長崎県美術館で開催中だった藤城清治展を観てきました。
時間をゆっくり取りたかったので、夕方から夜に。ひとりで2時間ゆったりと味わえました。
細かいうすい紙を幾重にも重ねる、色と光のコラボが絶妙で、初期の作品『西遊記』の挿絵も大胆なフォルムがすばらしかった。
それに、入り口のご挨拶あった言葉に心打たれました。
青春とは人生のある期間ではなく心の持ち方をいうアメリカの無名の作詩家サミエル・ウルマン氏の『青春(Youth)』の詩。有名な詩だったんですね。
年を重ねただけでは人は老いない 理想を失う時初めて老いる
人は信念と共に若く、恐怖と共に老いる
希望ある限り若く、失望とともに老い朽ちる
この詩が藤城清治氏を物語っていると記されてあって、作品からもそのとおりと思いました。
老いるのは、自分次第だと心しましたよ。