わらべうたとゆかいな日々
わらべうた 長崎のこと スモーク(くん製)

貸してもらった本がとても面白かったのでご紹介します。
「まっくらな中での対話」 茂木健一郎withダイアログ・イン・ザ・ダーク です。

茂木さんは、1999年、日本で初めて開催された「ダイヤログ・イン・ザ・ダーク」に参加。
2009年に2度目の体験をし、その進化に驚く。
視覚障害者が、どう世界を認識し、外界からの情報を処理しているのかに、強い感心を抱く。
とあります。

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又、本の紹介文には、「ダイヤログ・イン・ザ・ダーク」
1989年にドイツで生まれた、真っ暗闇のソーシャル・エンターテイメント。
参加者は完全に光を遮断した空間の中へ、何人かとグループを組んで入り暗闇のエキスパート
であるアテンド(視覚障害者)のサポートのもと、中を探検し、様々なシーンを体験する。

これまでに、世界30ヵ国・約100都市で開催され、600万人以上が参加。
1999年からは日本でも毎年開催され、約7万人が体験している。
http://www.dialoginthedark.com/ と記されてあります。

私は、これと同じような体験を2002年の奈良、京都の旅行でしたことがあるんです。
京都の清水寺に随求堂「胎内めぐり」というのがあるんです。
「胎内めぐり」は、まさしく胎内に居たら、、、を体験できて印象に残っていました。

お堂は地下は真っ暗闇で、その中を「大数珠」の手すりをつたって曲がりながら潜って。
真っ暗闇をソロソロと手探りで歩みますが、奥の梵字の書かれた塔には光がありました。

それから帰路は、また真っ暗闇を通って出口へと進み、、、、でも、トンネルを通過する
という感覚で時間も短くあっけなかったのです。

でも、「ダイヤログ・イン・ザ・ダーク」は完全な暗闇空間に入って体験するイベント。
空間という広がりと、何かのアクションを自分でしたり、数人の人が一緒だったり、
アテンド=付き添って世話をする人がいたりとか、体験場面も時間もずいぶん違います。

正直に言うとこのイベントは、興味深々、恐ろしい、どうなるか?不安の気持ちが、、、。
でも、2002年の京都の清水寺の短い体験から9年経ちました。

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奈良・法隆寺の夢殿 しだれ桜 2002年

私は、今年、2011年に還暦を迎えます。
「生まれた時に帰る」ってことでしょうから、、暗闇のグレードアップを体験しようかなと。

今春の東京イベントの一つにしようっと!!   ワクワク、、どきどき、、はらはら、、。