うた
ほたるこい やまみちこい あんどのひかりを ちょいとみてこい
しぐさあそびです。
行灯(あんどん)を持った先頭の子が、手をつないで後続の子たちを道案内して歩く。
きろく
”あっかとばい”では、夜の蛍をさがしに提灯の火を灯してでかける風情を 大切にしたいので、部屋を暗くしてあそびます。
提灯が燃えたりする危険もあるのですが、ローソクに火を灯す前に、 火をあつかう時の注意や身構えもきちんと話します。
花火なども、おとなが十分に火のあつかいを教えてください。
火が危険なこと、後かたずけなども教えてあげるとよいと思います。
(参考資料: わらべうたであそぼう 明治図書)
うた
コゾウ ネロ オイシャ ネロ セイタカ ネロ オレモネルカラ ワレモ ネロ
あそびかた
手あそびです。
子どもをひざの上にのせて指を開かせ、小指から順にまげていきます。
小僧は小指、お医者は薬指、せいたかは中指、おれは人差し指、われは親指。
きろく
あかちゃんの指はかわいいものです。 抱っこして、もみじのようなふわふわの指をやさしく開いてうたってあげましょう。
ゆびをまげる時は、必ず指先を少しつまんでツボを押さえるようにまげてあげると ほどよい刺戟が脳に伝わるでしょう。
私は、最後にあかちゃんの手をおにぎりを作るように軽くにぎりながら 「にんぎ、にんぎ、にんぎ」と唱えます。
(参考資料: わらべうたであそぼう 明治図書)
うた
ととけっこ よがあけた まめでっぽ おきてきな
あそび
にわとりや、それに見立てたものでうたってみせる
きろく
このうたは、あかちゃんから幼児までにやさしく、ゆったりとうたってあげましょう。
うたで使うものは、にわとりのぬいぐるみ以外でもボール、積み木、布でも面白いと思います。
ここでは、にわとりを裏返すとひよこに変身するタオル布地のぬいぐるみを使っています。
うたの後に「朝がきたよ○○ちゃん、おはよう」と語りかけたりもします。
(参考資料: わらべうたであそぼう 明治図書)
カ ーラス カズノコ ニシンノコ オシリヲ ネラッテ カッパノコ
あそび
鬼決めでカッパ役を一人決めます。他の子は、手をつなぎ輪つくりをうたい出します。 うたに合わせてカッパは外輪を歩きます。
カッパは、「ネラッテ」で近くの子の肩に左手を添え「カッパノコ」 で右手でおしりを3回たたきます。
たたかれた子は、カッパの家来になって後ろに従って歩きます。 最後に残った子は、全員からおしりをたたかれます。
次のカッパは最後の子が交代していきます。
きろく
このうたは、カラス、数の子、鰊(ニシン)、おしり、河童など面白い言葉が 数珠のように繋がりあっています。
のりのよい語呂でうたは楽しいのですが、あそびの最後におしりをみんなに たたかれるのでこのあそびを嫌う子もいました。
一時期、おしりをきつくたたく子もいたので嫌がっていたんです。
しかし、始める前にこのうたの面白いところは、最後に逃げないでおしりを たたかせるあそびだということ。
必ず、たたいたほうも、交代してたたかれるほうになるので、 たたき方の塩梅(あんばい)をみんなで考えようと話しました。
それからは、いやがらないで楽しくあそびができるようになりました。
今の子はこういうあそびに慣れていなくて残念ですが、きちんとあそび方を 伝えると楽しくあそべると思います。
(参考資料: わらべうたであそぼう 明治図書)