2009年06月29日

くもはあっぱい No.148


くもはあっぱい べべきいて ちゃぶくろばんばに しかられる かやのきやまの ひのくれを  うまにほだつんで おりてくる じいのもどりの おそいこと くもはあっぱい べべきいて じいがもんたら ゆっちゃろう じいがもんたら ゆっちゃろう

kumo-ha-appai bebekiite tyabukuro-banba-ni sikarareru kayanokiyama-no hinokure-wo uma-ni-hodatunde oritekuru zii-no-modori-no osoikoto kumo-ha-appai bebekiite  zii-ga-montara yuttyaarou zii-ga-montara yuttyaarou

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聴かせうたです。 夕焼けの情景を思いながらゆっくり歌います。


この歌は、高知の土佐の山村で歌われる夕焼け唄とあります。 真赤な夕焼け雲に赤い晴れ着を連想して、できることなら あの雲のように、わたしもキレイな晴れ着をきたいものだという意があるそうです。  馬のひずめの音にあわせて歌いましたが、夕焼け空を見上げながらゆったりと 子守り唄のように歌ってあげうのも良いと思います。(参考資料:わらべうた 岩波書店)

2009年05月31日

ねんねん(でんでん太鼓)No.147


ねんねんねんねん ねんねんや このこの ねたまのしごとには おおきなしまへ わたって にないや さざえを とってきて ゆでたりやいたり してくわしょ

nennen-nennen nennenya konoko-no netana-no sigoto-niha ookina sima-he watatte ninai-ya sazae-wo tottekite yudetari yaitari sitekuwasyo

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こもりうたです。 ゆっくりとうたって聴かせます。


この子守り唄は京都のねさせ歌です。 京都府竹野郡に伝わるでんでん太鼓(三)とあります。(一)(二)は山の方、 (三)は海の近くでうたわれていたのでしょう。 長崎も海に島、魚や海産物もたくさんとれますので、この歌は身近な子守唄です。 夏のころになると、レインスティックを鳴らしながら波の音を出してうたっています。 (参考資料:京都のわらべ歌 柳原書店)

2009年04月30日

おっくんさん(狐遊び) No.146


はやおきゃ よっといで おっくさんをよばろ やまんなかの おっくんさん おあすび おいでんか  いま ねとるでのう  あさねんぼだなあ やまんなかの おっくんさん おあすび おいでんか  いま おちゃのこだでのう おーそいおそい やまんなかの おっくんさん おあすび おいでんか  かわいのぼうだで おたのみに  はーいはい あのやのかどのかどまつを さんべんまわってわらえ

hayaokya yottoide okkunsan-wo yobaro yamannaka-no okkunsan oasubi oidenka ima netorudenou asanenbodanaa yamannaka-no okkunsan oasubi oidenka ima otyanokodadenou oosoi-osoi yamannaka-no okkunsan oasubi oidenka kawai-no bodade otanomi-ni haai-hai ano-ya-no kado-no kadomatu-wo sanben-mawatte waraei


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問答つきの鬼ごっこ遊びです。 鬼になる狐の子が、一人輪の中に座って寝たふりをします。 そのまわりを数人の子どもが手をつなぎうたいながら 鬼のおっこんさんと問答します。 中盤、輪のなかで一足早く逃げたい子は「かわいの ぼうだで おたのみに」で先に輪の外に出ます。 鬼は、最後の「わらえ」で立ち上がり外の輪の子を追いかけます。つかまった子が次の鬼役です。


このわらべうたは、愛知県の鳳来寺の北の山の奥、奥三河地方で歌う唄 だそうです。 この遊びは、小さい子や一足先に逃げたい子にはそれらしい台詞があって 面白いと思います。 鬼ごっこは苦手な子どもでも抜け道があるので 臆せずどんどん遊びたいものです。屋外に出れない時などの室内で遊びだそうです。 (参考資料:わらべうた 岩波書店)

2009年03月08日

とんとん(道成寺)No.145


とんとん おてらの どうじょうじ つりがね おろいて みをかくし  あんちん きよひめ じゃにばけて ななよに まかれて ひとまわり ひとまわり

tonton otera-no dozyozi turigane oroi-te mi-wo-kakusi antin kiyohime zya-ni-bakete nanayo-ni makarete hitomawari hitomawari


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手まり遊びです。 他に、うたい語り遊びにもできます。


このわらべうたは、謡曲「道成寺」を始め歌舞伎、浄瑠璃、常磐津、長唄、地唄等で有名な安珍清姫の伝説に取材した曲で 岩手、大阪その他にも行なわるそうです。昔の伝説がいろいろな演し物で人々に観られ 伝わって、子どもたちにもわらべうたとして遊ばれたのでしょう。いろいろな演し物で内容のちがいはありますが、大人にかぎらず、子どもにとっても清姫の怨念、蛇に化身、追いかける話が熊野地方にあることは驚きだと思います。うたい語る遊びの一つとしてはぴったりなので ”あっかとばい”では演者、客者の役割をふまえて遊んでいます。 私は、わらべうた遊びの中で子どもが幼いうちから役割をふまえて演じる、聴く、観るという作法や型ができるというのは大切なことと思います。(参考資料:わらべうた 岩波文庫)

2009年01月30日

おでこさんを  No.144


おでこさんを まいて めぐろさんを まいて はなのはし わたって こいしを ひろって おいけを まっわて すっかり きれいに なりました

odekosan-wo maite megurosan-wo maite hana-no-hasi watatte koisi-wo hirotte oike-wo mawaate sukkari kirei-ni narimasita


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顔遊びです。 おでこさん(ひたい)から、おいけ(口)までを数回づつなでながら唱えていく。


この顔遊びはあかちゃんにしてあげたいわらべうたです。 2歳ぐらいからは、子どもがおかあさんの顔にしてあげるのも微笑ましい姿で、交代にしながら遊んでいます。他に”あっかとばい”では紐を使っていろんな顔をつくって遊んでもいます。 丸い顔、三角、四角、時にはムンク顔もありどんな顔を作るかそれも楽しい遊びになります。    (参考資料:わらべうたであそぼう 明治図書)

2008年12月28日

しょうがつさん No.143


しょうがつさん しょうがつさん なーんみやげ もってきんしゃろ みかんに つりがき くーり だいだいところに とうらばし こーんぶ

syogatusan syogatusan naan-miyage motte-kinsyaro mikan-ni turigaki kuri daidai tokoro-ni tourabasi konbu


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鏡餅をみたててお手玉や手を重ねながらうたう。


このうたは、佐賀のお正月のわらべうたです。お飾りは、それぞれに縁起をかついで、昆布は「よろこぶ」栗は(勝栗)で「勝運が強い」吊り柿は「しわがよっても甘くて人から喜ばれる」ところ(山芋の一種)は「白髪が生えるまで長寿を祝う」と言われているそうです。 お正月には、年の節目や縁起をかつぐおせち、詞など大切に伝えたいものが沢山あります。 私の子どもの頃は、お年玉がもらえる楽しみやおせちと長崎独特のくじら、中華の皿盛りでおごちそうだったこと。 今は捨てるのでしょうが、お正月過ぎて鏡餅がひびわれ、カビるので大きな水瓶につけて保存し食べていました。そのカビ臭い水っぽいお餅が思い出されます。 (参考資料:佐賀のわらべうた 音楽之友社)

2008年11月29日

あめふんな No.142


あめふんな こふんな おやまの こどもは みのかさ もたんど

ame-funna ko-funna oyama-no kodomo-ha minokasa motando


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布を頭にかぶせ、雨を避ける様で歩いてうたう。


このわらべうたは、宮崎のうたです。今でこそ、傘を持っていない子どもはいませんが、昔はみのかさも無く、雨に降られた子どもたちは急いで雨宿りの場所まで駆けて行ったでしょう。 藁葺きの家の軒下で着物の裾をからげて、天をみながら早く雨よ上がれ!の情景が目に浮かびます。 最近は、使い捨ての傘が横行しているおかしな時代になりました。私は、傘を持てるというありがたさを感じてうたいたいと思います。  (参考資料:わらべうた 岩波文庫)

2008年10月22日

とうきょうと にほんばし No.141


とうきょうと にほんばし がりがりやまの ぱんやさんと つねこさんが かいだんのぼって こーちょこちょ

tokyoto nihonbasi garigariyama-no panyasan-to tunekosan-ga kaidan nobotte kootyokotyo


しぐさ遊びです。東京都で手の甲を一本指で2回つつく、同じく日本橋で2回(二本指で)。ガリガリ山で手の甲を2回ひっかき、 パン屋で手の平に返し2回叩き、つね子で手の甲を軽く2回つねる。階段で腕を二本指で肩の下までのぼり、こちょこちょで 脇の下をくすぐる。


このうたは最後までのつつく、引っ掻く、叩く、つねる、はい上る、くすぐるのしぐさが子どもにはたまらなく 面白く、何度もしてもらいたいわらべうたのひとつです。 遊ぶということは、目を合わせ肌に触れる体感を伴う 遊びが原点です。公園にいっても子どもだけで遊んでいるのは勝手に遊ばせている、テレビを見せているのもテレビに 遊びを預けていることです。 私は、子どもは親のうたってくれた声を聴いたり、体感を通して遊でもらったという記憶を 積み重ねるものだと思います。 たくさんのわらべうたをしなくても、一つのうたをくりかえし遊ぶので十分だと思います。 (参考資料:わらべうたであそぼう 明治図書)

2008年09月29日

たなわたし No.140


たなわたし たなわたし しずかにわたす こがねのゆうひ おにのいないうちに おにのいないうちに

tanawatasi tanawatasi sizuka-ni-watasu kogane-no yuuhi oni-no-inaiuti-ni oni-no-inaiuti-ni


人数が少ない場合は、飲み物をこぼさないように渡す遊びにします。 多い場合は、子どもの輪の中に鬼になった子を一人いれます。外輪の子たちは歌いながら、鬼にわからないように布や小石、木の切れ端をまわしていき、歌が終わると鬼はその物を持っている子をあてます。当てると交代です。


この遊びは、長崎のわらべうたでハンカチ落とし遊びの一種でしょう。私は、ハンカチ落としやこの多人数での遊びで大切なことは、気配を感じとる力だと思います。鬼は、外輪の子どもたちがそおっと渡していく時の微妙な声の変化や表情を汲み取り当てなければなりません。最近は、このような遊びもしなくなって子どもも大人も、人の微妙なの表情のメッセージを汲み取る事ができにくくなってきています。高度な遊びなので子どもに限らず大人も遊ぶと面白いと思います。
(参考資料:日本のわらべうた 社会思想社)

2008年07月28日

おらうちの No.139


おらうちの  どてかぼちゃ  ひにやけて  くわれない

orauti-no   dotekabotya   hi-ni-yake-te kuwarenai


しぐさ遊びです。輪になってすわり、かぼちゃにみたてた大ぶりのおもちゃを渡していく。


かぼちゃの収穫季節になりました。大きな丸ごとのかぼちゃはずっしりと重く存在感があります。   重い丸ごとかぼちゃを”あっかとばい”では渡し遊びにしています。 押しやったり、抱えたり、ごろんごろんと転ばせて渡したり それぞれの運び方はかわいいものです。 渡し遊びの次は、かぼちゃの中央にして子どもを集め、外輪のお母さんたちがカノンを(輪唱)して 歌の渡し遊びにしています。小さくカノンしたり、大きくカノンするお母さんたちの歌声を子どもはよく聴いています。               (参考資料:うたえ!ピアノ 全音楽譜出版社)

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