うた
あっかとバイ カナキンバイ あっかとバーイ カナキンバイ オランダさんから もろたと バーイバイ
あそびかた
①赤布をふりながら、あかちゃんにうたってあげる。あっかとばい(1)
②赤布の渡しあそび、5.6歳位ぐらいから。あっかとばい(2)
赤布を持つ役と、それを輪になってとりまく外輪のこどもたちがいます。 大きな外輪になったこどもたちは、時計まわりに歩きながらうたい続けます。
赤布役は、うたいながら外輪の内側を時計と反対にまわります。高くもった赤布を「ばあい、バイ」で外輪の子にすれちがいざまに渡し、役を交代しながらあそびます。
きろく
1月8日に、②のあそびをみのりが丘幼稚園の研修会でしました。
赤布をすばやく渡して、逆むきにあるくタイミングが先生たちもむずかしくおもわず笑いがでていました。
あっかとバイとは、赤いのですよ!!ということです。
長崎の丸山遊女が、新年会で出島のオランダさんからいろんな彩りの布をもらっていたのでしょうか。
かなきん(金巾)とは、ポルトガル語のCanequim。堅くよった綿糸で目を細かく薄地に織った綿布だそうです。 着物の裏地などに赤布を使っていました。
長崎の方言で、人にとくいになって見せるのを「みせびらかす」と言います。赤布をみせびらかしながら、こどもたちがとりあっていたのでしょう。
(参考資料: 佐賀 長崎のわらべ歌 柳原書店)