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本「だからこそ、自分にフェアでなければならない。」プロ登山家・竹内洋岳のルール 

プロ登山家・竹内洋岳は46歳。 初めて知りましたが、日本人初標高8000メートル以上の14座全登頂。17年間にわたって成功した凄いプロ登山家だった。

この本は、彼と一緒に天狗岳に登山し(2013年)、10時間のインタビューをもとに書かれた小林紀晴(日本のジャーナリスト、写真家、作家)によるもの。

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標高475.2m岩屋山にしか登らない私に一気読みさせるだけの濃い内容。一部抜粋してみます。

日常生活の中にだって間違いなく死はあるんですよ。ただ、山の中の方が死が見える。・・・たとえれば、普段の日常では相まえる相手の刀が鞘(さや)に収まっている状態でしょうか。それが、山ではその刀が抜き身だと思うんですね。同じ刀だと思いますよ。鞘に収まってるか、収まっていないかだけで刀には違いない。だけど鞘から抜かれてると、心構えが変わります。(105p、106p)

だからか!! 彼は死への細部にわたる想像力と恐怖心を利用して、全力で危険を回避する登山家だった。

考え続けることで自分を保つ。山の頂上は通過点でしかない。(147p 171p)

そうか! 私に当てはめれば、運転事故が死に直に結びつく。何気ない行動のループ感も欠落しているゾ。

私は、幼い時から父に「サッサとヤレ!!」と急かされて育った。行動力はあるが失敗も多かった。「自分の頭で考えてごらん」と待ってくれたら良かったけれど、、子育ては一筋縄ではいかないことも解っている。

その子の性格をよく見なくてはイケナイ。でもすでに、私の子育ては終わったなぁ。

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