わらべうたとゆかいな日々
わらべうた 長崎のこと スモーク(くん製)

東日本大震災にあわれて避難されている方々や、親子の為のわらべうたを紹介します。

だいめい

オデコサンヲ マイテ

うた

オデコサンヲ マイテ メグロサンヲ マイテ ハナノハシ ワタッテ
コイシヲ ヒロッテ オイケヲ マワッテ スッカリ キレイニ ナリマシタ



あそびかた

顔あそびです。
おでこさん(ひたい)から、こいし(鼻)、おいけ(口)までを数回づつ
なでながらとなえていきます。

きろく

この顔あそびはあかちゃんにしてあげたいわらべうたです。

2歳ぐらいからは、子どもがおかあさんの顔にしてあげるのも微笑ましい姿で
交代にしながらあそんでいます。

他に”あっかとばい”では紐を使っていろんな顔をつくってあそんでいます。
子どもによっては丸い顔、三角、四角、時にはムンク顔もつくり、おはじきで
目や鼻をどこに置くかでそれぞれの面白い顔ができあがります。
どんな顔を作るかそれも楽しいあそびになります。No.170
(参考資料:わらべうたであそぼう 明治図書)


東日本大震災にあわれて避難されている方々や、親子の為のわらべうたを紹介します。

だいめい

ねったか ねらんかと 2(こもりうた)

かし

ねったか ねらんかあと まくらに きけばよお  まくら ものゆうにゃあ ねたと ゆうた



あそびかた

長崎県の外海の子もりうたです。ゆっくりとうたってあげましょう。

きろく

長崎の外海にお住いの森ユキさん、山口オキさんから伝えて頂いた子もりうたです。
昔、外海の人々は貧しく生活に追われていたそうです。
子どもがぐずって寝ないと、別のうたで「ねんねした子の かわいさ みぞさ 起きて泣く子の
面(つら)憎さ 面憎い子は 茶釜に入れて 松葉おりくべて ゆで殺せ」があったそうです。

現在のように子どもに、かまっていられなかった時代をうかがわせます。
当時の子どもは、夜早く寝ないと大変なことになるぞ!という
おどかしみたいなものがあったのでしょうね。

コンビニやテレビなど無かった時代は、親も子も早寝、早起きだった事でしょう。
そんな背景があった頃のうたですので、枕がものを申すとは何とも面白い詞ですし
節も美しいと思います。
ぜひ、長崎の子もりうたとして伝えていきたいと思います。

掲載2回目No.157は、あかちゃんとお母さんの講座「わらべうたと小さい人の歯の話」
参加されたあかちゃんの映像です。
ニコニコしながら耳を澄ましてよく聴いていました。

1回目No.50はすっかりお母さんのように、お人形さんに子もりうたをうたって
あげている子どもたちです。
(2004年10月16日 黒崎にて取材)

わらべうたであそんでみると。

今、あかちゃんは母親が不安でいっぱいなので泣いたり、むずがったりして大変でしょう。
2,3歳子どもたちも、元気そうでもまわりの不安を心の底に溜め込み、悲しんでいます。
どうぞ、みなさん、子どもたちの心のケアをしてあげてください。

 お母さんが、あかちゃんや子どもにうたってあげると親子ともに
   心が落ち着き、癒しになります。

 うたが短いので覚えやすく繰り返しできます。

 避難所であそぶおもちゃ、道具がない時に役立つあそびです。

あかちゃんといっしょにあそぶうた集

あかちゃん(0歳)のわらべうた

1歳〜4歳のこどもといっしょにあそぶうた集

1歳〜4歳のこどもといっしょに

大人がうたうわらべうた集(子もりうたを含む)集

大人がうたうわらべうた(子もりうたを含む)



東日本大震災にあわれて避難されている方々や、親子のふれあいをされたい方へわらべうたをご紹介します。

うた

コゾウネロ オイシャネロ セイタカネロ オレモネルカラ ワレモネロ



あそびかた

手あそびです。

子どもをひざの上にのせて指を開かせ、小指から順にまげていきます。 小僧は小指、お医者は薬指、せいたかは中指、おれは人差し指、われは親指。

きろく

あかちゃんの指はかわいいものです。
抱っこして、もみじのようなふわふわの指をやさしく開いてうたってあげましょう。

ゆびをまげる時は、必ず指先を少しつまんでツボを押さえるようにまげてあげると ほどよい刺戟が脳に伝わるでしょう。

私は、さいごにあかちゃんの手をおにぎりを作るように軽くにぎりながら 「にんぎ、にんぎ、にんぎ」と唱えます。

(参考資料: わらべうたであそぼう 明治図書)

わらべうたであそんでみると。

東日本大震災にあわれて避難されている方々へ。

震災から一週間たち疲れも、寒さも、ひもじさもあることと思います。震災から一週間たち疲れも、寒さも、ひもじさもあることと思います。

今、あかちゃんは、母親が不安でいっぱいなので泣いたり、むずがったりして大変でしょう。

2,3歳子どもたちも、元気そうでもまわりの不安を心の底に溜め込み、悲しんでいます。 どうぞ、みなさん、子どもたちの心のケアをしてあげてください。

そんな時、親子で、近くの人たちと手をとりあって、声を出してしてみて下さい。

わらべうたは、短く覚えやすいので繰り返しできます。避難所であそぶおもちゃ、道具がない時に役立ちます。

お母さんが、あかちゃんや子どもにうたってあげると親子ともに、心が落ち着き、癒しになります。

あかちゃんといっしょにあそぶうた集
*赤字をクリックすると他の動画、解説がみれます。
あかちゃん(0歳)のわらべうた

1歳〜4歳のこどもといっしょにあそぶうた集
1歳〜4歳のわらべうた


うた

ななくさ  なずな  とうどの  とりが  わたらぬ さきに

ななくさなずな from yamada yukari on Vimeo.

あそび

左手をまな板にみたてて、右手で包丁つかいのように刻むしぐさをします。

おままごとあそびの中でします。
包丁で七草を切るようにしぐさをしながらうたいます。

きろく

毎年、1月7日に長崎の諏訪神社ではこのうたをうたいながら七草を刻んでいます。
朝から七草粥のふるまいが行われ一年の無病息災を祈ります。

2011年の七草粥に行きました。たくさんの人が諏訪神社にきていて並んでおいしい
七草粥を頂いてきました。

今回は、あかちゃんクラスに飛び入りでNちゃんが参加してくれました。
Nちゃんも2003年からわらべうたで育ったOGで、びっくりするほど大きくなりました。
こんなに大きくなって今春は、小学3年生、うれしいですね。

2006 年1月の七草なずな 1は、おままごとであそんでいます。


うた

なか なか ホイ そと そと ホイ なか そと そと なか なか なか ホイ
そと そと ホイ なか なか ホイ そと なか なか そと そと そと ホイ



5、6歳になってジャンプができるようになったらゴム跳びあそびにします。
(2005年 のなか なか ほい No.52のあそびかた)

他に、”あっかとばい”では、年齢が進むごとに面白いあそび変えていきます。

きろく

あかちゃんクラスではお母さんがあかちゃんに木の桶(おけ)にお手玉を入れながら
「なか なか ほい」だけを何度も唱え 、ことばとお手玉を落とした時の
木桶の音を聴かせてます。あかちゃんは耳をそばだてよく聴いています。

1歳位からは、手に持っているお手玉をいろんな容器に入れたり、出したりのあそびです。
ていねいに入れる子や投げるように入れる子やもいて、それぞれの性格が解って
おもしろいと思います。

歩けるようになると親から少しづつ離れても安心になってきて、離れたところにある
容器にニコニコ顔をしながら運び「ほい!」で容器にポトンといれます。
こんな時のあかちゃんの顔はほんとうにかわいいものです。

なか なか ほい 2では、洗面器に見立ててお人形であそびました。
(参考資料:わらべうたであそぼう 明治図書)


うた

かれっこ  やいて  とっくらきゃして やいて しょうゆ つけて たべたら うまかろ



しぐさあそびです。

「かれっこやいて」で両手をかざし、魚を焼くしぐさをしながら4回上下します。
「とっくらきゃして やいて」で手をひっくり返し4回上下して
「醤油つけて」で片手のひらを人差し指で4回うち、
「食べたら うまかろ」でほほを両手でなでます。

きろく

わらべうたのなかでも定番のあそびです。

しぐさと節がシンプルなのであかちゃんをひざに抱っこして手をそえてうたえます。
すると、あかちゃんはだんだんまねっこをし始めます。
かれっこ(魚のこと)だけでなく、せんべや餅、ホットケーキなどと
替えうたもしていきます。
他に”あっとばい”では、2歳位から順番が待てるようになったら、ひも付き棒を使い
目あき魚のぬいぐるみでメザシをつくります。
たくさんのメザシをみんなで焼いて食べるあそびもします。

No.160のあかちゃんはYさん3番目のお子さんです。
お姉ちゃんもわらべうたであそび、7年たって妹もわらべうたで育てられるのは
うれしいことです。

前回のかれっっこやいては、No.60です。
(参考資料 わらべうたであそぼう 明治図書)



うた

ねったか ねらん かあ と まくらに きけば よ お まくら もの ゆう にゃあ ねた と ゆうた



あそびかた

長崎の外海の子もりうたです。ゆっくりとうたってあげましょう。

きろく

長崎の外海にお住いの森ユキさん、山口オキさんから伝えて頂いた子もりうたです。 昔、外海の人々は貧しく生活におわれていたそうです。

子どもがぐずって寝ないと、別のうたで「ねんねした子の かわいさ みぞさ 起きて泣く子の 面(つら)憎さ 面憎い子は 茶釜に入れて 松葉おりくべて ゆで殺せ」があったそうです。

現在のように子どもに、かまっていられなかった時代をうかがわせます。当時の子どもは、夜早く寝ないと大変なことになるぞ!という おどかしみたいなものがあったのでしょうね。

コンビニやテレビなどなかった時代は、親も子も早寝、早起きだったのしょう。 そんな背景があったころのうたですので、枕がこたえるとはおもしろいですね。 節も美しいと思います。

ぜひ、長崎の子もりうたとして伝えていきたいと思います。

R0032352

掲載2回目No.157は、あかちゃんとお母さんの講座「わらべうたと小さい人の歯の話」に 参加されたあかちゃんの映像です。

ニコニコしながら耳をすましてよく聴いていましたよ。

1回目No.50はすっかりお母さんのように、お人形さんに子もりうたをうたって あげている子どもたちです。

(2004年10月16日 黒崎にて取材)



うた

コーコハ トウチャン ニンドコロ
コーコハ カアチャン ニンドコロ
コーコハ ジイチャン ニンドコロ
コーコハ バアチャン ニンドコロ
コーコハ ネエチャン ニンドコロ
ダイドー ダイドー コチョ コチョ コチョ



顔のあそびです。

「父ちゃん」で子どもの右ほほ、「母ちゃん」で左ほほ、「爺ちゃん」で額、「婆ちゃん」であご
「 姉ちゃん」(兄ちゃん)で鼻の頭をそれぞれをうたいながら4回つつく(さわる)「だいどー」で
顔の回りを2回めぐり、「こちょ」でわきをくすぐります。

きろく

うたはゆったりと「父ちゃん〜母ちゃん」と順番にこだわらずその子が誰に似たのかなあ〜と
話しかけるようにうたってあげることが大切です。

ゆっくりとおっぱいを飲み終えた時、お風呂あがりになどにしてあげて下さい。

掲載2回目は3ヶ月のあかちゃんとお母さんが参加された2010年10月13日の
「わらべうたと小さい人の歯の話」講座であそんだ時のものです。

新生児からハイハイができるまであそべますがより新生児の時がよりおすすめです。

動くことが楽しくなる1歳ごろは、顔に触られるのをうるさがったりします。
そのような時はさらりと流してうただけにしましょう。
(参考資料:わらべうたであそぼう 明治図書)


うた

オデコサンヲ マイテ メグロサンヲ マイテ ハナノハシ ワタッテ
コイシヲ ヒロッテ オイケヲ マワッテ スッカリ キレイニ ナリマシタ

オデコサンヲ from yamada yukari on Vimeo.



顔あそびです。
おでこさん(ひたい)から、こいし(鼻)、おいけ(口)までを数回づつ
なでながらとなえていきます。

きろく

この顔あそびはあかちゃんにしてあげたいわらべうたです。

2歳ぐらいからは、子どもがおかあさんの顔にしてあげるのも微笑ましい姿で
交代にしながらあそんでいます。

他に”あっかとばい”では紐を使っていろんな顔をつくってあそんでいます。
子どもによっては丸い顔、三角、四角、時にはムンク顔もつくり、おはじきで
目や鼻をどこに置くかでそれぞれの面白い顔ができあがります。
どんな顔を作るかそれも楽しいあそびになります。
(参考資料:わらべうたであそぼう 明治図書)


うた

オヤユビ ネムレ サシユビモ ナカユビ ベニユビ コユビ ミナ
ネンネ シーナ ネンネ シーナ ネーンネ シナ



あそび
指あそびです。

「おやゆび ねむれ」=親指をおりまげる。順に人差し指、中指、紅(薬指)指小指と折り「ねんね」からは、小指から順に開いていく。最後の「ねーんね」で親指を開き、再びおりまげ、「しな」で人指し指から、小指までを全部一緒におりまげる。

きろく
このわらべうたは、あかちゃんや子どもをひざの上に抱っこして、ゆっくりとなえながらしてあげましょう。
あかちゃんの指には、たくさん刺戟を与えてあげるように指先を軽く、チョンチョンと摘んでからおりまげてしてあげます。3歳ぐらいになったら自分でとなええながら、素早くゆびをひろげることばあそびとしても面白いと思います。

同じような指あそびは、ココハ テックビNo.127 があります。
(参考資料:あそびうたえほん のら書店)



うた

べご べご つんべ ご あかい べごに まけんな



しぐさあそびです。

向かい合いで座り、子どもをひざにのせてます。
子どもの背中を軽く支え、前後に倒しながらうたいます。

又は、ゆっくり子どものほぺたをつつきながらうたいます。

きろく

べごとは、東北の方言で牛の赤ちゃんのことだそうです。

”あっかとばい”では赤い布をふりながらうたったりしますが、他に
赤い牛の鍋つかみでパクパと牛がうたっているようにあそんでいます。
赤い鍋つかみは、おもちゃではないのですがシリコンで面白い肌ざわりでした。

わらべうたで道具やおもちゃなどを使ってあそぶ時に気がけることは、
素朴な物、色、形がシンプルな物、風合い、肌触りがよいものを選んでいます。

身じかな日用品、台所用品も使い方で面白いおもちゃになります。
(参考資料:わらべうたであそぼう 明治図書)

うた

ココハ テックビ テノヒラ アリャリャ二 コリャリャ
セッタカ ボウズ二 イシャボウズ オサケ ワカシノ カンタロサン



手あそびです。

片手で子どもの手のひらを上にした手首をもちます。

もう一方の手で「ココハ テックビ」から子どもの手首を軽く2回にぎり
「テノヒラ」で手のひら(掌:たなごころ)を2回つつくきます。

「アリャリャ」で親指を2回つまみます。
同じく「コリャリャ」で人差し指、「セッタカ」で中指、「イシャボウズ」で薬指も
2回づつ、最後「オサケ・・・カンタロサン」で小指4回つまみます。

きろく

手をことばに合わせてゆっくり指してゆきます。

アリャリャから最後までは指の先を順々に刺戟が伝わるようにキュッキュッと
つまんであげて下さい。

あかちゃんや子どもの手はプクプクとかわいいものです。ひざに乗せて
をゆったりとしてあげましょう。

他に、手あそびは「イッスン ボウシ」No.125 もあります。
(参考資料:わらべうたであそぼう 明治図書)


うた

イッスン ボウシ コチョグチョ タタイテ サスッテ ツマンデ オワリ



手あそびです。

全て2回づつ、手のひらをことばどおりのしぐさでする
イッスン ボウシで、一本指を立ててつつく
コチョグチョで、くすぐる
タタイテで、たたく
サスッテでなでる
ツマンデでつまむ  オワリでたたく

きろく

子どもは、手あそびが大好きです。

「オナベフ」「こんぼうた」もそうですが、じかに肌に触れられる
ことばあそびは、あかちゃんからしてほしいあそびです。

おもちゃであそぶより前の物を使わず、体やことばであそぶのはわらべうたの
醍醐味ではないでしょうか。
子どもの、もみじのような可愛い手や見ながらしてあげてください。
(参考資料:わらべうたであそぼう 明治図書)


うた

どんぶかっか すっかか あったまって あがれ かわらの どじょうが こがいを うんで あずきか まめか つずらのこ つずらのこ



あそびかた

しぐさあそびです。 子どもをひざに乗せ、ゆっくり揺らしながらうたう。 又は、人形などでお風呂ごっこにする。

きろく

このうたは、お風呂でうたうとおもしろいです。
お風呂は子どもにとって体に直に関わる大切な生活そのものです。
親子で、一日の出来事をゆったりと話し、ついついうたがでてくるような 時をつくるのは、なにげない生活の基本で大切なことと思います。

お風呂でうたがあれば、その時間は親との楽しい場となります。 温まる時にゆったりとうたってみましょう。
(参考資料:わらべうたであそぼう 明治図書)



うた

チュー チュー インボリボリ タングリタングリ パー



あそびかた

しぐさあそびです。

1)寝かせたあかちゃんの両足を持ち、チュー チューは、片方の親指で もう片方の土踏まずを2回つつきます。
2)インボリボリは、両足をこする
3)タングリで大きく片足づつ回してパーで股を開く

きろく

長崎の諫早市高来町のわらべうたです。

高来町にお住まいの江頭陽子さんに伝承していただきました。 あかちゃんのおむつを替える時にうたってもらっていた わらべうただそうです。

あかちゃんがおむつを替えるのをいやがったりする時にうたいながら あやすこと。

あんよするあかちゃんの足を土踏まずをつついたり、こすったり刺戟して あげること。

足全体を大きくひねり回し開いて股関節を柔らかくしておくこと。

昔の人の子育ての知恵がきちんと入っていて、 あかちゃんに大切な運動がわらべうたなっていることは すばらしいことと思います。
(諫早市 2007年3月7日取材)


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