わらべうたとゆかいな日々
わらべうた 長崎のこと スモーク(くん製)

今の考古館は全面石造り。でも、昭和36年ごろは正面は木造で側面が鉄の窓が付いている石倉で大きな建物でした。 当時の商館跡の大門の前に立つ私と妹です。

「そうこ」の内部は当時ガランとして一階にはおくんちの山車。他に、出島に保管されている物がゴロンゴロンと置いてありました。 そこは、子どもの目には暗くばかデカい未知の空間でした。

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私は「そうこ」が父の居る場所とわかっていたので恐ろしくなかったのです。でも、弟は悪いことをするとオシオキに「そうこ」に入れられるか、出島の中で一番大きい松の樹にくくられていました。
かわいそうな「そうこ」に入れられた弟を救い出すのはいつも妹。

昭和37年の冬は、軒下にはツララが20センチも下がり、雪もたくさん降りました。出島の庭に積もった雪で大きな雪だるまを作って遊んだのです。このころは寒かった!!

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手や足にはシモヤケができ、練炭の炬燵に入るとカユくてたまらない時代でした。