長崎歴史博物館で催されていた創作人形・回顧展です。
竹取物語は、絵本「かぐや姫」としても知られています。
人形は、一体一体ていねいに創られ、背景も綺羅びやかで細かでした。
毛筆で書かれた解説文の美しい字にオドロキ。姫のふっくらした顔も品があって可愛かった。
こんな、すばらしい人形を創られる方がいらっしゃたんですね。
武 文桜さんは、里帰り事業の「長崎瓊子」にも関わった方でした。
真っ白なカップはアンティック。
カップの大きさ、縁の曲線、厚みも素敵なんです。
白いカップで、ぼってりしたのはよく見かける。でも、スッキリしたのはなかなかありませんよ。
きっと割るんだろうなぁ、、と思いつつ。
その時は、ザンネン、しかたないと諦めます。
ず〜っと使いたい。
庭に咲いている雑草です。
雑草でも花瓶に挿すと主役になります。
ほっと、一草、若草色。
お土産に新潟の長岡、浪花屋・柿の種をもらいました。
かるくて、ピリッとした種型がいい。飽きない味なんです。
ビールやお酒のつまみにもなって食べハマります。
新潟は懐かしい所。米処なのでおいしい煎餅、素朴なお菓子がたくさんありますよ。
この浪花屋の缶を見ると、懐かしさがジンワリわきます。
缶にはしおりが入っていて、テーマソングの五線譜と六番までの歌詞がついていました。歌詞と缶には、越後の長閑さがでている。
日本の原風景がある缶。大好きです。
新鮮な手もみの青のりは、ふんわりちじれていました。
さっそく、白ごはんの上に山芋、青のりをたっぷり、そして燻製カラスミを乗っけました。
イマイチの燻製カラスミが、ぷ〜んとした磯の香りに引き立てられて食欲がわきます。絶妙なコンビ。
さいごに、燻製醤油もたら〜りかけて、一気混ぜでパクパク。
旬なものは、もったいないなど思わずドシドシ味わって食べる。
かつお節とまぜるのも美味しいらしい。お吸い物にも入れよう。
海の恵み、ありがたいです。
静かに沈むほうじ茶。
朝、ひかりにてらされ琥珀色。
レトロな色がまぶしい。
父がお土産にくれた西洋人形。母手製の着物。
元来、父はお土産など買ってこない人で、58年前に長崎にこんなハイカラな人形は無かった。大阪で見つけてずいぶん高価だったそう。
昭和31年ごろ、長期出張の父のもとに、危ういひらがな字で5歳の私は手紙をだした。だからよと母。どんな手紙だったんだろう。
あまりのうれしさに、近所の子どもに見せびらかし、母にきせかえの服や着物を縫ってもらった。
西洋人形ながらバービー人形の前時代。母手製の着物は、西洋人形にしては八頭身ではなかったので着物が似合った。
目はパチパチと見開きし、ミルクを飲み、服はすべすべのサテンドレス、顔は白かった。近所の子たちに妬まれただろう。
半世紀過ぎて手垢で色黒の美人になり、髪の毛は縮れて絡んでいる。でも、父からもらった一番の宝物だった。
だからか、人形を身近に置くと落ちつく。いつも守ってもらっている。
これは、おばあさんになっても変わらないだろう。
長崎にゆかりのある絵本作家・葉 祥明の原画展です。
原画もですが、油絵「祈りの星」がこの世から浮游した感じ。深い藍紺から天色のグラデーションに惹かれました。
絵本の主人公ジェイクを折り紙で作るコーナー。付箋を壁に貼るコーナー。色とりどりの付箋はパッと明るい風が吹いているよう。
ご本人は、熊本出身ながらお母さんが長崎生まれ、そのお母さんが長崎をこよなく愛し、葉 祥明のお姉さんを長崎に嫁がせたそうです。
その嫁ぎ先が、グラバー園の近くの四海樓というちゃんぽん発祥地の中華の店。
展覧会場すべてに温かい空気が漂っていましたよ。
波打ちぎわの岩にびっしりのあおさです。
干潮のとき、おてんとさんに照らされて色も鮮やか。海はいい!!
2月になって海も春めいてきましたよ。
ざぶ〜ん、ざぶ〜んの波の音がとなりできこえる。
赤ちゃんのとき聴いたざぶ〜んは、根っこにあるのか落ち着きます。
少し暖かくなったら海辺でボ〜ッとしよう。
そこに海がある。そこに立っている。
初めて見るかわいい植物。「マユミ」という名前です。
古くからこの花は庭木として植えられたそうです。「檀」とも書く。
木はよくしなるので弓に使われ、盆栽、将棋のコマ、こけしなどの材料にもなっているそうです。
源氏物語の中にもマユミと記されているそうなので、平安時代からですよ。
相当古くから日本では親しまれている花だった。知らないのは私だけだったかもしれない。
画像検索で圧倒的に赤いマユミがみれますが、これは黄色です。
小さい提灯みたい。クリスマスのリースにもぴったりですね。
冬の晴れた空の下、鈍色(にびいろ)の家壁が佇んでいる。
長崎ココウオークの近く。教室までの道すがらに建っています。
この墨をぼかしたような壁面はずっとここに居てほしい。昭和を感じます。
いつも、パッキリとあざやかな色ばかりを好んではいませんよ。
昭和30年ごろの混沌とした街風景、出島〜中央橋までの中島川沿い。雑然としたボロ家並み。原風景です。
子どもの頃の街の姿がこの壁にある。ほっとします。
LED照明でライトアップされた出島の旧出島神学校。
昭和30年ごろは、朝長病院。毎日、オランダ商館跡地から眺めていた建物です。
夜景プロヂューサー・丸々もとお氏監修のもと、17年ぶりにリニューアルしたそうです。(マイナビのニュースから)
レトロな神学校の白い壁面がライトで浮かび上がっています。
凛とした建物は夜の月と一緒に出島のシンボルになっていました。
このライトアップでクリスマスムード満点です。
着々と出島が復元され、長崎のステキなスポットになっています。
この出島で、毎月「出島の集い」をするのが楽しみです。
2013年の暮れもせまってきました。
冬の潟で網を手に貝をとっている人の姿。囲い網 遠くに雲仙岳。
朝から雨だったのが、昼から晴れて潟は明るく穏やかです。
うちよせる波がヒタ〜リ、ヒタリ。海の「落穂ひろい」みたい。
有明海の豊かな潟、自然の恩恵はありがたいです。
海も山もある長崎はすばらしい。
くっきりと赤いポストが小路に立っていました。
長崎の上西山町にある懐かしい昔の形のポストです。
しかもペンキが剥げていない。どうも塗ったばかりの感じがする。
四角いポストは、機能的には合格でしょうが味気ない。
朱赤の色が元気で「お手紙まってま〜す」って言っているようです。
このどっしりした帽子姿に惚れ惚れしました。
長崎の女神大橋からながめた長崎港です。
海のコバルトブルー ほんわかとした空色 美しい港湾です。
晴天に、この斜張橋の上からながめる景色は清々しい。
遠く稲佐山が見え、ふもとに長崎の基幹産業・三菱重工のドックがあります。
対岸の赤い船は島原ドックで海のブルーに引き立っています。
夜の女神大橋もステキですが、昼の吊り橋の白い鉄塔が凛としててかっこよかった。
女神大橋の下を船でくぐるのも、上を車で通るのも好きです。
長崎の街はせせこましいけれど、眼の前の海に開放感があります。