長崎では昭和30年代、子どもが行くような図書館はありませんでした。
その当時は、リヤカーで古着や雑貨と一緒に古本も売っていたんです。母に本を買ってもらって題名を覚えているのは「夾竹桃の花咲けば」でした。
その本はもう手元にはなく、県立図書館に行ったらわかるかもと行ってみました。 すると、蔵書庫から探してもらった本は、すごく古いんです。びっくり!!
古いはずです。佐藤愛子が母の時代だから、そのお父さんの佐藤紅緑の本ですもの。 記憶ではカラーの表紙だったような?・・少女クラブの昭和5年7月号〜昭和6年6月号。
多分、母が若い時に読んだ本を娘に!と買ってくれたのでしょうね。 どんなストーリーか覚えていないんですが、でも・・・嬉しかったのは確かです。
ちなみに、今でも母は佐藤愛子の本の大ファンです。