一度、アングラ演劇 を観たい!と思っていたらgoodなタイミングで公演があったんです。
明治大学・駿河台キャンパスでの唐十郎の大震災お見舞い公演「ひんやり児」のご紹介です。
姪と行った「ひんやり児(こ)」公演には赤テントに約250人、ぎっしりでした。
入場すると周りは中高年が三分の二、舞台が間近で、、ベタ座りで観ました。
さてさて、始まるワクワクの、、、赤テント公演です。
「ひんやり児」
学校の教室ぐらいの幅の舞台に、大きな水槽のリヤカーを押して青年が出てきます。
クリアー水槽の水が、ピチャピチャ、、、ゆれている、、。
大きな水槽に、一個の大きな四角豆腐が水槽の中で、プ〜ワプワ、、ユ〜ラユラと。
青年は豆腐をすくって両手に掲げブルブルとふりながら、、、「・・・」とセリフ。
青年が、つぎつぎに起こるルビー宝石の奪いあい、人の争いに巻き込まれ、、、。
話の筋は飛び、ガラリと妙な登場人物が出て来て駈けずり、歌い、通る声で言あう。
なんと、終盤にはホースをくわえて唐十郎が大水槽に潜ってしまうんです。 へぇ〜、、!!
服も体も頭も水びたし、、、そして、豆腐は水槽の中で崩れてしまいます。
これは何に?? でも、、、この場面で、、、思わず私は涙がポロリ。
最後に、赤テントの奥がパァ〜と開いて、トボトボ、、、と豆腐売りの青年は背を丸くして
水槽リヤカーを引いて、、、坂道を下って、、、消えていく。 ーおしまいー
理解なしでOK、これが唐劇なのかも。 まさに、これが赤テントなんだぁ・・・。
目をキラキラさせて声をはりあげ、劇が大好き!!という演じる姿に圧倒されましたよ。
ブルブルと白い豆腐をゆらし、、水をしたたらせながら、、、大切に持ちあげたた青年の姿。
彼もですが、白い豆腐がミゴトな生きている役者にみえた場面が頭からはなれません。