わらべうたをあそんで研究発表するという長期研究会です。
14ヶ保育園ごと各1名担当。2年間にわたり研究します。
今回は、3ヶ月間のレポートと質問に答えることがメインでした。
みなさんからの質問
1)子ども同士で歌がずれる子・リズムが取れない子への指導の仕方
2)保育士の声のトーンが低い
3)「ながなかほい」のバージョン
4)記録の残し方
この質問に応え、リズムや音をとる方法などを体を動かして先生たちとやってみました。
これから今回の研修を子どもたちがどう受け取るのかが楽しみです。
東京から里帰り中のコトちゃんとおかあさんが初参加されました。
第22回は、ワークショップにいつも参加されるおばあちゃんと一緒にわらべうたができます。親子3世代です。
うれしいことにコトちゃんは、東京でもわらべうたをしたことがあるそうです。
プログラム
1)ドドッコヤガイン
2)おうちの女中さん
3)十月よ、十月よ
絵本「どんぐりころちゃん」
4)どんぐりころちゃん
5)ねんね ねんね(壱州の子もりうた)
*赤字をクリックするとわらべうたが動画で見れます
噂のとおりかわいい4歳の女の子でした。
秋シーズンのわらべうたの中で「十月よ、十月よ」がお気に入りかな?
東京でもおかあさんとあそんで下さいね。
いやはや、ビックリとうれしさでいっぱいです。
第26回日本アカデミー賞(2003年)をとった「たそがれ清兵衛」を レンタルしてきました。
そのDVD観ていたら、わぁ、、長崎のわらべうたと同じのが出てきたんです!!
同じだったわらべうたは、「お家の女中さん」でした。
場面は、飯沼朋江(宮沢りえ)が、たそがれ清兵衛(真田広之)の二人の娘とわらべうたであそんでいるところ。
最初から30分過ぎ。うたの2番から6番まででかなり長いシーンです。
突然、目が点になってしまいましたよ。あっ、と絶句です。
山田洋次監督は、構想に10年以上、時代考証に1年以上をかけたそうなので、わらべうたも調べられてふさわしいのを採用されたのでしょう。
思いがけず、佐々町で取材したのと同じうたの出現に面食らいましたよ。
心にぽっと灯火がついて、うれしい、なつかしい。わらべうたはいいなぁ。
映画もめちゃ面白かったです。
うた
うらの てんじんさまから おもての おいなりさまから おひとが じゅうにん おうまが さんびき いちゃ ほーらい こんこん だれでも おつきなさい
あそび
1)しぐさあそびです。
数人で前の子の肩に手を当てて、一列で行進する。 「おひとが〜」から列の最初の子は、後ろ歩きで列のしっぽに付いて行きます。
2)竹馬をしながらうたって歩きます。
きろく
1)2歳位になると”あっかとばい”では、馬の人形を持ちながらゆっくり行進します。まずは、お母さんに手をつないでもらって一緒に歩く。
次に人形を一人で持って歩きます。個人差がありますが気長にうたって歩きます。
2)毎週、時津のウォーターフロント公園で竹馬をしながらうたいました。
2007年の春から始めて秋まで半年間、竹馬あそびにハマりました。T君は、最終的に(一回のうたで31歩)連続44回、1364歩がんばりましたよ。
海のすぐそばで竹馬をしたことは、楽しい思いでになったでしょう。
No.206 (参考資料: まめっちょ1 全音楽譜出版社)
第21回、後半のワークショップです。
プログラム・後半
4)えんやらもものき
5)うちのせんだんのき
6)ねんねん(でんでん太鼓)
7)お気に入りの絵本紹介
*赤字をクリックするとわらべうたの動画が見れます
おかあさんのワークショップにだんだん慣れてきて、自分から前に出て大好きな絵本を紹介してくれましたよ。
ほほえましい眼差しです。
絵本は「たまごのあかちゃん」と「I can fly」でした。
どちらも異色ながら魅力的。知らない絵本をシェアするのは視野が広くなります。
同じ絵本でも読む人のキャラクターで、くりかえし聴けて観れるのは、わらべうたと同じ、おもしろいですね!!
来月のワークショップは、10月27日(日)の予定です。
第21回は、Tくんとおかあさんがワークショップに初参加です。
Tくん、浜の町のわらべうたに参加していた頃は、あかちゃんだったのです。
大きくなりました。「ひとやまこえて」をやる気いっぱいです。
プログラム・前半
1)ドドッコヤガイン
2)ココハ テックビと「明珠在掌」
3)ひとやまこえて
*赤字をクリックするとわらべうたが動画で見れます
島原復興アリーナで200名弱のわらべうた研修です。
保育のお仕事が終わってからの研修は、5日の19:30〜21:00まで。
資料を見ながらでなく、すぐに体をおもいっきり動かすあそびは笑い声や、拍手が起こりました。
広い体育館でびのびとができ、一番人気は、なかなかほいです。
この研修では、男の先生も参加です。うた声に幅ができて動きもダイナミックになりました。
島原に男の保育士さんが多いことはうれしいことです。
あやとりのおがどんなをされる姿はすっかりお父さん顔です。なごやかな良いシーンでした。
長崎のわらべうたを中心ご紹介しましたが、ねったかのこもりうたは 保育園でお昼寝の時にうたってほしいです。
帰り際に保育士の方々から、おもしろかったです!!と言われました。
わらべうたと出会っていただいてよかったです。
第20回は、雨日ながら島原からも参加されました。
おかあさんと一緒に、照れながら劇あそびができてうれしそうです。
プログラム
1)コーブロ コーブロ
2)ココハ テックビと「明珠在掌」
3)えんやらもものき
4)うちのせんだんのき
5)ひとやまこえて
6)ねんねん(でんでん太鼓)
*赤字をクリックするとわらべうたが動画で見れます
2)では、手のひら=掌(たなごころ)を4回つつき「明珠在掌・みょうじゅたなごころにあり」とプラスして唱えています。
これは禅のことばで、ほかと比べたりしないで、自身のもっているに宝に気づきなさいという尊い教えです。
久しぶりに、伝承お手玉やシャグリングも練習しました。継続が肝心ですね。
来月のワークショップは、9月22日(日)の予定です。
うた
ひとつ 日の出は 畑でおがめ ハア 富貴万福末繁盛
ふたつ 踏むほど 伸びるは麦よ ハア 富貴万福末繁盛
みっつ 見るなよ 上見りゃ星(欲し)だらけ ハア 富貴万福末繁盛
よっつ 夜業にゃ昔こうれし ハア 富貴万福末繁盛
いつつ 囲炉裏にゃ絶やすな火種 ハア 富貴万福末繁盛
むっつ むやみと妬むなとなり ハア 富貴万福末繁盛
ななつ 泣くより笑って暮らせ ハア 富貴万福末繁盛
やっつ 休むも仕事のうちよ ハア 富貴万福末繁盛
ここのつ 子めらはお家の宝 ハア 富貴万福末繁盛
とおで 徳をつみゃ 孫子に返る ハア 富貴万福末繁盛 ハア 富貴万福末繁盛
あそび
風船つきうたです。
きろく
数えうたを頭韻にした風船つきうた。福島の人が、人の道の教えをうたにした貴重なうたです。
うただけをうたっても歌詞の奥行きとふくらみがでるでしょう。
ひろく国内外に紹介したいうたです。 (わらべうた No.202)
(参考資料:ふくしまのわらべうた 児童図書館研究会福島支部編)
うた
ちんがらがったん ちんがらがったん おまえのうしろにだれがいる ◯◯ちゃん それはほんとにようあてた
あそび
鬼あてあそびです。
鬼が目をつむり輪の真ん中に座ります。外輪の子どもたちは手をつなぎ、うたいながら鬼のまわりを回ります。
「だれがいる」をうたい終わったら、止まって親役がひとりの子に、声だし「ちんがらがったん」を 合図します。
鬼は、声出しの子の名前を当てます。 当たったら手拍子しながら「それはほんとにようあてた」で鬼が交代、当てられたらなかったら もう一度、鬼をします。
きろく
諫早の立川久子さんに教えていただいたわらべうたです。むかし、諫早でも養蚕がさかんだったそうです。
ちんがらがったんは、繭から糸を引く時の糸繰りの擬音です。
他に、おなじような鬼あてうたは、「ひとまね こまね」があります。
どちらも、あそぶ仲間の声を聴きわけるあそびなので、初対面の子どもたちではむずかしいかもしれません。
なれた仲間たちでは、声色をかえて騙したりできるのがおもしろいですよ。
(2013年6月5日諫早・立川邸にて取材)わらべうた No.201
第19回のわらべうたワークショップです。
子どもさんも参加で、つかず離れずでおかあさんのひざに来たり、お絵かきをしたりとにぎやかでした。
やぎゅうげんいちろうの絵本、「おてらのつねこさん」はみんなの目線が一点に集中です。 ほんとうに松尾先生の十八番ですね。
プログラム
1)たなわたし
2)ココハ テックビ
3)メン メン スー スー
4)ももや ももや
5)おきゃがりこぼし
6)おうちの女中さん
7)ねんねん(でんでん太鼓)
ノースカロライナから帰省中のTさんの息子さんは、仲よいお友だちもできましたよ。わらべうたが好きになったそうです。
Tさん、息子くん。また、来年お会いしましょう!!
来月のワークショップは、8月25日(日)の予定です。
うた
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
オエビス ダイコク ドッチガ ヨカンべ ドウデモ コウデモ コッチガ ヨカンべ オススノ ス!!
鬼きめうたです。
数人が輪になり、それぞれ両手をグウの形(両こぶし)にします。
一人(親)がうたいながら人差し指で・の順に両こぶしを当てて行き、最後のスに当たった人が鬼になります。
きろく
エビスさんの言葉のあるわらべうたは、たくさんあります。
長崎は海に面する県です。エビスさんはなじみのある神様、たくさんうたいましょう!!
エビスさんは、七福神の中にある漁業の神様で福をもたらすとされています。
七福神は、恵比寿・大黒天・毘沙門天(びしゃもんてん)・弁財天(べんざいてん)・福禄寿(ふくろくじゅ)・寿老人 (じゅろうじん)・布袋(ほてい)です。
福をよびこむうたは、わらべうたの十八番かもしれないです。
7月3日に、長崎市保育会の研修会でわらべうたをしました。
保育士・看護師の乳児研修会は、若い先生方がたくさん参加。
わらべうたに馴染みがない方でも、明日から園や病院であそべるわらべうたのプログラムです。
プログラム *赤字をクリックするとわらべうたが動画で見れます。
1)羅漢(らかん)さん(長崎)
2)おちょず
3)おやゆびねむれ
4)ハナチャン
5)ギッコンバッタン(長崎)
6)たなばたのかみさんが
7)おきゃがり小法師(福島)
8)おうちの女中さん(長崎)
9)ねったか ねらんかと(長崎)
福島のわらべうた「おきゃがり小法師」では、みなさん自身が小法師になってみると、なかなか腹筋ストレッチで汗だくです。
すると、若い先生が「起き上がる時に膝を胸にくっつけると楽です!」とアドバイス。ほんと、ほんと、コロリンと起き上がれますよ。
子どもにも膝をかかえさせ丸い小法師にして、肩を押してコロリンとしたり あかちゃんは腕にかかえてゆっくり、ゆすってあげてもいいですね。
先日、長崎のあゆみ保育園で親子のイベントが2つありました。
0、1、2才児クラスは、親子わらべうた。年中、年長クラスは親子で給食をたべましょう会です。
わらべうたで輪になると、お父さんが内側に、お母さんは後ろにいます。
それに、あかちゃんを抱っこするお父さんが多かったんですよ。
プログラム
1)うみだよかわだよ
2)かれっこ
3)おちょず おちょず
4)ほたるたるたる
5)コーコハトウチャン
6)こりゃどこの
7)オヤユビ ネムレ
8)ねったかねらんかと
*赤字をクリックするとうたの解説と動画がみれます。
お父さんの腕のなかであかちゃんはスヤスヤ。子どもたちは、親と一緒に園内ですごせて、ワイワイとうれしそう。
前に出るお父さんの姿に、ほう〜っと感心しました。
若いお父さん、がんばってますね!!
第17回は、「饅頭ツアー」に参加された先生もいらっしゃったので「町で饅頭買うて」からです。
峠越えのしんどさにマッチした「かなうらざかに」、前回作ったピンポン玉人形をつかった「ひとりでさびし」もしました。
プログラム
1)町で饅頭買うて
2)かなうらざかに
3)なか なか ほい
4)ひとりでさびし
5)たけんこが
6)ほたる たるたる *赤字をクリックするとわらべうたが動画で見れます。
このごろ、先生方のご自慢の絵本、雲仙のおもちゃ屋さんのおもちゃ、などで盛り上がっています。
松尾先生は、やぎゅうげんいちろうの絵本が十八番。おもしろい!!
「おなべふこどもしんりょうじょ」に続き、今回は、「おてらのつねこさん」 赤と白の単色イラストが斬新です。読み手もスバラシイ。
河野先生は、「せんべ せんべ やけた」 いつも園で読みこんでいらっしゃるのでお得意です。
昭和のかんじがホンワカとするわらべうた絵本のご紹介でした。
わらべうた、わらべうたの絵本も充実してて楽しいワークショップでした。
次回は、6月30日(日)の予定です。