東日本大震災にあわれて避難されている方々や、親子の為のわらべうたを紹介します。
だいめい
ねったか ねらんかと 2(こもりうた)かし
ねったか ねらんかあと まくらに きけばよお まくら ものゆうにゃあ ねたと ゆうたあそびかた
長崎県の外海の子もりうたです。ゆっくりとうたってあげましょう。きろく
長崎の外海にお住いの森ユキさん、山口オキさんから伝えて頂いた子もりうたです。昔、外海の人々は貧しく生活に追われていたそうです。
子どもがぐずって寝ないと、別のうたで「ねんねした子の かわいさ みぞさ 起きて泣く子の
面(つら)憎さ 面憎い子は 茶釜に入れて 松葉おりくべて ゆで殺せ」があったそうです。
現在のように子どもに、かまっていられなかった時代をうかがわせます。
当時の子どもは、夜早く寝ないと大変なことになるぞ!という
おどかしみたいなものがあったのでしょうね。
コンビニやテレビなど無かった時代は、親も子も早寝、早起きだった事でしょう。
そんな背景があった頃のうたですので、枕がものを申すとは何とも面白い詞ですし
節も美しいと思います。
ぜひ、長崎の子もりうたとして伝えていきたいと思います。
掲載2回目No.157は、あかちゃんとお母さんの講座「わらべうたと小さい人の歯の話」に
参加されたあかちゃんの映像です。
ニコニコしながら耳を澄ましてよく聴いていました。
1回目No.50はすっかりお母さんのように、お人形さんに子もりうたをうたって
あげている子どもたちです。
(2004年10月16日 黒崎にて取材)
わらべうたであそんでみると。
今、あかちゃんは母親が不安でいっぱいなので泣いたり、むずがったりして大変でしょう。2,3歳子どもたちも、元気そうでもまわりの不安を心の底に溜め込み、悲しんでいます。
どうぞ、みなさん、子どもたちの心のケアをしてあげてください。
* お母さんが、あかちゃんや子どもにうたってあげると親子ともに
心が落ち着き、癒しになります。
* うたが短いので覚えやすく繰り返しできます。
* 避難所であそぶおもちゃ、道具がない時に役立つあそびです。