わらべうたとゆかいな日々
わらべうた 長崎のこと スモーク(くん製)

毎日、昼12時と夕方6時にお告げのマリア修道会の鐘が聴こえて来ます。

カ〜ン、カ〜ン、カ〜ン、と3つを3回それから連続16回?鳴るのです。
一体、どんなかと数えてみたら最後に16だったり、空耳か18だったり、11の時も。

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鳴らすのは機械でセットでしょうが、そのセットの仕方にはきっと意味が あるはずです。
そうなったらセットの内容を知りたいではありませんか!
毎日、毎日その恩寵に預っているのですから。

どんなに鳴るかクリアーにしたいと思って動画にとってみました。
もちろん、Recorderにも録りましたが、なかなか判然としなかったのです。
そこで、思い切って教会に電話して聞いてみましたら、とても丁寧に教えて頂きました。



最初の3回は”お告げの祈り”の祈りを唱える時の節目に鳴らすそうです。
でも、、、その後の連鐘は個人に任されているそうなんです。
当番になると一人で、毎日、昼夕2回を一週間務められるそうですよ。

私は、機械にセットされているものだと勘違いしていました。
打ち鳴らす動作は機械でもタイミングやフレーズは人間がしていたんです。
鳴らし方がセットされていない!!  驚きでした。
だから、回数がシスターによって違うし微妙なリズムのずれが有ったんですね。

その鐘の音を聴くと日々がほのぼのと安らぐのです。
今度から、カ〜ンと始まるとその音の先にシスターの姿や祈りが見えてきます。
音寵をありがとうございます。


今年は、初詣もしなかったので恵比寿さんにお参りに行こうと突然決めました。
恵比寿さん、今年も楽しい釣りができますように!と。

夕方から出かけたので、ついでにショアジギングもちょこっとできたらOK。
どうせ、寒いから1時間も持たないだろうし。

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深堀は昔から漁業や港で栄え、古くから云われのある街です。
彩りハデな恵比寿さんがあちこちにいらっしゃるのです。
手を合わせ、釣果が多になりますように!と身勝手な願かけをしました。

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さてさて、その願かけがなんと、すぐにご利益をうみました。
ゼロと思いきや釣れたんです!!  ちょこっとの時間で、それも松の内に。

ロッドがググ〜ンとUの字になるほど引きが強くて、、、わぁ、サワラかも?とドキドキ。
いやいや大エソでしたよ。  でかした!でかした! 満足です。

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先刻まで指先が冷たくなっていたのに、釣れたらあっと言う間に体がポッカポカ。
人間ってほんとにおかしなもんですね。

帰りに、ご利益を叶えて下さった恵比寿さんにお参りして帰りました。

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帰ってすぐさま、大エソ35センチは焼き魚にと開きにして塩をふりましたよ。
冷蔵庫で寝かせて、、、、白身でホンに上品な味なんですよ。

今年のショアジギングは立ち上がりが良さそうです。ガンバルぞ!!


お正月に珍しいというか、初めてのお菓子をもらいました。”ヘソ菓子”
何だかわからないけど縁起がよさそう。

私だけでしょうか?なんとも、懐かしい色使いと形なんですよ。
そうだぁ合点、このピンクとミドリの食紅が”そばこ豆”の中で書いたあめ細工の色です。 

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割って中を見ると、ピンクとミドリのへその緒がちゃあ〜んと中央の帯に通っていました。
クルリっと丸いデベソ、小さい空洞にも黒糖の飴が、、、まわりは一口香と同じ香ばしい味。
さっくりぼろっとしてて、甘さもほどよい駄菓子!!

”ヘソ菓子”の袋の裏には雲仙市国見町の牧瀬製菓とあります。
あらぁ〜、前にもらった国見町のサッカー最中を作っているお菓子屋さんでしたよ。
その”サッカーストライカーもなか”はボールの中にびっしりのあんこで美味しかったのでした。

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”ヘソ菓子”はどのくらいの大きさかって言うと、一口でパクリと食べられるサイズでした。
コンペイトウと比べてみてくださいね。
でも、牧瀬製菓のHPには”ヘソ菓子”は見当たりませんでしたよ。

長崎の何処に行ったら買えるのかかな? 欲しいからこんど聞いてみよう!


大晦日に紅白歌合戦を見ながらおせちを作りました。

TVを見ながら、、、ポチポチとおせちを作っては、、、歌を聞きながら娘が重箱に詰めます。

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40年ばかり前、大晦日に妹と派手なケンカをしたことを思い出します。
その年も大晦日なのに大掃除に忙しくて、実家はTVどころでない忙しなさでした。

すると、妹は「紅白は見たい」と。
私は「紅白なんか!!」とダメ宣言を下したのです。
それは大泣きのケンカで、紅白は見せなかったという苦い思い出があるのですよ。

ひどい姉だったネ! ごめんね、大いに反省。

おせちはTV見つつの家庭料理で十分。と思えるほど年月が経ち私は少しは丸くなりました。
おせち料理の由来などあまり構わないし、品数も出来なかったらそれも良しです。

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娘と2010年紅白ベスト5は?などと勝手に選曲。
「トイレの神様」は泣ける、桑田佳祐の「本当は怖い愛のロマンス」面白か!
福山雅治はカッコヨカ、「Monster」あみちゃんきっと見とるね、「天城越え」
演歌もよかね。

おまけに、twitterで。
「嵐の衣装 よく釣れそうな色だな」に「氷川きよしの衣装も釣れそうだで!」
(ショアジギングのルアーにつけたら釣れそうなギンギンな衣装だよ!)など。
TVやPCの前に行ったり台所に立ったりして、、、作ったおせちですよ。

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実家にはお屠蘇セットもあるのですが、、、我が家に無いものはしかたない。
代用で冨田良介さんの盃でお屠蘇を。

我が家では、作っても食べる人は少ないのですが、、、、
娘にお正月にはおせちを!の慣習を力を抜いて伝えたいのですよ。

元旦に備え重箱を出して詰めるってことだけでも十分ですね。



明けましておめでとうございます。
ことしも、どうぞよろしくお願い致します。

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長崎は大晦日の大雪がそのままで、また元旦の朝からパラパラと雪が降っていますよ。こんなお正月は初めて、雨が降ったり天気がイマイチで初日の出を見れない年もありました。

でも、バスも止まり雪で閉じこめられたのは記憶にありません。あ!年賀状も来ないかも?

まぁ、長崎でも山の上に住んでいるから下の街はちがってて車も動いている。なにせ、みんな驚く陸の孤島ですからね。

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うさぎさん、こんにちは。うさぎは私の干支、今年は還暦なんですよ。

ぴょんぴょん跳ねすぎて、変な穴蔵や道をまちがえたことは幾度も有りましたねぇ。

その時は、精一杯だったのでそれも吉。としよう。

日常のありがたさを忘れず、今年もゆかいにホッホホ〜と飛び跳ねましょう!!



今年も大晦日になりました。
長崎は昨夜からシ〜ンとした静けさが続いていましたが明けてみると、、、、わぁ大雪です。

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外は白銀の世界。朝早くから子どもたちがワアワアと雪だるまやカマクラづくり。
元気に雪合戦やそりすべりも始まりました。

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年内、長崎にこんなに雪が降ったのは久しぶり。
さぁさ!お節作りと思いますが、、、献立は立っても寒くて腰があがりません。

子どもたちもですが私も娘もなんだか大雪にウキウキして近くのスーパーに買出しです。
スーパーの広い駐車場はガッラガラ、前日は警備員2人でせわしなく車を誘導してたんですよ。

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でも、でっかいヒラメやはまちがドド〜ンと並んだお魚コーナーはさすがに賑わいでした。
結構高値ですよ、お正月料金でも売れるのでしょうね。お刺身にしたらおいしそうだなぁ。

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来年は、こんな青魚をバンバン釣るぞ!!
どこからか笑い声が、、、いやいや、この魚の半分のサイズで満足ですから。

そおっと釣りの神様に願をかけて。


先日、長崎歴史文化協会で越中哲也先生やみなさんとお昼ごはんを食べていた時の話です。

越中先生が夢の中でお告げがあり、宝くじを買って一億円当たった夢をみたそうです。
翌日、Hさんは先生の申し付け通り賑わっている浜の町で宝くじを購入。

へぇ〜、本当に!!先生購入されたんですね。  宝くじは当らないと思う私でしたが。

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それから食事中の話。 先生はいつものノリで「よかよか、1億円、当たっとやっけん、、、」
くんちの傘鉾代が二千万かかるなら、ぜ〜んぶ、出してやっさ!」 わぁ、豪気です。

先日の送り三味線の話しでは、先生は丸山も芸妓さん遊びも詳しくて
「芸妓と地方で三人は少なかぁ、三味線は二人はおらんば、弦の切れたらどうすっね。」

先生の企画で一月に芸妓さんをよんで賑やかに花月送別会をされるそうですが、、、、
花月に芸妓さんをよぉけ(たくさん)よぶ金ぐらい出してやる。よぉけ、よばんば!」
「よかよか、1億円、当たっとやっけん、、、」

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万事、このように「よかよか、一億円当たっとやっけん、出してやる!」です。

先生曰く。
「宝くじんごたっとは、当たっても自分で使こうたらいけんと!!み〜んな、寄付するごと
気前よく人の為に使わんば、いかんとさ。」

なるぼど。
「不意のお金は人を狂わせ不幸にする」と言われますが、この心意気なら皆の為になって
宝くじに当たった人もシヤワセになるでしょう。

年の瀬、ほのぼのといいお話でしたよ。


先日、娘が夏みかん?みたいな柑橘をもらってきました。
表面は黄色、ところどころミドリがかっていかにもスッパイですよって言ってます。

皮は指で剥くにはかたく、まずは包丁で切り目入れ皮をむいてパクリ。

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これが、びっくり!!の美味しさだったんです。
やわらかな香りにプチプチの実がなんと甘いんですよ。 すっぱさはぜ〜んぜんなくて。
すかさず娘に「これは何ていうみかん?」って、もらった状況を聞いても謎、謎、謎。

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丁度、新潟にみかんを送ろうとしていた矢先です。これがいい!!って思ったのでした。

でも、、、名前もわからずどうすればいいの?  まずは謎みかんを持って長与の農協へ。
訪ねてみれば、農協の指導員の方は即言で「これは、スウィート・スプリングですよ。」って。

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早速、長与の生産者・スウィート・スプリング農家を教えて下さいました。
その農家は、年季がたっている大きな松の樹がズズ〜ン伸びて圧倒される門構えの家でした。
中村さんは、スウィート・スプリングや他にみかん、キウイ畑まである大きな農家でしたよ。
お土産まで貰ってしまい、らっらら〜、うれしかったです。

この柑橘を長崎で知っている人は少ないでしょう。
マボロシの柑橘らしいんです。
生産者の中村さんも最初は食べなかったら、このスウィート・スプリング(八朔(はっさく)
上田温州(みかん)のかけ合わせ)が甘く美味しいとは判らなっかったとおっしゃてましたよ。

やっとこ探し当てたマボロシの柑橘を年内に新潟へも送ることができました。
それから、このスウィート・スプリングのファンになってしまい、そこここの人に試食させて
にこにこと悦に入っております。

ほんに美味しかとですよ!!


年の瀬も迫った日、たのんでいた雑誌 ”らく”を長崎歴史文化協会に取りに行きました。
今回は「旧外国人居留地をゆく」で表紙はブライアン・バークガフニさん。

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大きな美しい写真とシンプルな文章で長崎の人、物、歴史、場所、食物を紹介しています。
長崎の地元制作の雑誌ながら東京人にでも「どうですか?」って言えるカッコイイ雑誌です。

”らく”の横に”NAGASAKI Insight Guide”という本。あれっ、桃カステラだ!と本のカバーに
釘付けになりました。
みどりの帯には、長崎を知る77のキーワード。

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前々から、長崎人(じげもん)が家庭で作るちゃんぽんのレシピをblogにあげてくれと
息子に頼まれていたんです。
丁度、ここに食材がキチント出ているじゃん。こいは買わんば!と。



ぺらぺら・・とめくれば、ややっ!長崎くんちの龍踊りの写真に吸い込まれそうですよ。
くんちは本来は綺羅びやかな衣装や山車が色彩を競っている祭りです。
ところがそのページの写真は色を抑えてモノトーン風に龍の動きにピントをあわせてて、、、

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青龍、白龍の龍踊りを囲み固唾を呑んで見とれている長崎人の祭霊たちの姿。
異次元空間の舞台上で長崎人のくんち祭霊たちの望郷を見ているような迫力がありますよ。

企画・制作:ナガサキベイデザインセンター
監修:越中哲也 原田博二 ブライアン・バークガフニ 織田毅
アートディレクション:岡本 一宣

長崎のコトに興味がある方はどうぞ!  おもしろか本が講談社からでましたよ。

 

長崎にも雪がやってきました。

昨日はクリスマスでした。
聖夜から教会は雪の降る中ミサに来る人の出入りで活気がありました。

でも今朝は静か。

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教会・お告げのマリア修道会に入ったことはありませんが12時にいつもカ〜ン、
カ〜ン、カ〜ンと鐘の音が聴こえます。
ここは丘の上なので耳元まで鐘の音が響きます。  街中の雑音がないのですよ。

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子どもが指先を赤くさせて車の上に積もっている雪をかき集めています。
雪だるまを作りたいのでしょうが、しばらくすると声が聴こえなくなりました。
あきらめて家に入ったのでしょう。

雪雨まじりのボタン雪なので溶けてベチョベチョって、、、ざんねん。


「江戸時代ー長崎出島のクリスマス会」の晩餐会は、送り三味線で締めくくられました。

三味線、和太鼓、コンチキ(鉦・かね)のお囃子に唄いが流れ、なんとも粋なのですよ。
盃にお酒をつがれググ〜っと頂いて、一人ずつ送り三味線の風にのって帰れるって。

長崎の送り三味線 from yamada yukari on Vimeo.


本当に贅沢な締めくくりですよ。芸妓さん、地方さんお囃子の余韻がたまらない・・・・・。

この晩餐会に出なければ、江戸時代の出島のオランダ人の暮らしが解らなかったなぁ。
何を食べていたの? どんなものを聴いて、何を見ていたの?

タイムスリップした晩餐会は楽しく美味しいだけでなくて、江戸時代のカピタンや殿様と
同じ空間に居るありがたさ、出島への望想がじわ〜と身に染みわたって幸いでしたよ。

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「冬至を祝う晩餐会」という名に密かに変えてクリスマスを祝っていたオランダ人や隠れ
キリシタンのいた時代は終わりました。
一度変わってしまったら、人々は昔のことをみごとに忘れますね。

今は、商業市場のきらびやかで明るいクリスマスが当たり前。
プレゼント合戦、イベント、バーティーが連日続き街は車や人でごった返しです。


「江戸時代ー長崎出島のクリスマス」を紹介して6回目になりました。
楽しくて濃いイベントだったのでupしながら追体験しつつ、、ニヤリとなるんですよ。

こぼれ話は検番の美代菊さん。
晩餐会で名刺を頂いたのですが渡す時に芸妓さんは扇子に乗せて差し出すそうですよ。

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美代菊さんはあっけらかんとした、かわいい芸妓さんであこがれてこの道に進んだそうです。
正装、黒の裾引きに高島田の姿は21歳には見えませんね。 まるでお人形さんみたいです。

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ひょんなことでblogの話になりipadをとり出すと「私もblogしてるんですよ」って仲間ですよ。
早速、ipadを手に取り「geko 美代菊」を紹介してくれました。

芸妓さんとipad from yamada yukari on Vimeo.


カピタン部屋でサササッてipadを使う芸妓さんって何だか面白い光景でしたよ。
ipadを持って行っててほんに良かったとですよ!!


「出島大宴会」の前には見学の一般人たちにプレ・イベントがありました。
ヴァイオリン、フルート演奏、オペラのお披露目でカピタンが日常に暮らしていた畳敷の
カピタン居間で演奏されたんですよ。

自然光が柔らかく落ち着いた室内で、お殿様も目をパチクリして観てただろう洋樂が目の前
で聴けて皆さんタイムスリップされたでしょう。

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その上、晩餐会の前に特別に長崎検番の芸妓踊りも披露されてプレ・イベントとしては豪華な
顔ぶれでびっくりでした。



今はクリスマスは当たり前の風潮ですが、江戸時代の長崎出島内でもご法度だったのです。
でも、出島内で暮らすオランダ人は食事も祭り事も大変苦心していましたね。

禁教のクリスマス祝いを「冬至会」「お正月会」とカモフラージュするとはみごとに
郷に入れば郷に従えっていう知恵でしょうか?
きっと、当時のオランダ通詞の計らいも多大なものだったんでしょう。

たまたまプレ・イベントに居合わせた見学の人たちは、わぁ〜、出島ではこんなのが
平常あるのだ!と勘違いしたかもしれませんね。


「出島大宴会」は全3回あったのですがその都度、検番にいる芸妓さんは替わりました。

最終回は、長崎検番・総芸者数21名の内から、鹿の子さん と美代菊さんの芸妓さんと 地方の(じかた:唄や三味線)るり羽さんが黒紋付の姿で登場。

鹿の子さん
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鹿の子さんは小柄で踊りがお上手でした。 前イベントのオペラをきちんと正座して聴いていらした姿は美しかったです。

鹿の子さんを写真に撮りたいと贔屓の方がいらしていましたよ。

美代菊さん
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検番に初ういしい風を吹き込んだ21歳の美代菊さんは黒紋付がピッタリと決まって まるでお人形さんみたいですね。 おちゃめで活発な芸妓さんです。

後方にスラリと立っている方は、地方のるり羽さんです。 美人で粋に三味線や唄をうたわれる姿はかっこいいんです。華がありました。

長崎の思案橋から山の手に入って行くと長崎検番や料亭花月などがある丸山があります。 そこの丸山音頭です。



長崎には、「くんち」という大きなお祭りがあります。 そのお祭りの時に「もう一度!・アンコール」という意味のかけ声「モッテコーイ」 を囃して再演をたのみます。この双方の掛け合いや引き具合いが面白いんですよ。

しかし、踊りの「モッテコーイ」は正しくは「ショモーヤレー」と囃します。 晩餐会では、「モッテコーイ」も「ショモーヤレー」、、、片や「モッテカエレー」なども でて賑やかな宴会でした。

長崎の南にある島原半島の中央に温泉で有名な雲仙があります。湯の街の手ぬぐいにみたてた布を粋に振りながら踊る雲仙音頭です。



晩餐会の踊りは、「長崎ぶらぶら節」「浜節」「丸山音頭」「雲仙音頭」「もみじの橋」と お座敷遊びの豪華版でしたよ。

カピタン部屋に「ショモーヤレー」、「ショモーヤレー」の声が響いていました。



出島阿蘭陀料理のことをターフル料理ともいい、ターフルとはテーブルというオランダ語です。

18日の晩餐会メニューは、当時のオランダ冬至(クリスマス)又は旧正月などに出されていた
料理を再現、アレンジしたものでした。

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料理は、ベストウェスタンプレミアホテル。料理長は吉川慈さんでした。

一言でいうと、みんな美味しかったでんすよ。
当時の事だからってあまり期待しないでいたら、、、、どれも美味しくて赤、白ワインを
グ〜っと飲みながら、全部ペロリって頂いてしましました。 満足しましたよ。

一品目:(ニシン)のマリネと鰻(ウナギ)の燻製
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当時オランダの料理にオードブルというのはなかったそうで吉川さんのイメージされた
アレンジ料理でした。
私は、鰊は新潟で身欠きニシンと大根煮でよく食べてたのですが長崎では珍しい魚です。
鰊は油がのってるのでマリネも、ウナギも燻製にするとオードブルになりますね。
珍しくどちら意外性があって美味。

二品目:鶏のスープとふかひれのスープ
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本来は、ツバメの巣とチキンのすり身らしいのですが、アレンジでチキンスープに野菜と
ツバメの巣→フカヒレにされたそうです。  暖かくてまろやかな味でしたよ。

三品目:鯛の赤ワイン煮、ほうれん草の炒め、じゃがいものバター煮
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これが、美味しかったぁ!!
最初、この大きさで肉厚な鯛!の赤ワイン煮であるとは思わずお肉だと勘違いしましたよ。
ワインの渋味や香りが鯛とよくあっててパクパク頂きました。さすが、料理長ですね。

甘酒パン
甘酒麹を使ったパンと天然酵母を使ったパン2種類でした。
イースト菌ではなくてもふわりとしているパンでバターをつけて頂きました。

四品目:牛肉とオニオンの酸味煮
すみません、食べる前に撮るはずが、、、、食欲に負けました。
牛肉はトロケるように柔らかく、ワインビネガーの酸味と玉ねぎの甘さとミックスされてて
良かったですね。

五品目:骨付きイベリコ豚のソテー、人参のバター醤油煮、カブのバター煮
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骨付きではなく、食べやすく柔らかい程よい油がのった高級ロースハムって味。
冬の季節、カブは美味しいのでバター煮でもgoodだなぁと家の献立に取り入れますね。

六品目:洋なしのワイン煮、シナモンケーキ、水出しコーヒー
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シフォンケーキを軽くした様なシナモンケーキ、ラ・フランスの白ワイン煮と水出しコーヒー
で締めくくりでした。
由緒正しいカピタン部屋の晩餐会は、どれも、どれも、美味しかったですよ。
行って、本当によかった、よかった。

会場準備や料理、給仕、接待して下さったお膳立てのみな様に感謝です。

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