わらべうたとゆかいな日々
わらべうた 長崎のこと スモーク(くん製)

うた

たけのこいっぽん おくれ まだめは でないよ
たけのこにほん おくれ もうすぐ でるよ
たけのこさんぼん おくれ もうめは でたよ
うしろのほうから ひいてくれ




引き抜きあそびです。

鬼と竹の子に分かれます。 鬼が「たけのこ一本おくれ」とうたいだすと
最初の竹の子は「まだ〜」と応えて木や柱につかまります。
次の竹の子も順々に「もう〜」でつながって行きます。

最後に、みんなで「うしろのほうから〜」をうたい終えると
鬼は最後尾の竹の子を引き抜きます。
途中で切れた竹の子が次の鬼になります。

きろく

問答のある引き抜きあそびです。

竹の子は腰に手をまわしてつながっていくと切れないのですが
腰が苦手な子は肩を持つことなります。
するとそこから切れてしまうようです。

  手をつなぐ、腰でつながる、肩でつながる
いずれにせよ子ども同士がじかに触れる結びつきで
ワアーワアーいいながらあそべるのは大切だと思います。

この節と似ている歌で「ほうずきばあさん」があります。
これは、ほうずきが竹の子にかわってうたい
最後の節が少しちがうだけです。

ロシア民話の絵本の「おおきなかぶ」(A・トルストイ作)に
通じるものがあります。
(参考資料: 佐賀 長崎のわらべ歌 柳原書店)