わらべうたとゆかいな日々
わらべうた 長崎のこと スモーク(くん製)

うた

いちわの からすが かーかー にわの にわとり こけこっ こー さんわの さかなが およぎだす し は しらがの おじいさん ほら いちぬけろ ほら にぬけろ ほら さんぬけろ ほら し ぬけろ ほら ご ぬけろ・・・



あそび

1)からす、にわとり、さかな、おじいさんのしぐさをそれぞれする
次に隊伍をくみながら門くぐりをする

2)長縄とびであそぶ

きろく

春陽保育園(島原)の年長さんの外あそびです。2)に挑戦しました。

冬に園庭でする長縄とびは、体もポカポカ温まりいいあそびです。

初めは赤の軽い縄でしたが、重さがあるほうが安定して振れることが判りました。急いで太い長縄に仕立てています。

人数が多いので「ほら一ぬけた→十ぬけた」までします。縄の着地をみて、飛ぶ、ぬけるタイミングを合わせるのは年長さんには難しいそう。

でも、いくらでもあそべる楽しさがありました。No.220

上手になったら「くまさん くまさん」のように高度な縄とびにも挑戦してもらいたいです。
(参考資料 わらべうたであそぼう 明治図書)



うた

もぐらうちゃ  こんやまで  もぐらうちゃ  こんやまで ・・・(しばらくしてから) こんくらいうっも てぶらにかえすは  おんごもて  じゃごもて



あそびかた

「もぐら打ち」の行事をまねるしぐさあそびです。
二枚の布を結んだ物や、新聞紙を丸めて、または藁のバットを作って 地面をたたきながらうたいます。

きろく

1)2016年1月17日第47回わらべうたワークショップのきろくです。

あそび方を変えて、藁のバットを叩く下にもぐらさんが潜り込み抜けていきます。チョロチョロともぐらさんも楽しそうです。No.219

2)2005年のきろくです。No.34
南高来郡の有明町に伝わるわらべうたのご紹介です。
同町にお住まいの松本信子さんに「もぐら打ち」の行事についてお聞きしました。

ここでは、一月十四日の日に、子どもたちが集まり町内の家々を回るそうです。農作物に害を与えるモグラを追い払い、豊作や無病息災などを願います。

訪れる家は、新婚のお嫁さんが初めてお正月を迎えた家。その家の軒下の地面をバット状にした藁(わら)を振りかざして打っていくそうです。

藁といっても一メートルくらいの竹を藁でまいて縄できびったものです。 たたいて回ると、その家主から子どもたちにお菓子が振る舞われます。

もしも、お菓子など何も振る舞ってもらえなかったときは、うたの最後に憎まれことばを言うそうです。「おんごもて」とは鬼の子をもて、「じゃごもて」とは蛇の子をもて、とも言われ何とも強烈な物言いです。

また、松浦市星鹿地区では、今年も一月六日に正月行事「もぐら打ち」が行われたそうです。

ここでは「祝いましょ 祝い餅(もち)くれたなら 末も繁盛 世も繁盛」「どーんとどっさり福の神」などという歌詞で、青竹を藁でくるんだ棒で玄関先の地面をたたいたそうです。

わらべうたのことばには、このような福を呼ぶものや、ドキッとするようなことばを大っぴらにうたうあそびが他にもたくさんあります。

いずれにせよ、子どもたちにとってみんなで大声を出して元気にうたうことはストレスがなくなり、その上お菓子までもらえる面白い行事なのです。

(長崎新聞 掲載)(2005年1月10日 東向保育園にて取材)

他に2010年、藁を作っている作っているようすはここ(No.160)



卒業式によくうたわれる「旅立ちの日に」です。

この曲は、2013年Mさん小学校の時に弾けていたのですがYoutube していなかった。こんど改めて記録としてアップしました。

同じ頃弾いた「大空がむかえる朝」はアップで70,804のアクセス。すごいです。



「お家の女中さん」は元気でかわいいわらべうたの頃の彼女です。それが成長して、はや中学生に。記録しててよかったと思います。

わらべうたを遊び、マイペースでピアノを弾く彼女はすばらしい!!

これからもマイペースを続けてほしいです。



前回の「らかんさん」でバケリレーした水は、最後に火事場にみたててたボードに放ちます。

もともと「やまかじやけろ」はまっ赤な夕焼けを火事に見立ててうたっています。今回はこの最後の水かけにワクワクでした。

うた
やまかじやけろ もしきはもえろ こじきはあたれ かーらすからす かんざぶろー おまえのうちが やけるぞー はーやくいって みずかけろ



実際4歳児さんがやってみると、日ごろバケツの水を捨てることはあっても、物にかけたことがないのです。

あらら、バケツの水をあらぬところにかけたり、持ったままのバケツに振られてグルグル回ったり、ワァワァ言いながらあそびました。

こんなあそびが出来るのも手押しポンプがあって、起伏に富んだ園庭ができたからです。 子どもたちの顔がイキイキしています。  No.218

(参考資料:わらべうた 岩波書店)



春陽保育園の園庭は丘あり、谷あり、大木ありであそびが広がります。

4歳児の外あそびです。手渡すということにポイントをおいて「らかんさん」でバケツリレーをしました。

うた
らかんさんが そろたら そろそろ まわそじゃ ないかいな ヨイヤサノ ヨイヤサ ヨイヤサノ ヨイヤサ …



昔の手押しポンプを押しながら水おけに水を貯め、ブリキのバケツで汲み、となりへ手渡していきます。

ブリキバケツが重くても、毎日そうじに使ってて安定感がある。水は大切、こぼさない量にすることも知恵でした。

初めての経験でも、うまく手渡しできて楽しそうでした。 No.217
(長崎新聞 掲載)(2004年4月5日 佐々町立図書館にて取材)



うた
たばこいっぽん おとした ひろた ひろた かやせ かやせ いやよ いやよ かやさないと うしろのこを とるぞ とるなら とってみろ



あそびかた
子とろうあそびです。 鬼が親子と問答しながら最後に後ろの子を取ります。

まず鬼が、1本指をふりながら「 たばこ・・・おとした」 親子が手を打ちながら「ひろた ひろた」と順々にうたいます。

最後に親が「とってみろ」の「ろ」で両手をひろげ、子は親につながります。 鬼は最後尾の子をとろうとして親はそれを防ごうとします。

きろく
島原の春陽保育園の園庭ができて、外あそびをたくさんしました。(2015年10月30日・その動画はここここ

これは年長以上のあそびですが、3歳児さんは一生懸命に親や鬼を演じました。

鬼はしっぽの子を捕まえようとします。親は子どもを守りながら、子どもは芝生の上でこけながら逃げます。

みんなのけなげな姿は微笑ましかったです。 No.216 No.73

(参考資料: 佐賀 長崎のわらべ歌 柳原書店)



保育サポーターさんむけのわらべうた講習は16名参加でした。

これは、2014年から始まった子育て中の医師をサポートする保育システム。当県が群馬県、山口県医師会に続いて全国3番目の試みだそうです。

知っているわらべうた、カンタンにできるあそびからしました。

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長崎のわらべうたを中心のプログラム
1)らかんさん(渡しあそび・長崎)
2)オナベフ
3)でんでらりゅうば(手・長崎)
4)オデコサンヲ(しぐさあそび)
5)おうちの女中さん(せっせっせ・長崎)
6)ねったか(こもりうた・長崎) *赤字をクリックで動画がみれます。

お医者さんの仕事は激務だし、時間も定刻に終わりませんね。最新医療の勉強も大変です。

そんな時、子どもを安心して預けられるすばらしいシステムができていました。

大いに活用されて長崎県の医療現場を支えてほしいです!!



先日、島原の春陽保育園であったわらべうたです。

0歳〜2歳児までの5組の新米ママたちと、おしゃべりしながらふれあいあそびをたくさんしました。

あかちゃんと目をあわせる大切さや、股関節をゆるめてあそぶ「チューチュー」は伝えたい長崎のわらべうたでした。

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プログラムは、うみだよ→カレッコおちょずうまはとしとしひふてんぼチューチューここはとうちゃん→オフネガ→アッパパ

*赤字をクリックすると動画がみれます。

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お魚が大好物な男の子は「うみだよ」に体を跳ねさせて面白がっていました。お肉よりだんぜん魚だそうです。

美味しい魚が安くて食べられる長崎は子育てにはぴったりです。

新鮮な食材とわらべうたで育てましょう!!



うた

こーんぼうた  こんぼうた  どうして  せがひくいの こうやのうらで  あおなにもまれて それで せが ひくいの はやくたって  うんどしな



あそびかた

1)あかちゃんを、抱っこして足をもち「あんよ」をうながすように 上下に動かしながら、うたいます。または、わきをかかえて、ひざの上で跳ねさせたりしてうたいます。

2)人形をつかって観せる

きろく

2)第43回わらべうたワークショップでは人形をつかってみました。 観せるうたの時はゆっくり目にうたいます。人形の足のボタンはカチカチとかわいい音がします。No.215

1)のあそびはここにアップしています。No.13
(参考資料 わらべうたであそぼう 明治図書)



うた

じごくごくらく えんまさんのまえで このこがいちばんよいむすめ ぎんのふねうかべて あそびましょ

じごくごくらく えんまさんのまえで このこがいちばんわるむすめ ひのやまとんで あそびなさい

じごくごくらく えんまさんのまえで このこがいちばんわるむすめ はりのやまとんで あそびなさい



あそびかた

ふりわけあそびです。
1)5歳〜小学生対象 ふたりで両手つないだ中に、ひとりの子どもをはさみます。 中の子は両手を上げて左右にゆらされながら、「あそびましょ」で片方の外へ送り出されます。

2)2歳〜4歳対象 じごくごくらくNo.64をご覧ください。

3)あかちゃん対象 抱っこしたり、針や火に見立てたものを飛びはねさせます。

きろく

五島の岐宿のわらべうたです。
今回は、あかちゃんのあそびを3)あっぷしました。 年長さんや小学生は1)のあそびかたがおもしろいでしょう。

うたが何ともおっかないのですが、今の子どもには、地獄、極楽、えんまさま、火の山、針の山という ことばが新鮮かもしれません。

銀の舟はやさしく、火の山、針の山はメリハリをつけて強くうたって振り出してみましょう。  No.214
(参考資料: 佐賀長崎のわらべ歌 柳原書店)



ステキなしゃもじ人形を見せてもらいました。

「やまこえで かわこえで」の劇あそびで使う人形。島原・春陽保育園の若い先生の力作です。

キツネの目、鼻の二重フェルト、女の子のかわいさが劇にピッタリ。

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うたの中に、「うそ、しっぽが見える」のセリフがあるんです。

もう一つ、キツネのしっぽをつけたらパーフェクト!!

若い人の感性と、わらべうたを楽しんで保育に活かしている先生がたにエールを贈ります。



春陽保育園の0、1歳児クラス、4回めのわらべうたです。

輪っかを使って入って、ぬけての「なかなかほい」。プールに見立てた輪ゴムの中に全員で出入りもしました。

膝の上でパカパカの「馬はとしとし」。まなざしが真剣でかわいいです。

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音頭しながら、いろんな音を出す「うちのせんだんの木」。手作りのヤクルトマラカス、木目パーカッション、鈴、チャクチャなどであそびました。

先生の工夫が活きたシャモジの人形で「やまこえこえで」。目をキラキラさせて観ています。

五島のこもりうた「アッパパ」では、満面の笑みをもらえてうれしいです。

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子どもの感性に届くわらべうた。幼いほど届いていると感じます。

みんなイキイキのわらべうたでした。



2015年6月7日のワークショップのようすです。前月はここ

0歳児親子のイベントが保育園であるそうなので、その先生の希望で「うまはとしとし」「おちょず」「ひふてんぼ」をしました。

季節のわらべうたは、七夕にあわせて「たなばたの」や「ほたるこい」など。

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大村から新しい方が参加されて、新風が吹いています。「ほたるこい」のカノンをしたりで楽しかったそうです。何よりでした。

さぁ7月は、ノースカロライナから、毎年里帰りされるTさん親子とわらべうたができるでしょうか?

Tさ〜ん待っていますよ。来月は7月26日(日)の予定です。



はじめて南島原の寺田保育園の子育てセンターへ、0歳〜4歳児親子7組のわらべうたでした。

園庭には赤いポスト。古い園舎の廊下は使い込まれて木肌がすり減り、木目が足裏にさわって心地よかったです。

わらべうたは、おちょず馬はとしとしいもむしオヤユビネムレなど。

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あそびが終わると、まずは赤ちゃんの食事から。その後におかあさんたちの食事、おやつが始まります。

食事は、蒸かした新じゃが、新玉ねぎ、とうもろこし。シメジご飯に厚焼きたまご、味噌汁など。デザートはスイカ。地元の食材が盛りたくさんです。

布津のスイカは有名らしく、甘くて美味しかった。

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今日は、わらべうたがメインなのだけれど、食事や絵本のよみきかせ+おかあさんたちのゆったりおしゃべりタイムがいいのかもしれない。

古いけれど、園舎のたたずまいが子育ての流れとマッチしていました。

子育てには、ゆったりした流れが一番ですね。



春陽保育園の2歳児クラス、3回めのわらべうたです。

定番になった「ギッコンバッコン」から、メインの洗濯あそび「ももや」、劇あそび「「キツネヲクッタラ」もあそびました。

手作りの漕ぎ棒は、洗濯干しの棒にもなってステキです。

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1)ギッコンバッコン
2)お家の女中さん
3)ももやももや
4)ツルツル
5)普賢ん岳から(稲佐ん山
6)キツネヲクッタラ

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洗濯は家では全自動の時代、コインランドリーもあります。でも、昔の生活あそびは知恵もあり、子どもには新鮮です。

洗濯板、水汲み、水通し、石鹸、搾る(しぼる)、濯ぐ(ゆすぐ)、つまみ洗い、揉み洗い、パンパンとシワ伸ばす、干す

ゴシゴシゴシ、、子どもが知らないしぐさや言葉がいっぱいです。


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