わらべうたとゆかいな日々
わらべうた 長崎のこと スモーク(くん製)


うた

ささに たんざく たなばた まつり おてらじゃ こどもの こまだすき
まちじゃ おどりさ おんどとろ ささえ ささえ



あそびかた

しぐさあそびです。 うねり歩きをしながらうたう。

きろく

七夕の季節になりました。

”あっかとばい”では、2、3、4歳位の子どもは、先頭が笹をもって みんなでうねり歩きをします。

5歳になると、うちわを持ちたすきがけをして盆踊りのように 踊りながらあそんでいます。

現在の太陽歴(明治6年に改暦)では、七夕の7月7日は日本中が 梅雨時期にあたります。
この頃は、毎年天気が悪くて星を見ることが難しいのです。

今年2007年は、伝統的な七夕にあたる日は8月19日だそうです。

笹飾りや短冊に願い事を書いて楽しみましょう。

(参考資料:わらべうたであそぼう 明治図書)




うた

ほたる たるたる たんぐるまの みずは
のめば さんがれ さんがれのまねば あがれ ほたるこい ほたるこい
あっちの みずはにがいぞ にがいぞ
こっちの みずは あまいぞ あまいぞ
ひしゃく もってこい くんでのましゅ くんでのましゅ



あそびかた

自然をうたったしぐさあそびです。
柄杓(ひしゃく)を持って水を汲み飲むしぐさをします。

きろく

蛍のうたは各地にありますがこれは、長崎の多良見町のうたです。

今でも多良見町にはたくさんの蛍が飛んでいます。 ”あっかとばい”の子どもは、うたい終えたら柄杓で水を汲んだまねをして みんなに飲ませて上げます。

こどもは、柄杓の水をこぼさぬように気をつけて飲ませるのが好きです。

(参考資料: 佐賀 長崎のわらべ歌 柳原書店)



うた

チュー チュー インボリボリ タングリタングリ パー



あそびかた

しぐさあそびです。

1)寝かせたあかちゃんの両足を持ち、チュー チューは、片方の親指で もう片方の土踏まずを2回つつきます。
2)インボリボリは、両足をこする
3)タングリで大きく片足づつ回してパーで股を開く

きろく

長崎の諫早市高来町のわらべうたです。

高来町にお住まいの江頭陽子さんに伝承していただきました。 あかちゃんのおむつを替える時にうたってもらっていた わらべうただそうです。

あかちゃんがおむつを替えるのをいやがったりする時にうたいながら あやすこと。

あんよするあかちゃんの足を土踏まずをつついたり、こすったり刺戟して あげること。

足全体を大きくひねり回し開いて股関節を柔らかくしておくこと。

昔の人の子育ての知恵がきちんと入っていて、 あかちゃんに大切な運動がわらべうたなっていることは すばらしいことと思います。
(諫早市 2007年3月7日取材)