うた
つ、る、は、まるまる、む、し絵かきうたです。
つは、頭 るは、耳 はは、眉 まるまるは、目
むは、鼻 しは、あごを描きます。
きろく
波佐見町の今里妙子さんに伝承していただきました。今里さんは、お孫さんに描いてあげると喜ばれるそうで
魔法みたいな絵かきうたが大好きとせがまれては
沢山書くそうです。
眉や目の位置とか、あごを長くするとかで子どもの顔になったり
おじいさんになったりと面白く顔ができあがります。
ことばと書くリズムをあわせて楽しんでみてください。
(長崎県東彼杵郡波佐見町にて 2007年2月9日取材)
うた
あっちはてっち こっちはてらんにゃ てんじんさま きらわっそうてんにもちこい うちやぶれ
あそびかた
しぐさあそびです。
おてんとさん(太陽)を指差すまねをしながらうたい、
太鼓を鳴らしながら走りまわる。
きろく
この歌は、島原市有明町の松本信子さん伝承していただいたわらべうたです。冬の寒い時期におてんとさんが恋しくて日向ぼっこをしながら
たくさん陽がほしいと歌っていたそうです。
”あっかとばい”では、冬の寒さや、内気になる気分を吹っ飛ばすように
気合いを入れてあそびます。
陽を呼び込みたい!と元気に天に向かって指差し、足踏みをし
そのあと、太鼓を鳴らして、雲を打ち破るように走り回ります。
他に、冬のわらべうたとして同類の「おしくらまんじゅう」のように
あそんでも面白いと思います。
(島原市有明町東向保育園にて 2005年1月10日取材)
うた
どんぶかっか すっかか あったまって あがれ かわらの どじょうが こがいを うんで あずきか まめか つずらのこ つずらのこ
あそびかた
しぐさあそびです。 子どもをひざに乗せ、ゆっくり揺らしながらうたう。 又は、人形などでお風呂ごっこにする。
きろく
このうたは、お風呂でうたうとおもしろいです。
お風呂は子どもにとって体に直に関わる大切な生活そのものです。
親子で、一日の出来事をゆったりと話し、ついついうたがでてくるような 時をつくるのは、なにげない生活の基本で大切なことと思います。
お風呂でうたがあれば、その時間は親との楽しい場となります。 温まる時にゆったりとうたってみましょう。
(参考資料:わらべうたであそぼう 明治図書)