最近、一番おもしろかった本です。
1935年生まれ77歳のビクトル古賀さん、当時10歳の時のお話です。
終戦直後の満州動乱の中、ビクトル少年は北満州ハイラル→綿州まで1000キロを独り完歩したそうです。
太陽をあおぎ、食糧、水、マッチも持たずズタ袋にナイフ1本で。
その驚愕の体験記が基になった本です。すざましい生きざまに感動でした。
1000Kmとは、車で長崎ー東京間(高速で約1200Km)子どもがとうてい歩ける距離ではありません。
コサック最後の少年は、自然への洞察力、人間の極限を観る、生命力がハンパではありませんでした。
このビクトル少年の語るコサック人の知恵を学びたいとおもいます。
次回から紹介してみます。