わらべうたとゆかいな日々
わらべうた 長崎のこと スモーク(くん製)

10月19日に長崎オランダ商館跡地のことについて出島復元整備室に行ってきました。

元々、この出島の中で育った私は出島時代が忘れられません。
その時代、昭和30年頃から約55年を過ぎてどのように変わっていったのかを知りたかったのです。

学芸員の山口さんや室長の馬見塚さんは丁寧に資料などをだして下さり昔の出島内に住んで
いらした方々の事も教えてくださいりました。

出島航空写真平成18年8月22日撮影

ああ、やっぱり出島に住んでいたときのお隣は漬物屋さんだったんです。
松本漬物屋さんのお宅の川に面した一室もお借りしていた記憶がよみがえりました。

重い倉庫の扉を開けると、かなり広いガランとした薄暗い土間がひろがり漬物の香りが
ぷ〜んとしていたんでした。
その土間を横切って川に面した部屋に入るのですが、通る時は明かりをつけずに
ソロソロとした足どりだったんです。

ひんやりと薄暗いのは漬物屋さんの倉庫だったからですね。 今になって納得しました。


出島史跡整備計画図


扇形の出島内にあったお酒屋さん、質屋さん、倉庫、商社、塗装店、病院、長崎新聞社などは
2001年(平成13年)に全て完全公有化になって出島内から出て行ったそうです。
それは、前年の2000年の日蘭交流400年事業をめざしての取り組みだったそうです。

室長の馬見塚さんに、松本漬物屋さんをご紹介してもらったので出島の原風景を
探っていけるかもしれません。 私にとってはワクワクする旅です。