わらべうたとゆかいな日々
わらべうた 長崎のこと スモーク(くん製)


うた

じごくごくらく えんまさんのまえで このこがいちばん よいむすめ ぎんのふねうかべて あそびましょ

じごくごくらく えんまさんのまえで このこがいちばん わるむすめ ひのやまとんで あそびなさい

じごくごくらく えんまさんのまえで このこがいちばん わるむすめ はりのやまとんで あそびなさい



あそびかた

ふりわけあそびです。

二人の子が向かい両手をつ ないだ中に一人の子が入ります。
中の子はわきを開けて、ゆすられるように体をゆらします。 うたのさいごに支えられた片方の腕から外にふり出されます。

良い娘は優しくふりだされ、悪い娘は乱暴に振り出されます。

きろく

いろんな地方に、ゆすってふりわけるあそびはあります。

このうたは、長崎の五島(岐宿町)に伝わるわらべうたですが、 京都は、類歌で問答が入っているうたであそんでいたようです。

昔は、地獄とか極楽とかはっきりとした善、悪の基準がことばでうたわれ あそばれていたんですね。

”あっかとばい”では2、3歳から振り分ける時に良い子は、親が手車に乗せて やさしくゆらします。
悪い子の時は、子どもの両手を持って飛び続けさせるあそびにしています。
(参考資料: 佐賀 長崎のわらべ歌 柳原書店


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