わらべうたとゆかいな日々
わらべうた 長崎のこと スモーク(くん製)


うた

ひっちょこ はっちょこ はちのすけ はちゃあ やめえ すばかけげ
すば かけじん よめごみげ よめごは どげんどげん しおらんな
べんつけ かねつけ しおらいたざい



あそびかた

子もりうたです。
あかちゃんをゆっくり、ゆすりながらうたう。

きろく

長崎の波佐見町、渡辺満さんから伝承していただいたうたです。

渡辺さんは、おばあさんから『山に巣を作りに行った蜂の助は
巣は作らず、結婚式で花嫁さんが奇麗になる様子を見ましたよ。』という
うただと聞いたそうです。

歌詞の中にある「べん」とは口紅のこと、「かね」とはお歯黒のことだそうです。
渡辺さんは、昔、お歯黒用の金属の入った液壷にフシ(五倍子)を混ぜるため 山に取りに行っていたそうです。

お歯黒とは、昔、既婚した女性がする習慣で、今では考えられないのですが つい最近までお歯黒をされていたおばあさんがいらしたのは驚きでした。

「ひっちょこ はっちょこ はちのすけ」で始まる類歌がたくさんありますが この子もりうたは、美しい情景が見えるうただと思います。

ゆったりとうたってあげましょう。
           (東彼杵郡波佐見町2007.2.9取材)


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