諫早の立川久子さんに頂いた本はすばらしいです。
イラストもあり、見ても読んでもホ〜!とうなずいてしまう。
配列が、人々の生活との関わりの深い方言なので民俗調査の項目を参考にされています。
魚のページをぱらぱらと開けると
アラカブ=かさご [荒々しく餌に食らいつく(かぶりつく)習性から]
イオ・イヲ=魚の総称 日葡辞典→イヲ=魚
ウミフーズキ=うみほおづき *大村湾側、有明海側に、テングニシが多く生息している。テングニシの卵殻がほおづきとして利用されてきた。
カナヤマ・マンビキ=しいら [釣り針に掛かったしいらは万力(まんりき)のような強い力でひくことから]
むかし、ウミフーズキを口びるではさみ、噛んではぶーぶー鳴らし遊んでいました。
テングニシの卵殻とわかって、「へ〜、そうだったんだ!!」と。
長崎の築町市場にいくと魚屋でよく見かけたんです。今は、もうそんな光景はみられないなぁ。
ウミフーズキがよく鳴るような穴を開けるのが肝心だった。