わらべうたとゆかいな日々
わらべうた 長崎のこと スモーク(くん製)

うた

きんきんやんぼ やどかすな めしゃさんばいも うちくうて れいもいわずに はっていった



あそびかた

みかんの皮をむき、内皮もむいて指の先に帽子状にかぶせて その指を、動かしながらうたって食べる

きろく

長崎のわらべうたを長崎歴史文化協会の川崎先生に教えてもらいました。

冬に炬燵を囲んでみかんを食べる時、うたってあそんでいたそうです。はっていった(去って行った 長崎弁)

みかんの皮は昔は厚かったので内皮もむいて食べていたそうです。 今のは、品種改良が進んで甘く内皮も薄く食べやすくなってきて、 食べ方も変わってきたと教えていただきました。

みかん帽子を指にかぶせるのはおもしろいですね。 昔は、素朴なみかんでもあそびうたにしていたんですね。
(2005年11月21日長崎歴史文化協会にて取材)



うた

ぎっこ ばっこ ひけば となりの ばんばこ かけた わんこ もってきて
おっぶり かっぷり みなのんだ



座って子どもをひざの上にのせ、手を取ります。うたに合せて舟をこぐまねを
しながら最後の「みなのんだ」の「だ」で子どもを股の下に落とします。

きろく

ずいぶん古いうたのようです。

外海の「ギッコン、バッタン」No.21 のはたおりのうたと同じです。
ことばが面白いので、あかちゃんのころからしてあげたいあそび一つです。

あかちゃんには、最後の落ちのしぐさはやさしくしてあげましょう。
(参考資料:わらべうたであそぼう 明治図書)