第23回ワークショップは大所帯でした。
初めての方も交えて、子ども8名+保育士8名の親子連れの参加です。
南部ブロックわらべうた研修の取り組みを紹介したり、冬の季節のうた、お正月のわらべうたでした。
プログラム
1)オモヤノモチツキ
2)おうちの女中さん
3)べごべご
4)どんぶかっか
5)お正月ええもんだ
6)ねんね ねんね(壱州の子もりうた)
*赤字をクリックするとわらべうたが動画で見れます
音を外す子どものために→自分の声を聴くバケツです。
まずは、自分の声をしっかり聴くことから始めます。
なかなか面白いとみなさんの笑いをとりましたよ。
わらべうたをあそんで研究発表するという長期研究会です。
14ヶ保育園ごと各1名担当。2年間にわたり研究します。
今回は、3ヶ月間のレポートと質問に答えることがメインでした。
みなさんからの質問
1)子ども同士で歌がずれる子・リズムが取れない子への指導の仕方
2)保育士の声のトーンが低い
3)「ながなかほい」のバージョン
4)記録の残し方
この質問に応え、リズムや音をとる方法などを体を動かして先生たちとやってみました。
これから今回の研修を子どもたちがどう受け取るのかが楽しみです。
東京から里帰り中のコトちゃんとおかあさんが初参加されました。
第22回は、ワークショップにいつも参加されるおばあちゃんと一緒にわらべうたができます。親子3世代です。
うれしいことにコトちゃんは、東京でもわらべうたをしたことがあるそうです。
プログラム
1)ドドッコヤガイン
2)おうちの女中さん
3)十月よ、十月よ
絵本「どんぐりころちゃん」
4)どんぐりころちゃん
5)ねんね ねんね(壱州の子もりうた)
*赤字をクリックするとわらべうたが動画で見れます
噂のとおりかわいい4歳の女の子でした。
秋シーズンのわらべうたの中で「十月よ、十月よ」がお気に入りかな?
東京でもおかあさんとあそんで下さいね。
いやはや、ビックリとうれしさでいっぱいです。
第26回日本アカデミー賞(2003年)をとった「たそがれ清兵衛」を レンタルしてきました。
そのDVD観ていたら、わぁ、、長崎のわらべうたと同じのが出てきたんです!!
同じだったわらべうたは、「お家の女中さん」でした。
場面は、飯沼朋江(宮沢りえ)が、たそがれ清兵衛(真田広之)の二人の娘とわらべうたであそんでいるところ。
最初から30分過ぎ。うたの2番から6番まででかなり長いシーンです。
突然、目が点になってしまいましたよ。あっ、と絶句です。
山田洋次監督は、構想に10年以上、時代考証に1年以上をかけたそうなので、わらべうたも調べられてふさわしいのを採用されたのでしょう。
思いがけず、佐々町で取材したのと同じうたの出現に面食らいましたよ。
心にぽっと灯火がついて、うれしい、なつかしい。わらべうたはいいなぁ。
映画もめちゃ面白かったです。
うた
どんぐりころちゃん あたまはとんがって おしりはぺっちゃんこ どんぐりはちくりしょ
あそび
まりつきうたですが、しぐさあそびにしています。
うたに合わせ、ひざにだっこ→あたまをなでる→おしりをなでる→わきを支えて高い高いをする
きろく
わらべうたつきの絵本が出版されました。ホンワカとした秋色のステキな絵本につられてどんぐり帽子をつくりました。
子どもは、高い高いがだいすきです。お母さんができるのも3,4歳ぐらいまでですが、お父さんにもバトンタッチして やってもらいましょう。
他に、じゃんけん、お手玉あそびにもできます。No.207
(参考資料:「どんぐりころちゃん」アリス館)
うた
うらの てんじんさまから おもての おいなりさまから おひとが じゅうにん おうまが さんびき いちゃ ほーらい こんこん だれでも おつきなさい
あそび
1)しぐさあそびです。
数人で前の子の肩に手を当てて、一列で行進する。 「おひとが〜」から列の最初の子は、後ろ歩きで列のしっぽに付いて行きます。
2)竹馬をしながらうたって歩きます。
きろく
1)2歳位になると”あっかとばい”では、馬の人形を持ちながらゆっくり行進します。まずは、お母さんに手をつないでもらって一緒に歩く。
次に人形を一人で持って歩きます。個人差がありますが気長にうたって歩きます。
2)毎週、時津のウォーターフロント公園で竹馬をしながらうたいました。
2007年の春から始めて秋まで半年間、竹馬あそびにハマりました。T君は、最終的に(一回のうたで31歩)連続44回、1364歩がんばりましたよ。
海のすぐそばで竹馬をしたことは、楽しい思いでになったでしょう。
No.206 (参考資料: まめっちょ1 全音楽譜出版社)
うた
かえるが なくから かえろ おたまが いるから いいじゃんか
あそび
1)布を左右にふりながらうたう
2)かえるのぬいぐるみ(リバーシブル)をひっくり返し、おたまじゃくしを出す。 再び、おたまじゃくしからかえるにひっくり返す。
きろく
3,4歳になると、指先が器用になってひっくり返す動作ができるようになります。
ボタンをはめたり、はずしたり、右左の靴下をそろえて整えたりできるようになります。
生活の中でも指先がじょうずに使えると自慢したくなりますね。
わらべうたにあわせてひっくり返すのは楽しいそうです。 No.205
(参考資料:わらべうたであそぼう 明治図書)
第21回、後半のワークショップです。
プログラム・後半
4)えんやらもものき
5)うちのせんだんのき
6)ねんねん(でんでん太鼓)
7)お気に入りの絵本紹介
*赤字をクリックするとわらべうたの動画が見れます
おかあさんのワークショップにだんだん慣れてきて、自分から前に出て大好きな絵本を紹介してくれましたよ。
ほほえましい眼差しです。
絵本は「たまごのあかちゃん」と「I can fly」でした。
どちらも異色ながら魅力的。知らない絵本をシェアするのは視野が広くなります。
同じ絵本でも読む人のキャラクターで、くりかえし聴けて観れるのは、わらべうたと同じ、おもしろいですね!!
来月のワークショップは、10月27日(日)の予定です。
第21回は、Tくんとおかあさんがワークショップに初参加です。
Tくん、浜の町のわらべうたに参加していた頃は、あかちゃんだったのです。
大きくなりました。「ひとやまこえて」をやる気いっぱいです。
プログラム・前半
1)ドドッコヤガイン
2)ココハ テックビと「明珠在掌」
3)ひとやまこえて
*赤字をクリックするとわらべうたが動画で見れます
重ねカップで、なかなかほいをあそびました。
まだまだTちゃんには、大きさ順に収めるのは難しいのです。
でもできた! やった〜とクルクル回ってアンパンマンです。
かわいい足を精いっぱい上げて「アンキック、アンキック」とうれしそう。
周りのみんなも、そんなTちゃんのよろこびを分けてもらいました。
アンキック、かっこいいです。
島原復興アリーナで200名弱のわらべうた研修です。
保育のお仕事が終わってからの研修は、5日の19:30〜21:00まで。
資料を見ながらでなく、すぐに体をおもいっきり動かすあそびは笑い声や、拍手が起こりました。
広い体育館でびのびとができ、一番人気は、なかなかほいです。
この研修では、男の先生も参加です。うた声に幅ができて動きもダイナミックになりました。
島原に男の保育士さんが多いことはうれしいことです。
あやとりのおがどんなをされる姿はすっかりお父さん顔です。なごやかな良いシーンでした。
長崎のわらべうたを中心ご紹介しましたが、ねったかのこもりうたは 保育園でお昼寝の時にうたってほしいです。
帰り際に保育士の方々から、おもしろかったです!!と言われました。
わらべうたと出会っていただいてよかったです。
黒い魚をにぎってるいるのは、1歳のはる君です。
お姉ちゃんと一緒にハイハイのころ、わらべうたをはじめました。
ハイハイから7ヶ月たってかれっこのしぐさをシッカリしています。
大きくなったね!! 今は立って歩いています。
ハイハイしていた時にはる君は、かれっこでチョッカイを入れました。
それがゆるせないうUちゃんに、ダメよとおかあさんに引き戻されています。
チョッカイ姿はほほえましい。動画の主役でした。
かれっこは、わらべうたの定番で飽きずになんどもくりかえします。
あかちゃんも子どもも、しぐさあそびはすきなんです。
しぐさがおもしろい、くりかえしあそべる、おかあさんとあそべる。
これが、わらべうたの醍醐味ですよ。
第20回は、雨日ながら島原からも参加されました。
おかあさんと一緒に、照れながら劇あそびができてうれしそうです。
プログラム
1)コーブロ コーブロ
2)ココハ テックビと「明珠在掌」
3)えんやらもものき
4)うちのせんだんのき
5)ひとやまこえて
6)ねんねん(でんでん太鼓)
*赤字をクリックするとわらべうたが動画で見れます
2)では、手のひら=掌(たなごころ)を4回つつき「明珠在掌・みょうじゅたなごころにあり」とプラスして唱えています。
これは禅のことばで、ほかと比べたりしないで、自身のもっているに宝に気づきなさいという尊い教えです。
久しぶりに、伝承お手玉やシャグリングも練習しました。継続が肝心ですね。
来月のワークショップは、9月22日(日)の予定です。
うた
ねったか ねらん かあ と まくらに きけば よ お まくら もの ゆう にゃあ ねた と ゆうた
長崎の外海の子もりうたです。ゆっくりとうたってあげましょう。
きろく
長崎の外海の森ユキさん、山口オキさんから伝えて頂いた子もりうたです。
昔、外海の人々は貧しく生活に追われていたそうです。
子どもがぐずって寝ないと、別のうたで「ねんねした子の かわいさ みぞさ 起きて泣く子の 面(つら)憎さ 面憎い子は 茶釜に入れて 松葉おりくべて ゆで殺せ」があったそうです。
今のように、子どもにかまっていられなかった時代をうかがわせます。
当時は、子どもは夜早く寝ないと大変なことになるぞ!という おどかしみたいなものがあったのでしょうね。
コンビニやテレビなど無かった時代は、親も子も早寝、早起きだった事でしょう。
そんな背景があった頃のうたですので、枕がものを申すとは何とも面白い詞ですし 節も美しいと思います。
ぜひ、長崎の子もりうたとして伝えていきたいと思います。
わらべうた No.204 No.157
(2004年10月16日 黒崎にて取材)
うた
ひとつ 日の出は 畑でおがめ ハア 富貴万福末繁盛
ふたつ 踏むほど 伸びるは麦よ ハア 富貴万福末繁盛
みっつ 見るなよ 上見りゃ星(欲し)だらけ ハア 富貴万福末繁盛
よっつ 夜業にゃ昔こうれし ハア 富貴万福末繁盛
いつつ 囲炉裏にゃ絶やすな火種 ハア 富貴万福末繁盛
むっつ むやみと妬むなとなり ハア 富貴万福末繁盛
ななつ 泣くより笑って暮らせ ハア 富貴万福末繁盛
やっつ 休むも仕事のうちよ ハア 富貴万福末繁盛
ここのつ 子めらはお家の宝 ハア 富貴万福末繁盛
とおで 徳をつみゃ 孫子に返る ハア 富貴万福末繁盛 ハア 富貴万福末繁盛
あそび
風船つきうたです。
きろく
数えうたを頭韻にした風船つきうた。福島の人が、人の道の教えをうたにした貴重なうたです。
うただけをうたっても歌詞の奥行きとふくらみがでるでしょう。
ひろく国内外に紹介したいうたです。 (わらべうた No.202)
(参考資料:ふくしまのわらべうた 児童図書館研究会福島支部編)