わらべうたとゆかいな日々
わらべうた 長崎のこと スモーク(くん製)

うた

ピーチクチャー ピーチクチャー チーチャーホーチャー ビンズルヨウニ ツーテンカラ ナーニヲモッテ オモシロイ ヤレコノ ズンズルベッコ サンノケッケ トイマンシュルベ シュクシュクションベン パーイロパーイロ ジンタン ノ!



あそびかた

ことばあそびです
早口で一息で言える様にリズムにのって唱える

きろく

長崎の島原市の有明町の松本信子さんに教えてもらったことばあそびです。

松本さんは幼い時に、覚えていっきに言わなければいけないとお父さんから言われ、 ことばを書いた紙をトイレに持って行って覚えたそうです。

ことばは、雲雀(ヒバリ)の代弁だそうで、『巣にいる子どもに近づくな!』 という意味だそうです。

大人は、ことばの謂われはわかっても、なかなか意味が通じないと 覚えにくいのですが子どもは丸ごと覚えることができます。

小さい時に面白いことばに出会うのは、宝物を拾ったようなワクワク感があります。

子どもが育ち、学ぶのにこのワクワク感こそが一番大切と思います。

(島原市有明町東向保育園にて 2005.1.10取材)


うた

ぼうさん ぼうさん どこいくの わたしは たんぼに いねかりに
それなら わたしも つれしゃんせ おまえがくると じゃまになる
このかんかんぼうず くそぼうず うしろのしょうめん だーあれ



鬼あてあそびです。

数名で手をつなぎ輪を作つくります。鬼決めで一人坊さん役(坊)を決めます。
残った子どもは、悪ガキ(悪)役で手をつなぎ歩きながら外輪になってうたいます。
これからは、坊さんと悪ガキの問答うたが始まります。

輪歩きしながら中央の(坊)に問いかけます。
「ぼうさん〜」とうたいかけ、「どこいくの」で止まります。
(坊)は「わたしは〜いねかり」と応えます。(悪)「それなら〜つれしゃんせ」

(坊)「お前が〜じゃまになる」。(悪)「このかんかん〜」から
(坊)はしゃがみ、目をつぶり、(悪)は(坊)ぶちます。
「だーれ」で(悪)もしゃがみ(坊)がま後ろの人を手探りで人当てします。
当てられたら役交代ですが、まちがったらもう一度鬼をします。

きろく

「かごめ かごめ」と同じで他にも「ひとまね こまね」No.96があります。

日頃、人をたたいてはいけない事だと判っていてもあそびの中では
遠慮はいりません。
この悪口、人当てあそびは、おおぴらに人をぶって虐め、貶しことばも
あって楽しいらしく”あっかとばい”の子ども達は好きです。
(参考資料:わらべうたであそぼう 明治図書)

うた

タマゲタ コマゲタ ヒヨリゲタ 



しぐさあそびです。

布やチュウリングを上下に動かしながらうたう。
ボタンを下駄に見立てて指にはめ、指歩きしてあそぶ。

きろく

このうたは、リズムもシンプルならことばも短く覚えやすい唱えです。

三つのことばを延々唱えるのに、いろんな表情を出せます。
ある時はひょうきんに、ある時は怒った様に、急いでとかゆっくりとか
男の人の声でとか、バリエーションを変えてたくさん遊べる面白い歌です。

”あっかとばい”では、大きめのボタンを下駄に見立てて指に履かせ
床に響くボタン下駄の音を楽しんでします。
(参考資料:わらべうたであそぼう 明治図書)