うた
ひとりでさびし ふたりでまいりましょう みわたすかぎり よめなにたんぽ いもとのすきな むらさきすみれ なのはなさいた やさしいちょうちょ ここのつこめや とうまでまねく
あそび
お手玉うたです。 または、お人形やペープサートを使ってうたう。こもりうたにもうたえます。
きろく
わらべうた・岩波文庫には、仙台・田尻地方の唄。羽子突唄にも使用する。
対馬の手毬唄などに同じく、一から十までの数を語頭に揃えた頭韻の歌。
広島県三次市羽子唄。島根県邑智郡日和田村羽子突唄にも出。と記されています。
よめ菜は、野菊のこと。たんぽは、タンポポの訛。とうは、唐に掛けたか。
(参考資料:わらべうた 岩波文庫) わらべうた No.202 No.15
うた
ちんがらがったん ちんがらがったん おまえのうしろにだれがいる ◯◯ちゃん それはほんとにようあてた
あそび
鬼あてあそびです。
鬼が目をつむり輪の真ん中に座ります。外輪の子どもたちは手をつなぎ、うたいながら鬼のまわりを回ります。
「だれがいる」をうたい終わったら、止まって親役がひとりの子に、声だし「ちんがらがったん」を 合図します。
鬼は、声出しの子の名前を当てます。 当たったら手拍子しながら「それはほんとにようあてた」で鬼が交代、当てられたらなかったら もう一度、鬼をします。
きろく
諫早の立川久子さんに教えていただいたわらべうたです。むかし、諫早でも養蚕がさかんだったそうです。
ちんがらがったんは、繭から糸を引く時の糸繰りの擬音です。
他に、おなじような鬼あてうたは、「ひとまね こまね」があります。
どちらも、あそぶ仲間の声を聴きわけるあそびなので、初対面の子どもたちではむずかしいかもしれません。
なれた仲間たちでは、声色をかえて騙したりできるのがおもしろいですよ。
(2013年6月5日諫早・立川邸にて取材)わらべうた No.201
第19回のわらべうたワークショップです。
子どもさんも参加で、つかず離れずでおかあさんのひざに来たり、お絵かきをしたりとにぎやかでした。
やぎゅうげんいちろうの絵本、「おてらのつねこさん」はみんなの目線が一点に集中です。 ほんとうに松尾先生の十八番ですね。
プログラム
1)たなわたし
2)ココハ テックビ
3)メン メン スー スー
4)ももや ももや
5)おきゃがりこぼし
6)おうちの女中さん
7)ねんねん(でんでん太鼓)
ノースカロライナから帰省中のTさんの息子さんは、仲よいお友だちもできましたよ。わらべうたが好きになったそうです。
Tさん、息子くん。また、来年お会いしましょう!!
来月のワークショップは、8月25日(日)の予定です。
うた
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
オエビス ダイコク ドッチガ ヨカンべ ドウデモ コウデモ コッチガ ヨカンべ オススノ ス!!
鬼きめうたです。
数人が輪になり、それぞれ両手をグウの形(両こぶし)にします。
一人(親)がうたいながら人差し指で・の順に両こぶしを当てて行き、最後のスに当たった人が鬼になります。
きろく
エビスさんの言葉のあるわらべうたは、たくさんあります。
長崎は海に面する県です。エビスさんはなじみのある神様、たくさんうたいましょう!!
エビスさんは、七福神の中にある漁業の神様で福をもたらすとされています。
七福神は、恵比寿・大黒天・毘沙門天(びしゃもんてん)・弁財天(べんざいてん)・福禄寿(ふくろくじゅ)・寿老人 (じゅろうじん)・布袋(ほてい)です。
福をよびこむうたは、わらべうたの十八番かもしれないです。
7月3日に、長崎市保育会の研修会でわらべうたをしました。
保育士・看護師の乳児研修会は、若い先生方がたくさん参加。
わらべうたに馴染みがない方でも、明日から園や病院であそべるわらべうたのプログラムです。
プログラム *赤字をクリックするとわらべうたが動画で見れます。
1)羅漢(らかん)さん(長崎)
2)おちょず
3)おやゆびねむれ
4)ハナチャン
5)ギッコンバッタン(長崎)
6)たなばたのかみさんが
7)おきゃがり小法師(福島)
8)おうちの女中さん(長崎)
9)ねったか ねらんかと(長崎)
福島のわらべうた「おきゃがり小法師」では、みなさん自身が小法師になってみると、なかなか腹筋ストレッチで汗だくです。
すると、若い先生が「起き上がる時に膝を胸にくっつけると楽です!」とアドバイス。ほんと、ほんと、コロリンと起き上がれますよ。
子どもにも膝をかかえさせ丸い小法師にして、肩を押してコロリンとしたり あかちゃんは腕にかかえてゆっくり、ゆすってあげてもいいですね。
人として暮らしていくのに、導かれるようなわらべうたです。
うた
富貴万福末繁盛
ひとつ 日の出は 畑でおがめ ハア 富貴万福末繁盛
ふたつ 踏むほど 伸びるは麦よ ハア 富貴万福末繁盛
みっつ 見るなよ 上見りゃ星(欲し)だらけ
ハア 富貴万福末繁盛
よっつ 夜業にゃ昔こうれし ハア 富貴万福末繁盛
いつつ 囲炉裏にゃ絶やすな火種 ハア 富貴万福末繁盛
むっつ むやみと妬むなとなり ハア 富貴万福末繁盛
ななつ 泣くより笑って暮らせ ハア 富貴万福末繁盛
やっつ 休むも仕事のうちよ ハア 富貴万福末繁盛
ここのつ 子めらはお家の宝 ハア 富貴万福末繁盛
とおで 徳をつみゃ 孫子に返る ハア 富貴万福末繁盛
富貴万福末繁盛
きろく
このうたは、福島の風船つきうたうたです。
今年は、みさかえの園で「音楽の贈り物」の節目でした。ぜひ、みなさんに元気をもらって欲しいとご紹介しました。
その風土が生み出したわらべうたは、うたって伝えなければ途絶えます。この福島のうたはすばらしいのです。
長崎にもこのような導かれるうた「ともさん ともさん」があります。
うたって、知ってもらって、楽しんでもらって、あそんでもらって伝わるから、わらべうたはおもしろい!!
(参考資料:ふくしまのわらべうた 児童図書館研究会福島支部編)
先日、長崎のあゆみ保育園で親子のイベントが2つありました。
0、1、2才児クラスは、親子わらべうた。年中、年長クラスは親子で給食をたべましょう会です。
わらべうたで輪になると、お父さんが内側に、お母さんは後ろにいます。
それに、あかちゃんを抱っこするお父さんが多かったんですよ。
プログラム
1)うみだよかわだよ
2)かれっこ
3)おちょず おちょず
4)ほたるたるたる
5)コーコハトウチャン
6)こりゃどこの
7)オヤユビ ネムレ
8)ねったかねらんかと
*赤字をクリックするとうたの解説と動画がみれます。
お父さんの腕のなかであかちゃんはスヤスヤ。子どもたちは、親と一緒に園内ですごせて、ワイワイとうれしそう。
前に出るお父さんの姿に、ほう〜っと感心しました。
若いお父さん、がんばってますね!!
第16回わらべうたワークショップで作ったピンポン玉人形です。
カンタンにできますので作り方をご紹介します。
材料
ピンポン玉2個 ハンカチ2枚 カッターかハサミ 油性マジック 小さい厚紙 テープ
作り方
1)ピンポン玉に切り込みを入れ、指が入るくらいの大きさ切り取る
2)指サックを小さい厚紙で筒状につくる(約2センチ)
3)ピンポン玉の穴にハンカチをさし込み、指サックで固定する
4)顔、髪を描く(ほほ紅をいれると、かわいいです)
一人一人がつくる顔の表情がちがってて、楽しいですよ。
オリジナルのおもしろい人形ができあがります!!
これを使って「ひとりでさびし」をうたっています。
第17回は、「饅頭ツアー」に参加された先生もいらっしゃったので「町で饅頭買うて」からです。
峠越えのしんどさにマッチした「かなうらざかに」、前回作ったピンポン玉人形をつかった「ひとりでさびし」もしました。
プログラム
1)町で饅頭買うて
2)かなうらざかに
3)なか なか ほい
4)ひとりでさびし
5)たけんこが
6)ほたる たるたる *赤字をクリックするとわらべうたが動画で見れます。
このごろ、先生方のご自慢の絵本、雲仙のおもちゃ屋さんのおもちゃ、などで盛り上がっています。
松尾先生は、やぎゅうげんいちろうの絵本が十八番。おもしろい!!
「おなべふこどもしんりょうじょ」に続き、今回は、「おてらのつねこさん」 赤と白の単色イラストが斬新です。読み手もスバラシイ。
河野先生は、「せんべ せんべ やけた」 いつも園で読みこんでいらっしゃるのでお得意です。
昭和のかんじがホンワカとするわらべうた絵本のご紹介でした。
わらべうた、わらべうたの絵本も充実してて楽しいワークショップでした。
次回は、6月30日(日)の予定です。
うた
たけんこが はえた たけんこが はえた ぶらんこ ぶらんこ さるがえり
子どもが木の棒をしゃがんだままで両手でつかみます。
大人がその棒の両端を持ち、子どもが立ち上がり宙ぶらさがりができる まで上げて、最後にブランコをさせます。
きろく
”あっかとばい”では、このわらべうたは春のブランコあそびにしています。
子どもが鉄棒であそべるのは、4、5歳からですがこのうたですと 1、2歳ぐらいからあそべます。
注意:脱臼しやすい子どもは避けましょう。
つかむ力がまだ足りない時は、その子の身長、握力にあわせて親が 手を添えて、かげんしてあげます。
幼い時期からこの宙ぶらさがりであそぶと、ブランコを嫌がらないで 公園にある鉄棒などが好きになります。
さっそく、R君(1歳4ヶ月)はぶらさがりをしようと高い所に手をのばしていました。
その1はここです。
(参考資料:わらべうたであそぼう 明治図書)わらべうた No.200 ②
本田邸・わらべうたあそび編
1)たなわたし
2)うみだよかわだよ
3)かれっこ
4)町で饅頭(まんじゅう)こうて
5)さあ巻きくば
6)なかなかほい
7)ひとやまこえて 赤字をクリックで動画がみれます。
たなわたし(長崎):桃まんじゅうを静かに渡していきます。
鬼(中央の目をとじた二人)が、桃まんじゅうを持っている人を当てます。
うみだよかわだよ:さかなを踊らせます。
かれっこ=さかなを焼いて→醤油をつけて→食べます。
町でまんじゅうこうて(長崎):このツアーの基になっているわらべうた。
さあ巻きくば(沖縄):坂野さんから教えてもらいました。
坂野さんは鳥取の研修でもされていますよ。
なかなかほい:ジャンプ力がスゴイ!!
ひとやまこえて(福島):からかう問答→鬼ごっこへ。
つかむぞ!!で、鬼ごっこがはじまります。
みんな、逃げるのが速か!! パワフルなあそびです。
わらべうたのさいごに、パ〜ン!! みんなからのサプライズのクラッカーです。嬉しかぁ!! 思わずウルルとなりました。
本田邸のわらべうた終る→市布バス停へ。
第十回「饅頭ツアー」その1 その2 その3です。
第16回は、人形つくりをメインにしてみました。
先月から春らしいうた「ひとりでさびし」の練習して、今月はかんたんな指人形をつくりましたよ。
ピンポン球ながら、それぞれ化粧下地をぬってペンでの顔を描く。
面白いしあがりになりました!!
プログラム
1)コノベル ナラシタ
2)テーレー レッポ
3)なか なか ほい
4)ひとりでさびし
5)たけんこが
*赤字をクリックするとわらべうたが動画で見れます。
絵本は、でたばかりの絵本「おなべふこどもしんりょうじょ 」でした。
ご紹介は松尾先生。読み方も内容もおもしろかった~!!
紙芝居は「およめさんにばけたきつね」と盛りだくさんでした。
次回は、5月26日(日)の予定です。
あらぁ、と、かん吉さんのブログでわらべうたを思い出しました。
記事は、和菓子と静岡の 「越すに越されぬ大井川」を書いていらっしゃる。
これは、昔の川渡りのうたです。大井川の蓬莱橋もわたってみたいです。
うた
かごかご、じゅうろくもん えどからきょうまで さんもんめ
ふかいかわへ はめよか あさいかわへ はめよか やっぱり ふかいかわへ どぼーん(あさいかわへ しゃぼしゃぼ・・・・)
二人が向かい合い、お手玉をかごや布に入れ持ちます。
うたに合わせてかごを左右にゆすり最後にかごごと落とします。
きろく
もともと、京都のゆりあそびです。
”あっかとばい”では、バスタオルや洗面器なども使ってあそびにしています。
他に、ふりわけあそびにもしています。
二人が両手をつなぎ中に一人入れ、三人でうたに合わせながら体を 左右にゆすり最後の「どぼ〜ん」で中の子を外に放りだしす。
最近の動画はここです。
(参考資料 わらべうたであそぼう 明治図書)
その土地によって自然のと共存していた昔の人の姿が目に浮かびます。
”わかったブログ”は、おもしろいです。ありがとうございました。
菜の花がさくと、うたう仙台わらべうたです。
ひとりでさびし ふたりでまいりましょう
みわたすかぎり よめなにたんぽ いもとのすきな
むらさきすみれ なのはなさいた やさしいちょうちょ
ここのつこめや とうまでまねく
お手玉うたなのですが、こもりうたのように感じます。
来月のワークショップで、保育士さんたちは人形も作る予定。
長いけれど、十番までのうたに挑戦しますよ。
うたの動画はここです。
うた
テーレー レッポ かさうり すずめ あぶらひき とひき つよのめ チリン
チリンと ぬけたら またぬけた ぬけて あそばされ おぼこたち
あそびかた
草履隠しのあそびですが、順番決め(鬼決め)のあそびにします。
1)お菓子、おもちゃなどを順番にとっていく
2)履物を手に見立ててあそぶ
数人で両手を出し、歌の最後の「ち」に当たった手が上がり 早く両手上がった子が勝ちで残った子は負けになる。
きろく
宮城県仙台地方のうただそうです。
わからないなぞなぞことばがたくさんですので、逆に語呂合わせの リズムが面白かったのでしょう。意味がわからないことばというのは、大人はこだわりますが子どもは 丸ごとことばあそびとしてとらえます。
子どもがそれぞれ違って理解してて、後年になって氷解する時は これまた「腑に落ちる」ということでしょう。??の謎を持ち続けるのは氷解した時の感動もあり、それにはゆっくりとした大切な時間が 必要なのだと思います。
(参考資料:わらべうた 岩波書店)