長崎の島原半島にある春陽保育園でのわらべうた。第2回目です。
4月から1年間にわたって、園内のクラスや子育て支援センターに入ってわらべうたを指導しています。
5月は、子育て支援センターの0歳から未就園児まで、9組の親子たちでした。
「こりゃどこの」では、バスタオルをハンモックのようにして、あかちゃんをそ〜っとのせてみます。そしてゆっくりと揺らながらうたいます。
あかちゃんは、おかあさんの顔が見え、うたも聴こえ、安心してニコニコ顔でした。
また、お家に帰ってお父さんとも一緒にあそんでくださいね。
プログラム
1)うみだよかわだよ・かれっっこ
2)うまはとしとし
3)メンメンスースー
4)うめぼしゅ
5)こりゃどこの
6)ねんねんねやまの
午後からは、このプログラムの復習と音楽的なお話を保育士のみなさんと実習しました。
春陽保育園の保育士さんたちは、明るく研修に熱心でなので楽しいです。
わらべうたが、園全体で根づきそうがうれしい。楽しい研修会でした。
第1回はこちらです。
2年間、わらべうたを研究し発表するというの会です。
4ブロックにに分けた14ヶ保育園の中間発表。第2回2013年11月からの6ヶ月間の様子をDVDで発表でした。
まずは、「お家の女中さん」で あそんでから発表し合いました。
わらべうたの魅力が伝わるには、ちょっとした視点の持ちかたでDVDの出来上がりが違ってきます。
年齢に合わせたあそびかたのバリエション、撮影の日をつける、撮影時の明かりの取り方などを話しました。
先生方は日ごろの保育の上に、研究となるとまとめる仕事が増えます。骨折り損のくたびれ儲けにならないようなアドバイスを心がけています。
楽しく研究できて、先生方の保育に活かせるようにと願っています。
第29回、わらべうたワークショップのようすです。2014年5月25日
新しく参加された先生を迎え、春のうたを中心にあそびました。
久しぶりに「ととけっこ」「カラスカズノコ」「やんばらのふねが」など。
春のうたと「うめぼしゅ」は梅の時期にぴったり。ちょうど、田舎の家の梅の実が役立ちました。
梅ジュースの作り方など馬渡先生に教えてもらって、脱線しながらもおもしろい講座でした。前回の第28回はここです。
次回は、6月8日(日)です。興味のある方はいらっしゃて下さい。
第28回のわらべうたのようすです。 2014年4月27日。
ボールを使って「コーブロ コーブロ」・舟こぎうた「やんばらのふねが」・布を使って「うえからしたから」など。
「やんばらのふねが」は、節の高低が大きいので声がひっくりかえる。ウラ声になるとドラマティックな効果がでます。
それが、子どもは大好き。先生方にもおもしろいわらべうたです。
当日は、ワイワイしながら全員14名。親子でワークショップでした。
大村からは、あかちゃん連れで参加された先生も。お久しぶりの参加でした。
狭い教室ながら、子どもと一緒のワークショップは楽しいです。
ずいぶん暖かくなって、つくしの季節になりました。
うた
ずく ぼんじょ ずく ぼんじょ ずっきん かぶって でてこらさい
四角の綿布をひろげます。布の真ん中をつまみ、うたにあわせて上下します。
「でてこらさい」で布をそっと置き、三角塔(ずくぼんじょ)を作ってあそびます。
きろく
佐賀のわらべうたです。
春になるとあちこちの野原にずくぼんじょ(つくし)が芽吹き始めます。
昨今は、野原につくしが消えてしまいましたが長崎では まだまだ探せば見られます。
つくし自体は地味な土黄色ですが、あそびではカラフルな綿布で ずくぼんじょ畑を作っては遠目にながめます。
次は、かごを持ってずくぼんじょ摘みをしてあそびます。
(参考資料: 佐賀のわらべうた 音楽の友社) 動画はここ。
第27回のワークショップの様子です。
前回、2月のメインは、ロシアのアニメーションでした。(ここ)です。
3月は、「わらべうた」で子育て・阿部ヤエさんの本。遠野のわらべうた、昔ばなしでした。
遠野のわらべうた「ハナサカン」と「イチベサンガ」は久しぶり。身ぶりがおもしろく、まつわる昔ばなしも東北ならではです。
遠野地方に伝わる昔ばなし、ことばは長崎とちがいます。
そこの風土と暮らしの育んだ知恵がつまったすばらしい本でした。
2月28日のわらべうたは、賑やかになりました。
この日の対象は、未就園児とおかあさん。ざんねんながら少人数でした。
そこで、さびしいと紙芝居を借りにきていた保育園児たちをわらべうたにお誘いしました。
すると、気軽にのってくださった年長さん9名と先生2名です。
はじめての手あそび、舟漕ぎうた「やんばらのふねが」に興味しんしんの顔。もうすぐ小学新一年生はいきいきしてかわいい。
メインの親子も突然のお姉ちゃん、お兄ちゃんたちのようすがわかってよい交流ができました。
やっぱり、賑やかなわらべうたが楽しい!!
昨年に続き、一般の方へのわらべうたは、認知度がイマイチです。
なぜだろうか?長いこと腑に落ちなかった。でも解ったんです。私たちにわらべうたの原風景が無いからだと。共感できないんです。
そこで一般の方に、共感を呼び起こすには、原風景を作り直して、子どもたちや周りの人に渡してほしいと願うこと。
”1曲だけを楽しくあそぶ→覚えてもらう→1曲だけを種まきしてもらう”この取り組みを やろう!!と思いました。
その一曲は、「お家の女中さん」 長崎のわらべうたです。
それは、山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」の中に「お家の女中さん」を見つけたからです。原風景だった。
映画のシーンもわらべうた動画も見て頂き、このうたをとりあげた理由をお話しました。何度も、何度もていねいにあそびましたよ。
何曲も矢継ぎ早にするのは、止めにしました。たくさんのわらべうたは要らないんです。
最後に、お一人が図書館の方に「また、こんなわらべうたはないのでしょうか?」と聞いていらっしゃった。
あら、思いが伝わったかもしれない。うれしかったです。
この映画の中には、今の社会に通じるたくさんの原風景(原点)があった。
もう一つ紹介します。舞台は明治維新前の動乱期。
清兵衛の娘、かやのが論語の素読をしてて、父に「なして、針仕事などはおなごに役に立つが、学問はなんの役に立つのだろう?」と聞く。
清兵衛は、「針仕事のように役にはたたないかもしれないが、学問すると自分の頭で考えるようになる、考える力がつく」
「この先、世の中がどう変わっても考える力を持っていれば、何とかして生きていける。これは、男っ子も女っ子も同じことだ」と答える。
この言葉は深い。ずっしり心に響きましたよ。
「たそがれ清兵衛」と「お家の女中さん」が繋がりました。
2013年に続き3回パターン。わらべうたと創作あそびが始まりました。
1)0歳〜2歳の親子 わらべうた+紙で作るおきやがりこぼし
2)一般 わらべうた+回転馬を折り紙でつくる
3)3歳〜5歳の親子 わらべうた+紙でチューリップを作る
ハナチャンをあそんでいます。1)と2)が1月24日に行われました。
プログラム
1、うみだよかわだよ+かれっこ
2、ココハテックビ
3、ハナチャン
4、どんぶかっか
5、おきあがりこぼし
6、ねったか ねらんかと
*赤字をクリックすると動画がみれます。
創作は、馬渡先生のオリジナルおもちゃ、おきあがりこぼし(福島のわらべうた)を作りました。
おきやがりこぼしは、節分がもうすぐなので鬼ですよ。
定員20組の親子が、おのおのユニークな鬼を描いて貼りました。
このおもちゃは人気でした!!
*最後の3)は、2月28日。「3歳〜5歳のわらべうた」です。
参加されたい方は諫早市立図書館までお問い合わせください。
諫早図書館(担当:松崎さん)
〒854-0014 長崎県諫早市東小路町6番地30
TEL 0957-23-4946 / FAX 0957-21-0855
2014年1月のわらべうたワークショップの様子です。
保育士8名に子ども7名で新年があけました。
こじんまりなワークショップも、2年が過ぎてなごやかに続いています。
1月14日に行われる南高来郡の有明町のわらべうた「もぐらうちゃ 」からです。
絵本は、M先生が大好きなチェブラーシカを紹介してもらいました。
ロシアの絵本。あわい色合いで日本の絵本とちがってめずらしかったです。
当時のロシアの社会風土を知ると、もっと絵本のおもしろさが増すそうですよ。
紙芝居は、小学2年生の音楽本にのっている「ないた赤おに」
わらべうたではないけれど、ちかごろ紙芝居が小学校の音楽に取り入れられ、創作歌があって楽しそうです。
2パターンの「ないた赤おに」と歌をみなさんに紹介しました。
長崎子ども劇場は、創立46年になる非営利の文化団体です。
そこの乳幼児会員・クッキーのみなさんとわらべうたをしました。
参加されたのは、0歳から4歳までの5組の親子さんと大人たち。
プログラム
1)うみだよかわだよ+かれっこ
3)ココハ テックビ
4)ハナチャン
5)やまこえで
6)おうちの女中さん
7)どんぶかっか
8)ねったか
9)うえからしたから
*赤い字をクリックするとわらべうたの動画が見れます。
大きい男の子は、劇ごっこ「やまこえで」に初めてチャレンジ。上手でしたよ!!
緊張しながらも演じてみなさんから、パチパチの拍手をもらいました。
楽しいわらべうたタイムでした。
長崎子ども劇場
〒850-0057 長崎市大黒町4-26-302
TEL:095-825-0533 FAX:095-825-6161
http://www6.ocn.ne.jp/~mannaka/
メール:sukisuki@bird.ocn.ne.jp
2014年 新年を迎えお正月あそびです。
年に一度、お正月には羽根つき・独楽回しをします。
色とりどりの羽根には、黒い玉のムクロジの実がついています。
手作り羽子板にムクロジの実があたって、コ〜ンと澄んだ音がでます。
みんな歳の数だけ、つこうね!!とがんばりますよ。
佐賀のお正月のうた「しょうがつさん」もあそびました。
7日にお諏訪さんでもうたわれる「ななくさなずな」もします。
今年も楽しくわらべうたで年が明けました。
第24回ワークショップはにぎやかでした。
もうすぐクリスマスなので、コダーイ作曲「銀のそり」。ブルガリアの旧年を送るうた「よい年が」をうたいました。
おかあさんと一緒に、お正月のわらべうたであそべてうれしそう!!
プログラム
1)オモヤノモチツキ
2)おうちの女中さん
3)ゆきや こーろ
4)銀のそり
5)よい年が
6)しょうがつさん
7)ねんね ねんね(壱州の子もりうた)
*赤字をクリックするとわらべうたが動画で見れます
絵本は、松尾先生がユニークな「たかこ」を読んでくださいました。
この絵本は、第2回「絵本テキスト募集」 優秀賞、MOE絵本屋さん大賞第8位&新人賞受賞しています。
日本の伝統和名がでてきておもしろかった。オススメです。
次回は、2014年1月19日です。
うた
ぎっこ ばっこ ひけば となりの ばんばこ かけた わんこ もってきて おっぶり かっぷり みなのんだ
あそび
座って子どもをひざの上にのせ、手を取ります。
うたに合せて舟をこぐまねをしながら最後の「みなのんだ」の「だ」で子どもを股の下に落とします。
きろく
ずいぶん古いうたのようです。外海の「ギッコン、バッタン」No.21 のはたおりうたと同じです。
ことばが面白いので、あかちゃんのころからしてあげたいあそび一つです。最後の落ちのしぐさはやさしくしてあげましょう。 No.208
(参考資料:わらべうたであそぼう 明治図書)
第23回ワークショップは大所帯でした。
初めての方も交えて、子ども8名+保育士8名の親子連れの参加です。
南部ブロックわらべうた研修の取り組みを紹介したり、冬の季節のうた、お正月のわらべうたでした。
プログラム
1)オモヤノモチツキ
2)おうちの女中さん
3)べごべご
4)どんぶかっか
5)お正月ええもんだ
6)ねんね ねんね(壱州の子もりうた)
*赤字をクリックするとわらべうたが動画で見れます
音を外す子どものために→自分の声を聴くバケツです。
まずは、自分の声をしっかり聴くことから始めます。
なかなか面白いとみなさんの笑いをとりましたよ。