わらべうたとゆかいな日々
わらべうた 長崎のこと スモーク(くん製)

8月19日の夕方、冨田良介作陶展の終わりがけに行きました。ギャラリーにシロクマさんひとり。

シロクマさんだけが、作品のなくなったギャラリーに静かにぽつり佇んでいる。ほっとして・・・行き先を待ってる様です。 まるで魂が入っているみたいに思えるのはなぜでしょう。

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シロクマさんの柄杓がポキッとおれたら、悲しいので・・・Fさん宅までお届けしましたよ。抱っこされた彼(彼女)は、無事にお家に静まって安心しました。

気づかなかったけれど、シロクマさんの口は赤く、グイッと大きいんです。波佐見3で講座の為に作ってもらった、きつねの口と同じですよ!! あらぁ・・です。

シロクマさんの丸っこい温かみのあるフォルムや眼の開け方の上に、口がポイントだったかも・・やさしい顔にせず。が深みがでています。


家に少しづつ冨田さんの磁器が揃ってきました。

今回は、生活器を欲しかったのでご飯茶碗とマグカップを買いました。

マグカップは、にぎり手が大きくて持つと安定感があってとても良かったです。

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前に買った大きいスープ用のマグカップは、にぎり手が華奢なために もげて残念な思いをしたことがあります。

見ためのデザインを優先するのではなく使用感を大切に作ってありました。

ほかに、オブジェとして、ブタのお人形やうさぎ、カバの親子があったのです。

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何とも言えない穏やかな顔で子どもを包んで慈しんでいるカバの親は、見ていてホッコリして きますね。

顔がとても大きく見えますが、おしりのもりもりを恥ずかしながらお見せしましょう!!

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焼き色がいい味でしょう。ドッシリとした重量感、ここにありですね。



長崎の波佐見の伝習館で陶芸をしてらっしゃる冨田良介の 作陶展がまなび野の風花で
開かれています。

日時:2010年12月7日(火)〜9日(木)
場所:長崎県西彼杵郡長与町まなび野2-1-4   風花・森のギャラリー
時間:AM10:00~PM6:00

開催の葉書をもらったので行ってきました。
いつも、動物のほのぼのとした姿や親子をテーマにした陶作に人気があります。
葉書のカバの親子はもう売れてお目にかかれませんでしたよ。

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冨田さんとは久しぶりしたが、いつもと変わらない謙虚な話にほっこりとなります。
もう、二児もお父さんになられて子育ても奮闘中だそうです。

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あら、ありました。前に購入したチョコンと座っているおさるの盃シリーズもありましたよ。
手ぬぐいを頭に盃のふちにもたれかかって、じ〜っとこちらを見ている姿も愛らしいですね。

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今回は、小ぶりのご飯碗とマグカップを購入しました。
冨田さんの盃やお皿が揃ったのでおつまみを盛って酒盛りをしようっと!楽しみだ。


ここ何年か続けて、波佐見の教育委員会の依頼でわらべうた講座を持つことになりました。その講座でわらべうたの道具づくりとして、きつねの人形が作りたかったのでした。

波佐見ならではの磁器のの白いつるりとした冷たい感触のきつね顔がねらいでした。黒澤明監督の「夢」に出てくるようなきつねです。

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嬉しくも、冨田良介さんや教育委員会の太田さんに多大にお世話になって実現したのです。きつね顔は世界に1個も同じものはない手作り磁器ですもの。磁器なので少し重くはなりましたが、オリジナルきつねさんが生まれました。

冨田さんは、こんな盃やかわいいカバやうさぎのオブジェも作っていらっしゃいます。こんな盃で日本酒を飲むとお猿さんが「お仕事お疲れ様でした」って言ってくれてるみたいですよ。

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今日も、一日おつかれ様でしたね。



400年の歴史をもつ波佐見は 都会で人気のある白山陶器のある町です。陶郷の里、中尾山を登って行くと中腹にある川の欄干もみごとな陶器製です。

中尾山の一番奥の建物が伝習館です。付近は桜の木が並び川の水を貯めた水貯路の横に建っていました。

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水は虚空蔵山から流れる清らかな川です。 伝習館の上は緑広がる林道が続きます。

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ここ数年、波佐見にご縁があります。

陶磁器の町、波佐見は佐賀県にある伊万里・有田の隣で長崎県佐世保市です。その波佐見の中尾山の奥に伝習館という陶芸の家があります。

そこで、陶芸を一般や学生の方に指導していらっしゃるの冨田良介さんがご縁のある方です。波佐見の伝習館でユニークな活動されています。

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冨田良介さんを知ったのは、島原のおさなご園でわらべうたをした折、お母様より冨田さんご兄弟さんの作品を見せて頂いた時でした。

園内のいたるところに磁器が使われ、磁器洗面器に描かれた鯉の姿に驚きました。早速、長崎空港のエスカレーター壁面にある冨田良介さんの大きな作品を見て波佐見の伝習館をお訪ねしました。

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伝習館の入り口に天を見上げているお猿さんが何とも言えない素朴なお姿で鎮座しておられました。このころ、私は波佐見で磁器のキツネの顔を作ってくださる方を探していたのです。

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私は、この落ち着いた陶磁器の町が大好きです。これから、波佐見にまつわることもお話しますね、お猿さんヨロシク。