、サワ。

他は何も無いのですが、作家が言葉を紡いでいる瞬間がリアルタイムに。
毎夜、その瞬間を見守る約1500人たちがいるんですよ。
USEREAMを見て、刻々とtweetする知らない人たちの言葉のおびが流れていきます。


第1夜は「生涯に一度しか文章を書かなかった老人の話」

木村センは、明治24年(1891年)、群馬県吾妻郡中山村(現・高山村)に生まれた。
センは、読み書きが要らない農民の子で、、、18歳で嫁ぎ、働き詰めの64年間。
5男4女をもうけ、晩年、怪我の為に働けなくなる。

最後に、字を孫と一緒に習い直し、一生に一回だけ文章を書く。
それが、木村センの遺書。


第1夜は「生涯に一度しか文章を書かなかった老人の話」
第2夜は「神話的時間について」
第3夜は「一度だけの使用に耐えうることば」
第4夜は「いいんだよ、そのままで」
第5夜は「忘れられないことば」

そのライブ中継の後の糸井重里さんとの対談もスゴ〜ク面白いんです。再配信は無いそうで。
ライブ中継室での直後の興奮冷めやらず、、、高揚感がありますよ。

私は、このところ毎晩が楽しみで、、、、5夜のライブ中継にワクワク、そわそわ。
「PCば打つ音だけ、、、とにお母さんヤバイ!!」って。娘が心配顔で言います。


「出島大宴会」の前には見学の一般人たちにプレ・イベントがありました。
ヴァイオリン、フルート演奏、オペラのお披露目でカピタンが日常に暮らしていた畳敷の
カピタン居間で演奏されたんですよ。

自然光が柔らかく落ち着いた室内で、お殿様も目をパチクリして観てただろう洋樂が目の前
で聴けて皆さんタイムスリップされたでしょう。

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その上、晩餐会の前に特別に長崎検番の芸妓踊りも披露されてプレ・イベントとしては豪華な
顔ぶれでびっくりでした。



今はクリスマスは当たり前の風潮ですが、江戸時代の長崎出島内でもご法度だったのです。
でも、出島内で暮らすオランダ人は食事も祭り事も大変苦心していましたね。

禁教のクリスマス祝いを「冬至会」「お正月会」とカモフラージュするとはみごとに
郷に入れば郷に従えっていう知恵でしょうか?
きっと、当時のオランダ通詞の計らいも多大なものだったんでしょう。

たまたまプレ・イベントに居合わせた見学の人たちは、わぁ〜、出島ではこんなのが
平常あるのだ!と勘違いしたかもしれませんね。


モーツァルトのオペラ魔笛を招待されて行ってきました。
オペラ魔笛は10年ほど前に娘と行ったアルカスさせぼ以来です。
全2幕上演、約3時間というモーツァルトが生涯の最後に完成させたオペラです。

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長崎ブリックの大ホールも久しぶりで2002人の席がほぼ埋まるほどの盛況でした。
あらら、、と知った顔ぶれの方もたくさんいらっしゃっててこのオペラの人気度が高い
からでしょうね。

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前回、観たときは音楽絵本「魔法の笛」やNHK放送の芸術劇場での前衛的な魔笛を観て
その時期も魔笛フィバーで楽しみました。
私は、夜の女王の「ああ、怖れおののかなくてもよいのです、わが子よ!」が好きですが
ほかに「私は鳥刺し」など有名なアリアもたくさんあります。

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私は、2幕目の夜の女王の「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」は、自分が歌うの
ではないし歌えもしないのに、、、、高音の声が大丈夫かな?と不安になるので落ち着
いて聴けないのは困りものですね。

ピアノの連弾でRちゃんとKちゃんは「おいらは(わたし)鳥刺し」を少しずつ練習して
完奏録音したのが懐かしいです。
二人は仲良しになってもうすぐ高校生です。 わあ〜、月日は速いです。

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