わらべうたとゆかいな日々
わらべうた 長崎のこと スモーク(くん製)

大三東の祭り鼻だごさんで、初めてむかごをいただきました。

ポクリとしててちっこい里芋の食感。美味しかった!!

茹でたむかごはポクポクとおやつに、お酒のつまみになりそうです。

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お接待のおにぎり三種にも、むかごおにぎりがありました。

タクアン、味噌、むかごおにぎりは、祭りで神輿をかつぐ人たちが力がでるようにと塩分補給の知恵がつまっています。

シラス入りむかごおにぎりは、自宅の庭でとったものだそうで栄養のバランス満点です。

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いただいたゴウヤの酢の物、唐揚げ、煮玉子、お漬物とおにぎり3個。ぜんぶ美味でしたよ!!

充分すぎるお接待をうけて、楽しかったです。

ありがとうございました。



8月末の諫早市の小長井の田んぼです。

シャンとした稲から1週間で穂が立っている。みごとな一列。

この穂はできたてホヤホヤ。だからまっすぐに立っていられるのですね。

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今からだんだん土からの養分をたくわえ、実になる。

そして、ずっしりとなって穂が頭をたれていく。実りの秋。

この深い苗色をみると元気がでます。



この祭りのために里帰りされたご家族に会いました。

お孫さんのケイ君は、すでにお下りの時に無病息災のおまじない墨をぬられて、おばあちゃんと一休み中。

もの心がつかないので何がなんだか判らない、、、ニコリ顔です。

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しかし、お上りでまたケイ君は鼻だごさんに会ってしまった!!

あらら、こんどは、つかまってワァァ、と泣きだしました。

いっぺんに恐ろしさが湧きでたんでしょうね。

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ほかでも、4、5歳の子が鼻だごさんにぬられて、ワァワァ泣いています。

お母さんにしがみついて離れません。白い服のお母さんもペラリと。

私も手にぬってもらいました。もちろん黒い服を着ていきましたよ。

こんなおもしろい祭りはずっと残したいですね!!



大三東(おおみさき)の祭りのハイライトです。

鼻だごさん=いかめしい天狗の面の若者鬼。この鬼が二匹、村じゅうを駆けまわり、子どもの顔に墨をぬります。

鼻だごさんは足が速く、子どもは、ワァァ、、と一目散に逃げかくれる。

そして、見つかり捕まると容赦なく墨をぬりたくられる!! 

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鼻だごさん役は足の速い若者でしょうが、中高校生は必死で逃げるから速いこと、速いこと。

目の前を猛スピードで逃げて、それをダダダッと追いかける鬼姿は圧巻でした。

昔は家の中まで土足であがって来るので、子どもたちはトイレにかくれたそうです。



今は子どもにターゲットですが、昔は沿道の大人たちも無病息災のおまじないでぬられたそうです。

墨ではなくかまど(竈)の灰だったそう。祭りは黒い服じゃなきゃいけませんね。

浮立やお稚児さんもお下り、お上りして味わい深いお祭りです。



長崎県島原市の大三東(おおみさき)の祭りです。

これは、台風が来るころに風よけ祭として年に一回。有明町大三東三ツ沢村八幡神社に伝わる神事だそうです。

こんな小さな祭りがホッコリしてて、すばらしかったです。



長崎市内から車で約2時間。念願かなって祭りにでかけました。

当地にお住まいの先生から聞いていた以上に、おもしろかった!!

町のみなさんが総出で祭りを盛り上げていますよ。


八幡神社
長崎県島原市有明町大三東乙907



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ー程よい甘味と酸味、ジューシーなりんごです。 長野県産ーのしおりにさそわれて、新種のりんごを 買ってみました。

この夏あかりは「さんさ」と「陽光」の交配種だそうです。

赤いりんごの果肉は白くサクサクでおいしかった!!

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長崎のように海に近接しない長野は、盆地や山が多い県です。

長野県は、プルーン、ネクタリン、ブルーベリーの収穫量が全国トップ。

続いて、りんご、ぶどう アンズ もも 西洋ナシもダントツ。長野は、くだもの県なんですね。

夏あかり、おいしかったからまた買いますよ。



第20回は、雨日ながら島原からも参加されました。

おかあさんと一緒に、照れながら劇あそびができてうれしそうです。

プログラム
1)コーブロ コーブロ
2)ココハ テックビと「明珠在掌」
3)えんやらもものき
4)うちのせんだんのき
5)ひとやまこえて
6)ねんねん(でんでん太鼓)
*赤字をクリックするとわらべうたが動画で見れます

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2)では、手のひら=掌(たなごころ)を4回つつき「明珠在掌・みょうじゅたなごころにあり」とプラスして唱えています。

これは禅のことばで、ほかと比べたりしないで、自身のもっているに宝に気づきなさいという尊い教えです。

久しぶりに、伝承お手玉やシャグリングも練習しました。継続が肝心ですね。

来月のワークショップは、9月22日(日)の予定です。



「どうにかこの夏もおわりそうですね」

「ことしは暑かった!! ボク、リックもやっとのりきれました」

「あいかわらず目はみえませんが、ちょっぴり食欲もでてきましたよ」

「心配をおかけしましたね」

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「この夏はお兄ちゃんたちにも会えたし、ヨカッタ〜」

「おとうさん、おかあさんもいるし、あなたにもあえてウレシイ」

と、リック君は言った・・ようです。



定番の長崎手帖は、明治・大正・昭和のこぼれ話がたくさん書かれています。

その中から一つ。外浦町(ほかうらまち)は、長崎県庁の付近のむかしの町名です。
明治18年にコレラが流行した時、死者の棺は二人でかつぎで、五社山の下の焼き場まで運んでいたのですが、その棺が通る町内では、町ごとに音火矢をポンポン鳴らしていました。子どもの頃のことなので、盆が来たように喜びましたが、実はコレラがその町に侵入してくるのを防ぐためのマジナイであったそうです。(外浦町 中村清治)

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長崎のお盆の時の花火、爆竹、音火矢(ヤビヤ)は、お墓まいりや精霊流しにかかせません。

びっくりするほどの派手な爆竹音や、ヒュ〜っと音を出して上る音火矢は、魔除けのためです。私もお盆の時だけだと思っていました。

でも、明治の長崎には、棺を二人でかついで通るなど疫病が流行り、死者と隣合わせの危うい暮らしがあったんですね。

第十六回は、長崎手帖No.7・8合冊号のかながしら〜茶のみ話〜長崎の雨〜長崎の匂いまででした。



天気が心配された夏祭りがおわりました。

今夏、焼きそば隊はガンバッテ380食をつくりました。

私は、赤の半ぺんを15個、きみどり4個、揚げかんぼこの注文と準備役。

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さてさて、焼きそばができると、手早くプラスチックトレーに盛る役もします。

去年まではトングを使っていたけれど間に合わない!! 熱いのなんのって言ってられない。

そこで、今年は厚手のビニール手袋で盛っていきましたよ。でも、ポッポと指先が熱っかたです。

みんなの協力で今年も楽しく町内のお祭りできました。

ヨカッタ、ヨカッタ、ごくろうさま。



長崎市保育会の南部ブロック研究会がはじまりました。

2年間にわたり保育園でわらべうたをあそんで研究発表するという長期研究会。

各園から1名の参加、19名が南部市民センターに集まりました。

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前もって保育士さんにアンケートをとり、希望のあそびを研究します。

希望は、1)四季に応じたもの 2)年齢に応じたもの 3)郷土・長崎ならではのもの 4)その他でした。

保育士さんのニーズに合ったわらべうたの道すじをきめました。2年後に市内のブロック別研究発表が各20分ほどだそうです。

これからが楽しみな研究会です。



うた

ねったか ねらん かあ と まくらに きけば よ お まくら もの ゆう にゃあ ねた と ゆうた



長崎の外海の子もりうたです。ゆっくりとうたってあげましょう。

きろく

長崎の外海の森ユキさん、山口オキさんから伝えて頂いた子もりうたです。

昔、外海の人々は貧しく生活に追われていたそうです。

子どもがぐずって寝ないと、別のうたで「ねんねした子の かわいさ みぞさ 起きて泣く子の 面(つら)憎さ 面憎い子は 茶釜に入れて 松葉おりくべて ゆで殺せ」があったそうです。

今のように、子どもにかまっていられなかった時代をうかがわせます。

当時は、子どもは夜早く寝ないと大変なことになるぞ!という おどかしみたいなものがあったのでしょうね。

コンビニやテレビなど無かった時代は、親も子も早寝、早起きだった事でしょう。

そんな背景があった頃のうたですので、枕がものを申すとは何とも面白い詞ですし 節も美しいと思います。

ぜひ、長崎の子もりうたとして伝えていきたいと思います。
わらべうた No.204 No.157

(2004年10月16日 黒崎にて取材)



8月に入った諫早市の小長井の田んぼです。

山ぎわにはポッカリと白い雲。きょうも暑くなりそうな朝の始まりです。

7月は、幼い稲だったのに強い日差しに負けずのびていました。

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諫早は、青々とした田んぼがいたるところに広がっています。

すり鉢状の長崎市内と風景がガラリとかわり、たのもしい穀倉地帯。

小長井のこの稲の育ちを目にすると、じわっと顔がほころびます。

台風にあわないように大きくなあれ!!



ことしは、暑さがきびしい。こんな時はジェラートです。

ブルーベリーに、一口コーンのお味見はカフェラテ。酸っぱさと濃厚さのコンビにしました。おいしかった!!

それに6月には、TOLGA cafeでBamboo cafeのアイスクリームにであいました。これもバツグン味でした。

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近所のアリタ浦上店は、カフェのように小洒落ていませんが、裏手に専用パーキングがあります。

その横に室内じゃないけど隠れスポットが。テーブルもイスもありますよ。

どうも例年同じのを選んでる気がするな〜。

アリタ浦上店
長崎市目覚町5-23
TEL:095-860-0008
営業時間:AM10:00~PM9:00 年中無休



うた

ひとつ  日の出は 畑でおがめ    ハア 富貴万福末繁盛
ふたつ  踏むほど 伸びるは麦よ   ハア 富貴万福末繁盛
みっつ  見るなよ 上見りゃ星(欲し)だらけ ハア 富貴万福末繁盛
よっつ  夜業にゃ昔こうれし    ハア 富貴万福末繁盛
いつつ  囲炉裏にゃ絶やすな火種  ハア 富貴万福末繁盛
むっつ  むやみと妬むなとなり   ハア 富貴万福末繁盛
ななつ  泣くより笑って暮らせ   ハア 富貴万福末繁盛
やっつ  休むも仕事のうちよ    ハア 富貴万福末繁盛
ここのつ 子めらはお家の宝     ハア 富貴万福末繁盛
とおで  徳をつみゃ 孫子に返る  ハア 富貴万福末繁盛 ハア 富貴万福末繁盛



あそび 

風船つきうたです。

きろく

数えうたを頭韻にした風船つきうた。福島の人が、人の道の教えをうたにした貴重なうたです。

うただけをうたっても歌詞の奥行きとふくらみがでるでしょう。

ひろく国内外に紹介したいうたです。  (わらべうた No.202)

(参考資料:ふくしまのわらべうた 児童図書館研究会福島支部編)


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