久しぶりに「小泉文夫の遺産」のCD1、2のナイルの歌を聴いてみようと 出してきました。
商業音楽市場からかけ離れた素朴な人間のうたは聴いてて心が落ち着きます。
2003年にわらべうたの原点に戻ってみたいと思い切って 「小泉文夫の遺産」CD70枚と
DVD5枚からなる小泉のフィールド・ワークの集大成の全集を 購入しました。
それを、kちゃん、mちゃん、tちゃんたちと西洋音楽以外にこんな豊かな音楽を持って
いる民族を知りたいなぁと聴いてはゆっくりとお国がらを調べていたんでした。
朝鮮民謡のアリランやインドネシアのガムラン、モンゴルのホーミーなど。
エジプトの音楽・ナイルの歌1の「ハーティ・ヤ・マーティ 」は楽しいんです。
この歌をうたっていた三人男の子、マムド、ムハンマド、アブドは元気ならもうおじさんに
なってますよ。
Amazonでうたの試聴ができます。シンプルな歌で男の子の声が気どらずかわいいです。
”あっかとばい”でしている「テレレッポ」と同類のあそびでしょう。
このナイルの歌は、「ゴルドベルク変奏曲」といっしょに今は弟に聴いてもらおうと思って。
うた わたしの みいや おまどの そばで ひとりぼっち さびしそうね
かわいい こねこたち かえっておいで ママが まってるわ
ねんねの じかんよ
あそび
ロシアの子もりうたです、ゆったりうたってあげましょう。
きろく
絵本「ロシアのわらべうた」のなかのうたです。
これは「おおきなかぶ」ロシア民話 A.トルストイ、の内田 莉莎子さん(著)と「原爆の図」などの丸木 俊(著)さんと二人で出された絵本です。
ロシアの風土や音楽にそって猫やいろんな動物、自然が描かれ、うたも美しい曲がたくさんの絵本です。
子どもたちは、うたにあわせて猫の軍手人形などをゆらし、お母さんきどりで聴いています。あかちゃんや子どもに、日本や外国の子もりうたもうたってあげましょう。
(参考資料:ロシアのわらべうた 架空社)
うた
コノベル ナラシタ コノドア アイタ コノカギ ハズシタサアサア ナカヘ ハイリマショウ
このベルならしたで、こどもの髪を4回ひっぱり
このドアでおでこを4回ノック
ガキで鼻をつまみまわし
さあさあで口びるにふれる。
きろく
あかちゃんにしてあげたい顔あそびです。(イギリスのマザーグースより)日本にも、たくさんの顔あそびうたがありますが、このうたは西洋らしい
ベル、ドアなど出てきます。
昨今は、西洋化されている生活なのでこのうたは違和感がありません。
日本語の顔あそびは、別うたですが眉毛のことを毛虫という代えことばに
したりしてどちらかといえば、ことばをあそび動きは静かなような気がします。
それに引き換え、このうたはベルはひっぱり、ドアはノックしたり
ガギはねじると 日本にはない接し方が面白いと思います。
あそぶ適齢時期としては、あかちゃんが自由にハイハイできるようになると
急に顔あそびを 嫌うようになったりしますので、それまでの幼い時期に
ゆっうたりとうたってしてあげましょう。
他に、3.4歳になったら子供どうしとか、自分で演じるのも面白いでしょう。
(参考資料:わらべうたであそぼう 明治図書)