第5回は、あいおいニッセイ同和損保の社長・鈴木久仁さんの「現場力の発揮と経営トップの在り方」でした。
もくじ
1,損保保険とは
2,東日本大震災の被害状況と地震保険
3,現場力
4,経営のトップのマネジメント
5,震災対応での気づき
私にとって分り易かったのは、東日本大震災でエピソードをまじえてのお話。その中からランダムですがおもしろかったものを紹介します。
*平常は現場の損害調査・事故原因の調査をしてから手続きをして支払うもの。 でも危機になった時はルールを超えることをトップは決断する。
全壊の家屋を一軒づつ調査するのでなく、早い時期に航空写真で判断して一括支払いをしたそうです。
*一刻も速く保険金を支払う。
鈴木さんは、この危機で今、損保の道を誤ると100年信用が失くなると即決断して 「鬼のように払え」と指揮したそうです。
3.11震災で支払った保険金1兆1,849億円(解決件数・98.6% 2011.11.24時点)
*多額の保険金を支払うことで保険業界が潰れるのでは?不安を解消するために情報を発信したそう。その情報発信をTV番組の中で毎日続けたそうです。
つづく。