おしらせ
2025.07.05
南紀の旅 鑑真和上坐像
南紀の旅 終盤です。
奈良の唐招提寺の鑑真和上坐像です。
東山魁夷画伯の襖絵に囲まれた厳かな御影堂に入り坐像を拝観できました。
ちょうど当地の奈良国立博物館では「超 国宝展」開催中で長蛇の列だったそう。でも人波をくぐって国宝を見るのはカンベンです。
鑑真和上(688〜763)は苦難の末やっと6度目に唐から日本へ来てくださった。
その坐像は国宝で毎年3日間、開山忌のみ(6月5,6,7日)特別開扉されます。
開扉は1時間に限定されてて決められた人数だけです。
坐像の前の畳間にはじーっと動かず身を置く人たちもたくさん居ました。
私も1時間近くその場や襖絵をじっくり、じっくり見入って存分に御影堂の空間で心洗われました。
襖絵も厳かで2日前の熊野古道の雨に浮かぶ山波に重なり、1250年前の和上の偉業に畏敬の念!!です。
奈良時代、仏教の伝法を視力を失われても生涯をかけてなされた姿に深い感謝の思い。頭を垂れて心静まるです。
やっぱり、空間って大事です。開山忌に行って良かった!!
(動画 No.451 )