わらべうたとゆかいな日々
わらべうた 長崎のこと スモーク(くん製)

先日、3年ぶりにワークショップをこじんまりと教室で始めました。

子どもさんを連れての6名、計7名の参加。会場を借りて、プロジェクターやマイクなどを準備しなくていいので、こじんまりは和気あいあいです。島原からおいでの先生方は、遠路はるばる車を運転されるより近くに国鉄・浦上駅があるので、歩いて来れて良いかもしれません。

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プログラム
1)チュチ チュチ チュチナ(長崎・0歳児のあそび)
2)オヤユビ ネムレ    (0歳〜小学生・指あそび)
3)おうちの女中さん    (長崎・セッセセあそび)

お手玉つくり→おひとつ〜(長崎・よせ玉あそび)

4)やまこえで かわこえで (福島・きつねあそび)
5)酒屋ごご        (長崎・こもりうた)
6)わたしのみいや=ねんねのじかんよ(ロシヤのこもりうた)

他にも、お気に入りな絵本を紹介しあいましょう!!ということで、絵本「おこだでませんように」を松尾先生が読みきかせして下さいました。それぞれ、お気に入りの絵本を持ち寄って、紹介しあうのも見聞が広くなって面白いと思います。

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次回は、わらべうたの他にカリンバにもチャレンジしましょう!!とオリジナルのカリンバを注文することになりました。お昼寝の時にやさしいオルゴールに似た音を聴かせたいよね!!と先生方は、このアフリカ生まれの楽器にもチャレンジされます。

もちろん!! お昼寝の時にピッタリのこもりうたも、お手玉伝承・よせ玉を「あら〜、タイミングの難しか!!」などと わぁ〜わぁ〜・・練習しましたよ。楽しいワークショップでした。



2007年に、長崎県の北部にある北松浦郡佐々町の末永君代さんに教えて頂いた”お手玉(よせ玉)あそび”を紹介します。

以前、わらべうたblogの一つとして昔あそびも動画で紹介していました。なんと、youtubeにアップしてきたあそびの動画200個あまりの中でダントツNo.1はこの”お手玉(よせ玉)あそび”でした。再生回数15,615回にもなってて!!・・もう、びっくりです。



アカウントを別にしていたので・・・こんな数になってるなんて知らなかったんです。これだけの数が再生されたことは、知りたい人のニーズがあるってことでしょうね。そこで、新たな気持で「こじんまりワークショップ」でこの”お手玉(よせ玉)あそび”の伝承を本格的にやんなきゃ!!とワクワクしています。

お手玉(よせ玉)遊びの順序
1)おひとつ
2)おふたつ
3)おひだり
4)だりわかれ
5)お手つき、玉よせ
6)お手のせ
7)おちりんこ
8)おかえし
9)小さい橋
10)おおきい橋
11)おしまい

また、再生回数が0からですが・・youtubeの画質が前より良くなったので再アップにしてみました。
伝承して下さった末永君代さんに感謝です。 本当に!! 有難うございました。



9月9日のまなび野・わらべうたに、NBCラジオの吉田まちこさんが取材にいらっしゃいました。

今日もおめかししたUちゃんとE君が一番乗り。二人で仲良く手がつなげるようになった所をパチリ。まなび野のみんなは、来月でもう1年経ちます。わらべうたで順番がくるのを待ったり、 お気に入りのボールをゆずったり出来るようになったんですよ!! すくすく育っていてうれしいですね。

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取材は、うたっている声音やおかあさん方にインタビューもあって賑やかなわらべうたでした。それぞれ、おかあさんは肌身でわらべうたの良さを解ってて・・しっかりと話されていましたよ。ヨカッタ!!です。

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まちこさんは、NBCラジオ「まちこさんと岡本くんの土曜はギューッと」のパーソナリティで長年の友だちです。20数年前に、仕事や子育てをしながら、児童心理学専門の友だちを招いて”子どもの成長の勉強会”をしていた四人仲間の一人でしたよ。

わらべうたの「うみだよかわだよ」・「かれっこ やいて」・沖縄の「やんばらのふねが」・長崎市(旧西彼杵郡外海町)の黒崎地区のこもりうた「ねったか ねらんかと」を録音されました。

明日、10日の朝9時からのNBCラジオの生番組に、どんなギューッとな編集で登場するのでしょうか!! 放送予定の10:05分ごろが楽しみです。



長与町の公民館で、新生児を過ぎて乳児の4ヶ月〜6ヶ月のかわいい男の子ばかりが集まりました。

大河君の家に、この春3月生まれたムー君つながりで5組の親子さんたちでした。それぞれ兄弟の2番目、3番目の赤ちゃんたちで、出産を控えた7ヶ月長与町役場の保健師さんも参加されましたよ。

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プログラム

「あっかとばい」:赤いお手玉を見せて
「チューチュー」:体であそぶ
「メンメン スースー」:顔あそび
「おちょず おちょず」:手あそび
「どんぶかっか」   :お風呂でうたおう
「おつきさま」:季節のうた
「酒屋ごごねんねの じかんよ」:長崎のこもりうた&ロシアのこもりうた

最後の集合写真では・・赤ちゃんたちは眠たくなってグズリ始め・・あわててパチリです。
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最近、ひとりっ子のご家庭が多いかな?と思いきや、今回のように三兄弟、四兄弟の賑やかな家族が増えて、 それこそ、ガンバルおかあさん!!たちです。今日のうたを一つでも覚えてあそんでみて下さいね!!

楽しいつながりで、わらべうたにおいで下さって有難うございました。当日の写真はここです。



うた

かれっこ  やいて  とっくらきゃして やいて しょうゆ つけて たべたら うまかろ



あそび

しぐさあそびです。

「かれっこやいて」で両手をかざし、魚を焼くしぐさをしながら4回上下します。「とっくらきゃして やいて」で手をひっくり返し4回上下して、「醤油つけて」で手のひらを人差し指で4回うち、「食べたら うまかろ」でほほを両手でなでます。

きろく

わらべうたのなかでも定番のあそびです。

前回のかれっこ2のあかちゃんはYさん3番目のお子さんUちゃんです。お姉ちゃんもわらべうたであそび、7年たって妹もわらべうたで育て始められるのは、うれしいことです。

今回のかれっこ3は、2から10ヶ月経ちました。目をクリクリさせて聴いていた、前回2のUちゃんは、しぐさもしっかり真似てうたもうたうようになりました。このあそびが始まるとニコッとして自信たっぷりです。すくすく育っていくのが楽しみですね。 かれっっこ1は5年前の2006年3月です。

しぐさと節がシンプルなのであかちゃんをひざに抱っこして手をそえてうたえます。すると、あかちゃんはだんだんまねっこをし始めます。かれっこ(魚のこと)だけでなく、せんべや餅、ホットケーキなどと替えうたもしていきます。

他に”あっとばい”では、2歳位から順番が待てるようになったら、ひも付き棒を使い 目あき魚のぬいぐるみでメザシをつくります。たくさんのメザシをみんなで焼いて食べるあそびもします。

(参考資料 わらべうたであそぼう 明治図書)



うた

イモノ ニタノ サンマノ シオヤキ ゴボウノ ムシタノ ナナクサ ハクサイ キュウリ トウナス



あそび

数えうたです。重ねカップを積み立ててあそびます。

きろく

”あっかとばい”では1、2歳は、手伝いながら重ねカップを積み立てていくあそびにしています。少し大きくなったら、みんなの前で唱えながら一人で上手に積み立てられるかの構築あそびとその後、崩す破壊あそびにしています。

子どもは、気持ちよく豪快にバ〜ンと破壊するのが楽しそう、崩した後にまたカップを拾い集めます。そしてまた構築のくり返しです。

今回のNちゃんは、もうすぐ2歳です。お兄ちゃんが手伝ってくれて、カップを重ねていく時にニコッとうれしそうですね。 2006年のイモノ ニタノ No.83は、3歳位ですので人前でして見せてます。



うた

やんばらのふねが たきぎこつんで ぎしてぎし ぎしてぎし
おおなみこなみ いりふねでふね しくてしく しくてしく



あそび

しぐさあそびです。
二人が向かいあって座り、腕を伸ばし手をつなぎ舟こぎをしながらうたう。
数人で舟こぎのしぐさでうたう。

きろく

舟こぎあそびはたくさんありますが、これは沖縄のうたです。昔、沖縄本島の北部の地方の山原(やんばら又は、やんばるという)山のたきぎを船につんで、海辺の人に売ってたそうです。焚き木を海産物や塩と交換したのかもしれませんね。

やんばらの ふねが No.84は、竿を数人で一列に座り持ち舟こぎあそびにしています。今回は、棒を持って年齢がはなれているお兄ちゃんたちがヨチヨチ歩きの妹たちに合わせて歩いてくれました。

うたの節が「やんばらの」の「の」で急に下がり「ふねが」の「が」で急に上がります。子どもはうたえなくてもかまわないのですがそれを聴いて裏声になる落差がとても面白いらしく子どもは大好きです。
(参考資料: 目あそび 手あそび 足あそび 草土文化)


2011年6月に、あゆみ保育園でわらべうたを子どもたちとあそびました。

一ヶ月後、先生たちが忘れないように!と子どもの午睡中にアフター園内研修です。 わらべうたは、カンタンだったのですぐうたえると思うと・・・アララだったそうです。

「アレ!お昼寝から起きたら、先生たちが”やんばらのふね”ばしとる!!」と、子どもたち。「そうそう、先生たちはおサライ中なんだよ!!」と。

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おとなは、右から左にす〜と抜けていくのですよ。でも、子どもは耳でばっちり、キャッチしてすぐにうたえます。好奇心モリモリですから。

わらべうたは、身体を使ってず〜っとくり返し、くり返しあそびをするんです。そうすると・・・だんだん楽しくなってきてトリコになっちゃう!!

それに、”やんばらのふね” は声がひっくりかえるのも魅力的なんです。うたいつづけると、トリコになる沖縄のわらべうたです。


長崎市のけやき台団地にあるあゆみ保育園でわらべうたをしました。

前回は、お誕生会を兼ねてのあそびで。 今日は3回目、保育中のわらべうたです。
年長さん24名と年中さんたちで・・50名ぐらい参加でした。

プログラム

1)らかんさんがそろたら
2)町でまんじゅうこうて
3)やんばらのふねが
4)やまこえでかわこえで
5)うえからしたから

舟こぎ「やんばらのふねが」は、沖縄のわらべうたです。
4,5人で長い棒をもち、船漕ぎしながら部屋コーナーを回る時が・・・ココがポイント。

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あらら、直進で舟漕ぎ止まる・・すると船頭役の女の子が端っこに指図してるんですよ。
その知恵で、グルグル部屋中を回れます。 おぉ!!よくできたね。
この年齢だと、オシャマな女の子が同じ男の子よりハキハキしているんですね。

終わってから、園長先生と初めてお会いしました。 同い年でいらっしゃいました。
保育園の成り立ちのビックリ話。 昭和30年代のこと・・・話が盛り上がったんすよ!!

保育園の昼食までいただいて・・・おいしかった!アットホームな保育園です。
おごちそうさまでした。


東京の坂野さんから聴かせてもらいました素朴なネパールの鈴です。

丸っこいお団子の形です。 音がよく聴くとレとドになるのですね。
面白いなぁ・・・わらべうたは、レとドの音が多いから歌当てあそびにピッタリです。



またまた、「おじさん おばさん」と「もぐらどんのおやどかね」を鳴らしてもらいました。
本当に「もぐらどん」は、プランター・コテッジのテーマ曲に良いですね!!

あれれ、、、「もぐらどん」はよくあそぶのに私は記録していなかった! 宿題ですね。
それにしても、アトレの雑踏の中で坂野さんのライブはgoodでした。

東京で最後の日の実りの多いこと!!   ありがたいです。

*参考に坂野さんの音たち。 その1 その2 その3  その4 です。


東京の坂野さんに聴かせていただいた手作り楽器・水カンリンバです。

もっと、、静かな所で聴きたかったのですが生憎の雨と時間が足りず、、、。
吉祥寺のアトレの雑踏の中でした。  これも、、吉です。



スチール缶を4本つなぎ、中央の2本に水が入ってて外側2本は蓋に切れ目(弁)があります。
そのスチール弁をはじくとパァン、ポン、パコ・・・さまざまな音とプクプク・・水の音。

気軽にも沖縄のわらべうた”なみ なみ わん わちゃ ” までうたっていただきましたよ。
手作りながらとても面白い音ですね。

珍しい手作りの楽器をレクチャーしてもらって本当に吉です。
坂野さんの音たち。その1 その2 その3・・・まだつづきます。

私の知らない世界や面白い音をありがとうございます。


音たち。 その 3は、アフリカ生まれの民族楽器・カリンバのご紹介です。

先月坂野さんが、くださった”とうさく工房”のカリンバはかわいい楽器でした。
そのカリンバは、チューニング出来るような小枝で作った色鉛筆がついていて まさに、
オルゴールのような音です。

坂野さんに、またひと味ちがうカリンバを紹介してもらいましたよ。

丸い半分のボール形で、リード(鉄線でつまびく長さがちがう)が長〜いんです。
両手で持つと丸い背にゴムがついていて固定でき、、穴が2つ開いています。



その穴を指でふさいだり、開けたりしたら、、、、音がゆらぐのです。

小さいけれどふしぎなうねり音が、ワォワォワァ〜ン、ワォワォワァ〜ンと聴こえてきて
あかちゃんがかすかに話す喃語(なんご)みたい!!

坂野さんに、たくさんの面白い民族楽器を見せてもらい、聴かせてもらってうれしかった!!
”音たち。ープランターコティジ編ー”ありがとうございました。

またのちほど、”音たち。ーアトレ編ー”をご紹介しますね。


音たち。 その2は、目次伯光さん作の素晴らしい口琴ご紹介です。
それがは、小さいのですが、、、鉄製でずっしりと重く桐の箱に収まっていました。

びゅ〜ぃん、びゅ〜ぃんともの悲しいような繊細な音です。
口にくわえてつま弾くと、、口腔で響き脳まで振動が伝わりそうですね。



坂野さんは、特別に注文して作ってもらった大事な楽器だそうです。
長崎でもこの口琴は見せていただいたのですが、、、音は聴いていなかったんです。

国立市のプランター・コティッジ中で、空気のふるえ、音のゆらぎを楽しむように
演奏してくださいました。
心にジ〜ンとくる音をありがとうございました。


東京の国立にあるプランター・コティッジでステキ”音たち”に出会いました。
それを紹介してくださったのは長崎に饅頭ツアーでいらした坂野さんです。

音の案内人の坂野さんから教えていただいた”音たち”をご紹介していきますね。
まずは、三弁口琴:ベトナムの金属製の口琴です。



びゅ〜ん、びゅ〜んと羽が振れ合い、、、ふるえる音が鳴ります。
大きい、ハッキリした音ではないゆらぎの奏でる音は素朴で気持ちがなごみますね。

口琴って、本当に口の空洞つくりだす音なのですね。
まだまだ、、、坂野さんに紹介していただいた”音たち”が登場しますよ。


うた

やまこえで かわこえで コンコンさま いだがい いだぞい
なにしてだい 「いまながしで ほねかじってた」 ウワー いやしこ いやしこ

やまこえで かわこえで コンコンさま いだがい いだぞい
なにしてだい いまにかいで おけしょうしてだ ウワー おしゃれこ おしゃれこ

やまこえで かわこえで コンコンさま いだがい いねぞい
どこさいったい やまさいった うそ しっぽがみえる アレ てもみえる
アレ ピクピク みみがうごく みつかったな つかむぞー ワーイ ワーイ ワーイ・・・



あそび

1)しぐさと問答のある鬼ごっこ(追いかけっこ)あそびです。

数人の子どもが手をつなぎ輪を作ります。キツネ一人(鬼)をきめます。
外輪の子どもたちが歩きながらしぐさをしてキツネ鬼と問答をうたいます。

最後のキツネ鬼の「つかむぞー」でいっせいに逃げます。
キツネにつかまった者が次の鬼に代わります。

2)他に、人形劇風にして歌ってあそんだりもできます。

きろく

福島のわらべうたです。

方言が長崎とはずいぶん違って面白いので、前回は人形劇で2)のあそびを紹介しました。
今回、1)を「饅頭ツアー」その3 本田邸・わらべうたでワアワアとあそびました。

東日本大震災に会われた福島の東洋学園を訪問した時も、このあそびをしました。
本場の福島の方々は長崎弁なまりの福島弁がどうだったかな?と思いますが、、、
やはり、鬼ごっこは外で走りまわるのが面白いです。

みんな、キャーキャーいいながら逃げるのが速いので捕まえるのが、、ふうふうですよ。
この本田邸の庭はちょうど良い広さで鬼ごっこにはピッタリ。

古くて落ち着きがあるので、子どもたちの懐かしい思い出の場所になるとうれしいです。

(参考資料:わらべうた 岩波書店)

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