わらべうたとゆかいな日々
わらべうた 長崎のこと スモーク(くん製)

50年前に摘んだ 四つ葉のクローバーは、大切に”やさしき御母”の本に挟んでとっています。

子ども心に四つ葉のクローバーを見つけると幸せになると思って。
クローバーを見つけるとワァって小躍りするように一日が満たされていました。

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摘んだ場所も覚えています。 ピアノの先生のお屋敷の広い庭。
ハッキリとした情景が、、、、そのお屋敷はアーチ型の石門がスクッと建っていて、それを
くぐって階段を登ると右手に大きな庭があったのです。

その庭の中央に、石造りの路がお屋敷まで伸びていて両脇に野の花や花壇がありました。

2台のグランドピアノがドド〜ンとある応接間でのレッスン。
私は落ちこぼれな存在だったので、優等生がピアノのレッスンをしている時はいつも外庭で
遊んでいるように!と言われていました。
ヨカッタ! 外だ! 

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ピアノの部屋で、縮こまってお行儀よくレッスンを拝聴するより嬉しかったんですよ。
どう見てもピアノ向きな子どもではなかったんですね。

その昔、先生は東京へ。
通った坂道は旧道になってしまい、お屋敷は大きなマンションに様変わりしていましたよ。

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挟んでいた本”やさしき御母”も昭和30年頃の本です。
当時、ボロ屋のおじさんが何でもリヤカーで売ってて、母に買ってもらった本でした。
ビックリ、、、この古本も半世紀も経ったのですから。

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ピアノに行く時は足取り重く、、、長い坂道をトボトボ、、、、暗い面持ちで。
帰りは「ラッララ〜、終わったよ!」と。

レッスン帰りに、野球ボールチョコ1個買って頬ばるのが楽しみな子でしたよ。