私は、長崎に居ながら、生からすみは食べたことがなかったのです。
からすみというと、どうしても酒の肴、お酒が苦手な方には敬遠されがちですが、「生からすみ」はそんなイメージを払拭してくれる商品です。
「生からすみ」は3代目店主、上野初太郎が日本で初めて考案しました。当時、鰡(ボラ)卵の破れたものは干しからすみとして製品にすることができず、何とか別の商品にできないものかと試行錯誤の末生まれたのが、「生からすみ」です。
おかげさまで今では破れた鰡卵だけでは生産が追いつかず、干しからすみの原料も使うほどの看板商品になりました。
結果、昭和47年に、農林水産大臣賞を受賞致しました。
松庫さんのWebより。
さてさて、生からすみ丼です。
一言、うまい!! ほんに、長崎のキャビアでした。
白ごはんに山芋のすり下ろし、青のりに生からすみがのっています。酒粕につけてあるのでぷ〜んとお酒の香り。まろやかです。
副菜のおにしめ。焼き魚、焼きトマトと南瓜。だし巻き卵とかぶにみそ汁。どれも家庭味です。これが800円で食べられるなんて!!
こりぁ、やみつきになりそうですよ。
つづく。