わらべうたとゆかいな日々
わらべうた 長崎のこと スモーク(くん製)

うた

さんがつみっかの もちつきは ぺったんこ ぺったんこ
ぺったんぺったん ぺったんこ
さあこねて さあこねて さあこねさあこね さあこねて
とーん とーん とってんと とってん とってん とってんと




しぐさあそびです。

まず、二人で向かい合い座ります。

◯子が上下に大きく手拍子を4回前奏します。
次に、△子は歌うたい始めから「〜餅つきは」まで同じように
4回手拍子をします。

◯子は最後まで大きな手拍子を続ける中、その合間に
△子は◯子の手の平を打ったり
間合いでこねたり、とんで打つまねをします。

きろく

現在、長崎で餅つきのあそびとしてして伝わっているわらべうたを
子どもたちに教えてもらいました。

古いものがわらべうたというのではなく、今を生きているわらべうたが
子どもの日常の中に確かにあるというのは嬉しいことです。

子どもにとっては何ごともないあそびでしようが、感動をもってこの
面白いわらべうたに見入りました。
(2007年1月29日長崎市西彼杵郡長与町公民館にて。)

うた

オユキガ トウレバ オタケガ カガム  オユキガ トウレバ オタケガ カガム・・・



しぐさあそびです。 大きなお手玉や布を頭に乗せ、かがんでいきながら落とす。

きろく

冬らしいうたです。

豪雪地方では、雪下ろしや雪囲いが必要なように雪の重みはたいそうなものです。
竹林や木々に積もった雪がその重みでしなり、人がかがむような風になると
落ちていきます。

”あっかとばい”では、雪の重みとドサッと落ちる音が楽しいので大きなお手玉を
作ってしぐさあそびにしています。
長崎でも年に1、2回は積もりますので子ども達は雪だるまや雪合戦をします。

うた

イッチク タッチク タエモンサン タエモハ イクラデ ゴーワンス
イッセン ゴリンデ ゴーワンス モウチット モウチット
スカラカ マカラカ スッテンドン



しぐさあそびです。
軍手の指先にそれぞれ違う人形をつくり、うたにあわせて順に指して行く。
最後の「どん」で当たった指をまげ、最後は五本すべて折り曲げるまでする。

きろく

指あそびです。
子どもは大変な集中力で魅せられたような目つきで聴き入ります。

このあそびは、何回も繰り返さず特別な時にと、一回きりにしたほうが良い
ように思います。
演じる人は、うたい時間がかかるので指を曲げた状態がきつくなってきます。
どの指からうたい始めにするのか工夫をしましょう。

私はこのうたで子どもの時に紙芝居を夢中になって見ていた姿を思い出します。
(参考資料:わらべうたであそぼう 明治図書)

うた

ゆうびん はいたつ えっさっさ そくたつ はこんで えっさっさ



しぐさあそびです。
手紙、葉書にみたてたものを運んだり、手渡したりする。

きろく

このあそびは”あっかとばい”では段どりを楽しみます。

まずは、仮の葉書に宛先の人の事を頭に浮かべてワクワクしながら切り絵を
貼ったり、絵を描いたりしてあそびます。

次の段階は、箱で見立て郵便ポストをつくりそれに投函して仮の葉書が
ポトンと落ちて自分の手から離れるまで。
次は、実際に外に出て葉書を買って書いて切手を貼り投函するまでです。

実際に子どもが葉書を出す喜びと、葉書が時間がかかっても人をつなげて
渡って行くさまを思い浮かべられれば楽しいと思います。
(参考資料:わらべうたであそぼう 明治図書)